校長ブログR7
1年生は進路行事として大学・企業見学、2年生は研修旅行に出かけています。そんな本日(10月23日)爽やかな秋晴れの空の下、3年生は阿南町内で地域の方々とともに清掃活動とスポーツ交流を行いました。地元に根ざした活動を通じて、地域とのつながりを深める一日となりました。
・朝の昇降口前で町内清掃出発前の打ち合わせ

朝学校に集合後、3班(新野エリア・社協エリア・学校エリア)に分かれて町内のゴミ拾いを実施。タイヤや壊れた炊飯器など、思いがけないゴミも見つかり、生徒たちは驚きながらも真剣に取り組みました。
町内清掃(ゴミ拾い)後、阿南町町民体育館に移動し、スポーツ交流を実施。定番のマレットゴルフに加え、ボッチャ(カーリングに似た、目標球に向かってボールを投げる室内スポーツ)、モルック(ボウリングのように、木の棒を投げてピンを倒し、得点を競う北欧のゲーム)にも挑戦。初めての競技に戸惑いながらも、地域の方々と笑顔で楽しむ姿が印象的でした。
・マレットゴルフ

・ボッチャ

・モルック

活動の締めくくりは、地域の皆様と一緒にパチリ。笑顔があふれる集合写真に、今日の思い出がぎゅっと詰まっています。

今日の活動を通して、地域の方々とふれあいながら、自分たちの住む町を見つめ直す機会になったのではないでしょうか。
みなさん、今日の体験からどんなことを感じましたか?
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今朝も川路駅に来ています。1年生が名城大学天白キャンパスとトヨタ会館への進路見学に出発しました。

進学や就職を現実的な課題として捉え、将来の可能性を広げるきっかけとなることを願って、毎年この時期(2年生の研修旅行中)に実施している行事です。

昨日の雨も上がり、秋の澄んだ空の下、制服姿の生徒たちがバスに乗り込む姿に、今日の学びへの期待が感じられました。名城大学では学びの場の空気に触れ、トヨタ会館では企業と社会とのつながりを実感することで、進路への期待や視野がきっと広がることでしょう。また、社会の一員としての立ち振る舞いや身だしなみ、マナー、団体行動の大切さも学ぶ良い機会でもあります。
生徒一人ひとりが、未来をデザインする力に繋がる、実り多き一日となることを心から期待しています。
君たちの中で、今日の進路見学を通して芽生える「未来へのヒント」は何かな?
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本日、阿南高校では1年生を対象に進路講話を実施しました。

講師は平成19年度卒業生の吉岡光多朗さん。現在30歳半ば、社会福祉法人ひだまりの郷あなん 放課後等デイサービスひなたぼっこで児童発達支援管理責任者として活躍されています。
高校卒業後は大学でスポーツ健康科学を学び、野球部にも所属。卒業後は地元に戻り、福祉の現場で子どもたちの支援に尽力されています。
高校時代は3年間クラスルーム長(学級長)を務め、野球部ではキャプテンとしてチームを牽引。私が阿南高校に赴任していた頃の在校生でもあり、明朗でとても責任感の強い生徒だったことをよく覚えています。

講話では、高校時代に力を入れていたこと(野球だったそうです。)、進路を決めたタイミング、そして日々の過ごし方について、率直に語ってくださいました。等身大の先輩からの話に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾け、講話は終始温かな雰囲気に包まれていました。
印象的だったのは、講話の最後に語られたメッセージです。
自分を大事にしてほしい。
悲しい時、嬉しい時、なぜそう感じるかを考える。自分に向き合う時間が大切です。
高校生だからこそ、いろんな体験・挑戦・失敗をしてほしい。
失敗の中に“コツ”がある。うまくいかないことがわかったら、それは前進。ポジティブに捉えてください。
とにかく行動すること。まず何かをやってみる。
自分が動かなければ何も始まりません。社会人に必要なのは“すぐ動ける人”です。

吉岡さんの言葉には、現場で子どもたちと向き合う日々の実感と、高校生への深い願いが込められていました。
あなたが今、挑戦してみたいことは何ですか?
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今朝は北風も強く冷え込みました(12℃)。

