校長ブログR6
昨年大変好評でしたので、今年も地元大下條の園児さんをお呼びし、阿南高校を探検しました。
生徒たちは、園児一人一人について回りサポートしました。
広い広い体育館で体を思いっきり動かしました。
音楽室で思い思いに音を楽しむ園児たち
静かに図書館で絵本を
最後は生徒が作ったメダルをお土産に「お見送り」
引率くださった大下条保育園の保育士の先生方、ありがとうございました。来年もぜひお越しください。
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昨日の午前は授業公開と郷土芸能鑑賞会が、そして午後は、同窓会の皆さんと本校生徒会役員・教職員との「意見交流会(懇談会)」を、この夏同窓会で整備していただいた同窓会室(仮称)で行いました。(昨年度(R5)の意見交流会の様子はこちら)
生徒は新旧の生徒会役員から3名(旧生徒会長と議長、新生徒会長)参加し、生徒会役員を経験して良かったこと苦労したこと、学んだことや自身の成長したことなどを、そして、新生徒会長からは今後の豊富などを語りました。同窓会の方々からは日頃感じている母校への熱い思いや、後輩(在校生)に向けての励ましや人生の先輩としてのアドバイスをいただきました。
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今日は3連休初日ではありますが、本校は登校日。授業公開と郷土芸能鑑賞会が行われました。台風から変わった温帯低気圧の影響で、昨晩からの雨で足元の大変悪い中、多くの保護者や地域、同窓会の皆様方にご来校いただき、ありがとうございました。
3年介護総合演習、2年日本史探究、3年数学特論Ⅲ
授業公開後は「郷土芸鑑賞会」です。本校の郷土芸能鑑賞会ですが、PTAとの連携のもと、毎年秋に開催しております阿南高校の歴史ある伝統的な行事です。昭和60年(1985年)から40年近く続けられています。
学校のある阿南町周辺の町村には、国の無形民族文化財や一昨年ユネスコ世界文化遺産に登録された郷土芸能の数々が伝承されている郷土芸能の宝庫です。今年は「新野の雪まつり」の鑑賞です。
はじめに生徒『郷土芸の同好会』による「新野の盆踊り」と「新野の雪まつり」です。
「新野の雪まつり」は、古典芸能のルーツとされ、田楽・舞楽・神楽・猿楽、田遊びなどの日本の古代芸能が徹夜で繰り広げられ、雪を豊年の吉兆とみて田畑の実りを願う祭です。毎年冬の1月14日に執り行われてます。平成27年(2015年)に発足した我が校の郷土芸能同好会でも保存会のみなさんのご指導やご協力を受け、地域や全国大会にて「新野の盆踊り」と「新野の雪まつり」を披露ささていただいてます。
・本場新野の方々(保存会の皆様)による順の舞(ずんのまい)を披露
・茂登喜(もどき)の演技です。最高神「幸法」の演技を補う役目
・手綱さばきで本物の馬のようにみせる競馬(きょうまん)の舞
・2年生の音楽で2ヶ月練習を重ねてきた「泰阜太鼓」を披露
保存会の皆様をはじめ、多くの方にご協力・ご指導いただき、ありがとうございました。
今日の鑑賞会を通して、伝統芸能の息づくこの深く美しい文化と自然豊かな故郷を、いつまでも愛しみ大切にしていって欲しいと願っています。
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2年生は研修旅行(修学旅行)で九州に、1年生は進路研修で愛知県にそれぞれ行っている中、残った3年生は学年行事で奉仕活動として校内の清掃などを行いました。
体育館のパイプ椅子の清掃を行いました。
体育館ステージ下の引き出しに式用のパイプ椅子を収納しています。卒業式や入学式などの準備の時、収納している引き出し内のほこりやゴミが気になるのですが、他の準備などもあり「また今度」とスルーしまいがちで、長年のほこりやゴミが溜まっています。今回3年生に掃除をしてもらい、これで気持ちよく式等が迎えられます。ありがとうございます。椅子も丁寧に拭いてもらいました。
こちらの作業は、本校創立3年後の昭和28年に発足した「阿南高校漕艇(ボート)部」で活躍し、現在体育館入り口脇に展示しているボート「りゅうな(流那)」のペンキ塗りです。
漕艇(ボート)の練習の場でもあった平岡ダムのダム湖が土砂の堆積によって使用が難しくなり、漕艇部は昭和60年に静かに幕を閉じました。この30年の間に、県代表としてインターハイに20回近く、国体にも10回出場するなど、“漕艇阿南ありき”として県内外に名を成しました。
本校のOBで漕艇(ボート)部員でもあった、現在3学年主任の宮島先生(福祉科)の発案と指導のもと、3年生徒がペンキ塗りを行いました。
今日はあいにくの雨模様でペンキも乾きにくい日でしたが、無事塗り終え綺麗な姿に蘇りました。地域や同窓生のみなさん、またよかったら美しく蘇った「りゅうな(流那)」をご覧にご来校ください。
== 追記 ==
翌朝(10.24)の信濃毎日新聞朝刊の地域「中南信」紙面に、旧漕艇部OBと生徒でボート「流那(りゅうな)」の塗り直しを行っている様子が記載されました。
信濃毎日新聞デジタル
「廃部から40年、落ち葉が積もっていたボートがよみがえった 阿南高校の旧漕艇部OBと生徒が塗り直し」
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2年生が研修旅行(修学旅行)に行っている日を使って、1年生は進路研修に出かけました。今朝、集合場所の川路駅にてお見送りをしました。
今年も愛知県の大学と企業に行きます。午前の大学見学は名城大学へ、午後は朝日プリンテック(株)の企業見学です。お昼は大学の学食(名城食堂)にて大学生気分を味わいます。
名城大のキャンパスツアーでは、大学の講義室や図書館などの他に、2014年ノーベル物理学賞を受賞した赤崎教授と天野教授、2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野教授の功績(研究活動)を展示されている「ノーベル記念展示室」を見学するかと思います。また、在学の大学生からキャンパスライフなどについて話を聴く予定です。
午後に見学する企業“朝日プリンテック(株)“は朝日新聞のグループ企業で、全国に7工場あり、朝日新聞を日々印刷を行っている総合印刷会社です。印刷のプロセスや技術といった、普段見ることがない印刷物の裏側を間近で体験してきてください。機械まかせの中でも、人の技術や経験が、どのようなところで生かされ、働いているかを学ぶなど、将来の職業選択や進路決定に役立てて欲しいと思います。
帰りは16:40 JR川路駅に到着する予定です。(飯田方面17:53・温田方面17:43)
行ってらっしゃい!
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阿南町大下條の町道沿いの暗くて湿気のある路肩で、とてもインパクトのある白いブラシのような花を見つけました。「サラシナショウマ(晒菜升麻)」です。
小さな花が密集しており、この写真の花も20cmは超え、大きいものだと30cmぐらいになるそうで、かなり大型で存在感のある花です。パッと見、理科室にある(白い)試験管ブラシみたいです。
この「サラシナショウマ(晒菜升麻)」、春はこの若芽を茹でて山菜として食べることができるそうです。しかし、苦味がありその苦味を消すため水にさらしたことから「晒し菜」。そして、この植物の根が解熱やむくみを抑える生薬「しょうま(升麻)」として利用されてきたことから「サラシナショウマ(晒菜升麻)」と名がついたそうです。
美しい花(を鑑賞する)だけでなく、葉は山菜として、根は漢方薬としても大活躍の植物なんですね。
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目を引く鮮やかな青紫色で、凛とした姿の佇まいの花を見つけました。日本の秋を代表する花の一つ、そして、長野県の花でもある「リンドウ(竜胆)」です。
長野県の花として昭和41年に制定されたそうで、今は自生していたものを品種改良し切り花として栽培もされており、我々長野県民にとっては馴染み深い花(植物)です。
このリンドウ、漢字で書くと「竜胆」、素直に読めば“リュウタン”ですね。“リュウタン”は生薬の一種で、このリンドウの根が主原料だそうです。ですので、元々は竜胆(リュウタン)が訛ってリンドウ(竜胆)になったと言われてます。ちなみに生薬の“リュウタン”はとても苦く、漢方の胃腸薬などに使われてきたそうです。
このリンドウ、日を受けると開き、夜は閉じます。見つけた今日(10月19日)は小雨が降る空模様でしたため、開いている花と閉じている花が混在しておりました。
また、リンドウの花ですが拡大してみてください。ポツポツと斑点がみられますね。なんか病気なのかなと思いきや、調べてみると、この斑点の部分には葉緑体をあり、すなわち、光合成をしているそうです。一般に植物の花では光合成をしません。高校生物の授業では、表皮細胞には葉緑体は持たないと学びますが、リンドウの花の表皮細胞には葉緑体があり、とても珍しいことなんです。