早朝6時前、JR飯田線の川路駅。 まだ静けさが残る中、各地からのバスに乗車した生徒たちが一旦ここに集結し、(名古屋までの)バスに乗り込みました。生徒たちの顔は「これから始まる旅」への期待と興奮に満ち溢れ、朝早いにもかかわらず元気いっぱいでした。

目指す先はは、広島、神戸、そして大阪を巡る2泊3日の「学び」と「思い出」の旅です。前日の「結団式」で、この旅の意義を再確認しました。
【広島】では、平和記念公園・原爆ドームを訪れ、「平和への強い決意」と「命の尊さ」を学びます。被爆者の方の貴重な講話を直接聴く経験は、生徒たちの心に深く刻まれるでしょう。
【神戸】では、「人と防災未来センター」を訪れ、「人を助けるのは人である」といった震災の教訓に向き合います。
最終日の【大阪】ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、最高の仲間とかけがえのない思い出を作ってくれることでしょう。
結団式で伝えたメッセージ、「過去から学び、現在を楽しみ、そこから未来を創っていってほしい。」この旅を通して多くの「気づき」を得て、一回り大きく成長して帰ってきてくれることを心から願っています。

実りある旅を、そして、元気な報告を待っています!
●詳細については学校からのしおりをご覧ください。
10/21(火)
6:00川路駅出発==〈三遠南信・中央道〉==名古屋駅==のぞみ==広島駅==広島平和祈念公園(資料館・昼食・慰霊碑・原爆ドーム・被曝体験講話)==ホテル(泊)
10/22(水)
ホテル==広島駅==のぞみ==新神戸駅==人と防災未来センター==昼食==メモリアルパーク・神戸海洋博物館 他・ハーバーランドumie散策==ホテル(泊)
10/23(木)
ホテル==USJ==〈中央道等〉==川路駅到着19:50(予定)
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今朝は大きな荷物を抱えた生徒たちが元気に登校。事前に荷物を学校から送る準備も整い、旅の始まりを感じさせる一日となりました。

放課後、2年生の研修旅行(修学旅行)に向けた「結団式」を行いました。旅の目的や係の役割、注意点など、出発前の最終確認を行いました。

生徒たちは話に耳を傾けながらも、明日から始まる旅への期待に笑顔でした。
明日からの研修旅行は、広島・神戸・大阪を巡る2泊3日の学びの旅です。
【広島】
平和記念公園や原爆ドームを訪れ、「二度と戦争を繰り返さない」という決意を胸に、命の尊さを学びます。
【神戸】
人と防災未来センターなどを巡り、「震災はいつか必ずやってくる。その時、人を助けるのは人である」という教訓に向き合います。
【大阪】最終日
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで班別行動。仲間と最高の思い出をつくる一日です。
結団式で生徒の皆さんへ伝えた言葉があります。「悲惨な過去だけではなく、私たちに託された命のバトンを繋いでほしい。過去から学び、現在を楽しみ、そこから未来を創っていってほしい。」と。

明日の早朝6時、川路駅から出発します。生徒たちが安全に、多くのことを吸収し、一回り二回りも大きく成長して帰ってくることを心から願っています。
この旅の中で、君たちはどんな「気づき」を持ち帰ってくれるのでしょうか・・・
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今週末の10月18日(土)、東御市文化会館サンテラスホールにて「第32回長野県高等学校総合文化祭 総合フェスティバル」が開催されます。
県内33校、約220名の生徒が参加し、吹奏楽や合唱、軽音楽、ギター・マンドリン、ダンスなどのステージ発表に加え、書道・美術工芸・写真の展示や文芸部誌の紹介など、文化系クラブの活動成果が一堂に会します。入場は無料で、どなたでもご覧いただけます。

本校からは郷土芸能同好会が出演し、地元阿南町に伝わる「新野の雪祭り」と「新野の盆踊」を披露します。いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事であり、地域の誇りを背負っての舞台です。部長の山上慎太さんを中心に、生徒たちは放課後の体育館で太鼓や舞の練習に励み、昼休みには笛の音を一人で磨く姿も見られました。その真剣な表情からは、伝統を受け継ぎ未来へとつなげようとする強い思いが伝わってきます。