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昨年に引き続き、今年も「阿南町大商工祭」のイベントに本校の3クラブが参加し、町民のみなさんやお祭りに訪れた方々に日頃の活動成果を披露しました。(昨年の様子はこちらで)
郷土芸能同好会の「新野の雪まつり」と「新野の盆踊り」です。
次はダンス部によるリズミカルなダンスを披露
最後は吹奏楽部の演奏です。ダンス部とのコラボもありました。
今日は、阿南高生の活動成果や活動内容を地域の方々にアピールするとても良き機会となり、ありがとうございました。交流を通して会場に訪れたみなさんに、若者のエネルギーと活気が伝われば幸いです。
最後に恒例の餅投げが行われました。
たくさん拾い、お家へのお土産ができました。
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10月20日からの研修旅行に向けての結団式を行いました。
いよいよですね。
九州へは10月21日(月)に中部国際空港(セントレア)より飛行機で長崎空港へ入る予定ですが、早朝の搭乗となるため、前日の20日(月)午後にこちらをバスにて出発し、空港近くのホテルに泊まります。
旅程(概略)は下記の予定です。(詳細については学校からのしおり等をご覧ください。)
10/20(月) 15:00川路駅出発==〈三遠南信・中央道〉==ホテル(泊)
10/21(火) ホテル・・セントレア✈︎ ✈︎ ✈︎長崎空港==平和祈念公園=昼食=原爆資料館(平和学習)==ハウステンボス・・ホテル(泊)
10/22(水) ホテル==長崎判別行動(出島・大浦天主堂・中華街・グラバー園など)==ホテル(泊)
10/23(水) ホテル==太宰府天満宮==博多駅(買い物他)+++〈新幹線〉+++名古屋駅==〈中央道〉==川路駅到着19:25
今日の結団式では学年主任より、出発前の最終確認や諸注意、明日の朝の荷物の搬送などについて説明がありました。
3泊4日の北九州への研修旅行(修学旅行)、学びと楽しみが詰まった特別な時間となる事でしょう。これまでの準備を活かし、仲間と一緒に協力し合って、心に残る旅行にしてください。訪れる北九州の文化や歴史、食べ物や空気感などをしっかり胸に刻んできてください。そして、一回り成長し、みなさんが笑顔で無事に帰ってくることを心から願っています。
それでは楽しい旅を! いってらっしゃい!
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保護者のみなさんへ
旅行中、生徒の様子などをホームページの「在校生・保護者の方へ」の「2年研修旅行日記R6」にアップしていきます。ご覧いただけたら幸いです。
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来月11月24日(日)下條村のコスモホールにて、下條村の伝統芸能として約300年伝承されてきた「下條歌舞伎」の公演が開かれます。本校1年生の齋藤 翔(かける)さんと大塩龍琢(りゅうたく)さんが出演するということで、校長室に報告兼案内に訪れてくれました。
二人はもちろん下條村出身で、翔さんは小学1年生から下條歌舞伎を始めて今年で10年になります。ちなみに翔さんのお父さん・妹さんも下條歌舞伎に出演するされるようです。龍琢さんは翔さんに勧められて中3より始めたそうです。二人は下條村こども歌舞伎教室に所属し、現在、来月の公演に向けての仕上げ段階だそうで、熱心に練習に励んでいるとの事でした。
この下條歌舞伎公演、11月24日(日)午後の13時より開演です。
当日のスケジュールは
13:00 和太鼓アーティストのアート・リーさんによる和太鼓パフォーマンス
13:40 下條歌舞伎保存会による「松王屋敷」
14:50 歌舞伎化粧講座
15:40 下條村こども歌舞伎教室による「寺子屋」
17:00 公演終了
入場無料で事前予約は不要
実況解説用のイヤホンは有料(¥1,000)で貸し出すそうです。また、道の駅「信濃路下條」などではオリジナルグッズ販売もされているようです。
(下條歌舞伎 公式サイトより)
詳細は下條村観光協会のHPをご覧ください。
このような公演は、地域の伝統芸能を未来へと繋げる大切な役割を果たしています。若い皆さんの情熱ある演技は、多くの人々を感動させ、地域の誇りを再確認すること思います。自信を持って舞台に立ち、そして心から楽しんでください。
頑張って! 応援しています!
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当日来場ができない方用にYouTubeでのLive配信も行っているそうです。
■通常配信 https://www.youtube.com/live/g4fMumepktk
■解説付き配信 https://www.youtube.com/live/nPHpW8EOqK4
(おくだ健太郎氏の解説付き)
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この時期(10月上旬)、路側や河川敷、空き地などの至る所で一面黄色の花が咲いています。背が高く泡ののように細かな小さな花が咲いていることから「セイタカアワダチソウ」と呼ばれる、北米原産の帰化植物です。こちらはやたら増え、刈っても刈っても伸びる厄介な植物です。 元々、日本にはアワダチソウと呼ばれる、秋を代表する見た目も上品さを感じる植物があります。今回紹介する植物、「アキノキリンソウ(秋の麒麟草)」(キク科)です。
阿南町大下条の町道(?)の道路脇でひっそり咲いているのを見つけました。前段のセイタカアワダチソウはこの花から命名されています。(アワダチソウはアキノキリンソウの別名)
じゃぁ、「秋の麒麟草」の命名はと言うと、葉が(厚めで乾燥に強い)多肉質で、草丈は低めの「キリンソウ(麒麟草)」(ベンケイソウ科)の花に似ていることから「秋の麒麟草」と名がついたそうです。似ているのは黄色の細かな小さな花を咲かせるくらいで、花期(花の咲く時期)や生息域、葉・茎も全く似ておらず、当然分類上の科も異なります。
植物(花)の名は、その背景や物語(ストーリー)が様々あって、奥深く興味深いものです。
アキノキリンソウはかつての里山の風景の一部で、素朴で親しまれてきました。それが近年では、身近で見つけるのがやっとになってきています。(開発が進んでいない山に入れば、林道などではまだ残っています。)
いつまでも秋の風物詩として、愛していきたいものですね。
(セイダカアワダチソウに負けるな!)
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この前(10月10日)のコシオガマと同じく泰阜村我科に向かう道路脇で見つけました。
男郎花と書いて「オトコエシ」と呼ぶ、日本の秋を代表する花の一つです。
このオトコエシ、秋の七草の一つで黄色の花を咲かせ、お盆のお供え(お盆花)などにも利用されている「オミナエシ(女郎花)」と同じ仲間(科・属)です。オミナエシに比べ葉や茎に毛が多く、大きく男性的ことからオトコエシ(男郎花)と名付けられたと言われています。
細かな小さな花を咲かせる白い花は他にも見られますが、こちら花が終わった後のタネ(実)が、写真のようにとても特徴的です。
うちわのような羽根の中に丸い花のタネが見えます。このうちわで少しでも遠くに種を飛ばそうとする工夫の一つですね。
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昨日10月10日(木)、下伊那南部地区議員会を代表して、南部5町村(売木村、下條村、阿南町、泰阜村、天龍村)の議長さん方が来校され、串原会長(下條村議会議長)様より「阿南高等学校の存続について」の提言書を拝受いたしました。
県が示してきました高校改革再編・整備計画の「中山間地存立校の基準」は現在留保され再検討されることになりました。地域からもこのように阿南高校の存続を強く願っていただき、我々学校としても、更に地域の皆様方と連携を深め、阿南高校の特色や魅力を高めて行くよう、全力で取り組んでいきたいと思います。
引き続きご支援・ご協力をお願いいたします。昨日はありがとうございました。
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阿南高校の天竜川対岸の泰阜我科に向かう道路脇で、ひっそりと咲いている小さくピンク色の可愛らしい花を見つけました。
シオガマギクに似ていて小型なことからと名付けられた「コシオガマ(小塩竈)」です。
草丈は20cm程度でしたが、50cmを超えるものもあるそうです。このコシオガマ、他の普通の植物と同じように葉を持ち、光合成をして栄養を作ることもできるのですが、可愛らしい姿とは裏腹に、自己の根が弱く他の植物の根から養分や水分をもらっている植物で、半寄生植物だそうです。
(おまけ シオガマギクの名の由来)
ちなみにシオガマとは海水から熱して塩を取るための塩竈のことです。“浜で美しいは塩竈”(古い歌曲にあるそうです)から転じて(洒落て)、葉まで美しい植物だから「シオガマギク」と名がついたそうです。キク(菊)とついたのは、葉が菊に似ているそうです。(実際はあまり似ているとは思いませんが、、、)
何ともややこしいネーミングですね。
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小川や沼沢、水田の用水路などの水辺の“溝(みぞ)“に群生しており、花や葉がソバ(蕎麦)に似ていることから「ミゾソバ」と命名。別名の「ウシノヒタイ(牛の額)」は葉の形が牛の顔に似ていることからそう呼ばれることもあります。
花に鮮やかさはありませんが、小さくやわらかなピンク色をしており、近寄って見ると、枝先に米粒ほどの小さな花が10数個集まって咲いています。
金平糖のようで、なかなか可愛げのある美しい花です。
一方、茎や葉には小さな小さなトゲ(棘)があり、触れるとザラっと、やすりに触れたような引っ掛かりがあります。似たような植物に「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」があり、花はミゾソバと本当そっくりです。茎や葉には同じようにトゲがありますが、こちらの方がトゲが鋭く、うっかり触れると痛いくらいです。葉の形が牛の顔形でなく三角形なのが同定(分類)のポイントです。ママコノシリヌグイは「トゲソバ」という別名でも呼ばれています。