10月12日付の信濃毎日新聞でも「和太鼓や祭りの舞、高校生が表現」と紹介されました。
記事では、阿南高校郷土芸能同好会が「新野の雪祭り」の一幕を再現することや、生徒の意気込みが取り上げられてました。信濃毎日新聞Web記事
昨年の全国高校総合文化祭(岐阜大会)での経験を、今度は県民の皆さんに「南信州の文化」を届けます。若者たちの真摯な表現と地域文化の力強さを、是非ご覧ください。
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先日、泰阜村で開催された「第20回伊那谷短歌まつり」にて、本校1年生の池戸優翔さんが見事入選(優秀賞)を果たしました。
この短歌まつりは、泰阜村出身の歌人・金田千鶴さんを偲び、その文学的功績をたたえる催しとして毎年行われています。 金田千鶴さんは、アララギ派に学びながら、若くして亡くなられた歌人であり、感性豊かでまっすぐな表現は、今も多くの人の心に残っています。
地域の文学文化を継承し、様々な世代に言葉の力を伝える場として、このまつりは大切に育まれてきました。本校からは、国語科の杉山先生のご指導のもと、生徒と(一部の)教職員が短歌を投稿しました。私も、文学活動への理解と応援の気持ちを込めて一首投稿し、参加賞の箸をいただきました。(自分には短歌のセンスがありませんね。)

わたくしの 孤独にも似た感情は あなたのなかの うつわをみたす
池戸優翔さんの作品は、孤独を単なる寂しさではなく、他者と深くつながるためのものとして描いているように見え、他者と自分を見つめるまなざしの深さに、はっとさせられました。
本日、校長室にて池戸優翔さんに、泰阜村からの賞状と副賞(新米3kg)を渡しました

地域の文化に触れ、自らの言葉で表現する機会は、生徒たちにとっても貴重な学びの場となったと思います。
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令和3年5月22日にリニューアルした阿南高校のホームページが、昨日までの累計閲覧数で50万件を超えました。
この間、約1600日。単純に割ってみると、1日あたりの平均閲覧数は約312件─つまり「300と少し」です。 日々の教育活動や学校の様子をお届けする場として、これほど多くの方にご覧いただいていること、本当にありがたく、嬉しく思っています。 閲覧してくださっているのは、生徒・保護者の皆さんはもちろん、地域の方々、同窓生、中学生やその保護者の方々など、阿南高校に関心を寄せてくださる幅広い皆さまです。最近では、1日あたりの閲覧数が1,000件を超える日もあり、阿南高校の今を感じていただける場として、ホームページがしっかりと役割を果たしていると実感しています。
令和5年4月に前校長の浅井先生からバトンを受け取り、校長として2年半が経ちました。 生徒数は令和5年度の155名から、令和6年度は133名、令和7年度は122名と少しずつ減ってきていますが、全職員一丸となって、生徒一人ひとりの学びと成長を大切にしながら、地域とともに歩む学校づくりを進めています。
これからも、阿南高校の教育活動や生徒たちの姿を、また、時折阿南周辺の魅力的な植物などを、ホームページを通じて丁寧にお伝えしていきます。 引き続き、温かいご支援とご注目をいただけましたら幸いです。

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昨日(10月9日(木))放課後、阿南高校前道路脇の花壇にて、パンジー植え付けに向けた整備作業を行いました。生徒会を中心に有志の生徒たちが集まり、草取りや石拾いなどを丁寧に進めてくれました。
(校長の私は、午後出張で不在であったため、ご覧の通り、整備後の写真です。)

今回も、御供地区「結の会」の皆様にご協力いただき、南島貞夫さんを中心に作業を進めていただきました。地域の方々との温かな交流の場となり、生徒たちにとっても貴重な時間となったと思います。
来週はいよいよ花植え本番です。冬から春にかけて地域の花壇を彩るこの活動は、地域と学校を結ぶ大切な時間です。生徒の皆さん、チラシでも案内(教室に掲示)していますので、ぜひ参加しましょう。
(チラシの写真は、6月のマリーゴールドを植えた時の様子です。)
地域の方々と一緒に美しい花壇を整え、そこに咲く花々が地域を明るく彩ることに、嬉しさや楽しさを感じられる心が育ってくれることを願っています。
校長ブログR7
本日午後、阿南高校では平和・人権学習の一環として、映画『はい、泳げません』を鑑賞しました。
この作品は、水への恐怖を抱える主人公・小鳥遊雄司が、ある女性との出会いをきっかけに、過去の記憶と向き合いながら少しずつ心を開いていく物語です。
主人公の「泳げない」という困難は、単なる身体的な問題ではなく、心の奥にある痛みや記憶と深く結びついていました。その主人公が自らの意思で水泳に挑む姿には、自分自身と向き合いながら、一歩を踏み出そうとする人の姿が重なります。誰かに強いられるのではなく、自分で選び取ることの大切さを、教えてくれるようでした。
また、彼の恐怖の背景には、他者には見えにくい「心の痛み」がありました。その痛みに寄り添い、理解しようとする周囲の人々の姿勢から、人と人との関係において、「気づき」や「支え合い」がどれほど大切かを感じさせられました。
生徒たちがこの映画を通して、「自分を知ること」「他者を理解すること」「違いを認め合うこと」の大切さに気づき、互いに寄り添い、支え合えるような関係を築いていってくれることを願っています。
阿南🌸blog
朝の通勤途中、例の如く脇道にそれ、阿南高校近くの里山に足を踏み入れると、紫色の小さな実がびっしりと枝に連なる木に出会いました。

かつて畑か棚田だったかもしれない道路脇、今は荒れ果て草木が生い茂っていますが、その中に静かに佇むコムラサキ(ムラサキシキブの仲間)を見つけました。秋の里山に咲く宝石のようです。

写真の植物は、平安の才女・紫式部にちなんだムラサキシキブの仲間で、実の密集具合や葉のギザギザ(鋸歯)からコムラサキかと思われます。
特徴 |
コムラサキ |
ムラサキシキブ |
実のつき方 |
びっしり |
まばら |
葉のギザギザ(鋸歯) |
葉の上半分に鋸歯 |
葉の全体に鋸歯 |
コムラサキ・ムラサキシキブはシソ科の落葉低木で、春から夏にかけて淡紫色の小花を葉陰にひっそりと咲かせ、秋には鮮やかな果実を実らせます。花は控えめながら、秋の実りはご覧のとおりとても見事で、鳥たちの貴重な食料にもなるようです。学名「Callicarpa」はラテン語で「美しい果実」を意味し、花言葉には「上品」「聡明」といった言葉だそうです。

紫は古来より高貴さや知性の象徴とされ、日本文化の中でも特別な色です。人目につかない場所で静かに輝くこの実は、日々の地味な努力が、やがて、美しく豊かな実りとなることを教えてくれるようです。
昨日は日中は30度近く気温も上がり、まだ夏の名残が居残る今年の10月。それでも風に乗ってキンモクセイ(金木犀)の甘い香りが漂い、南信州 阿南にも間違いなく秋の気配を感る今日この頃です。季節は深まりつつあります。里山の彩りとともに、心豊かな秋を過ごせればと感じています。
校長ブログR7
本日10月7日(火)、本校体育館にて、秋季クラスマッチ①(②は競技種目を変えて11月下旬に予定)が開催しました。
10月に入り雨模様が続いていましたが、今日は晴れ間ものぞき、体育館の外は夏を思わせる暑さ。バドミントンは天候に左右されない競技とはいえ、生徒たちのプレーの熱気はそれ以上のものがありました。
◆ 8面コートで展開された白熱の試合

全校生徒122名という本校の規模を活かし、体育館全体に8面のコートを設置。ダブルス形式で試合が途切れることなく進行し、生徒たちは思う存分プレーを楽しんでいました。本校独自の「10分1セットマッチで得点勝ち」というルールにより、短時間ながらも集中力の高い試合が展開され、体育館は終始熱気に包まれていました。

午前中はリーグ戦で全チームが何度も試合をこなし、午後はその結果を基にしたトーナメント戦で頂点を争いました。どのチームも仲間と声を掛け合い、一羽一羽に集中する姿が印象的でした。

◆ 男女とも優勝は2年B組、よって総合優勝は2年B組!!

激戦の末、男女ともに、そして総合優勝の栄冠に輝いたのは、最高学年の3年生を打ち破った2年B組。 競技の最後には、優勝した2年B組と職員チームによるエキシビジョンマッチも実施。教員と生徒が真剣にシャトルを追いかける姿に、会場全体で応援・観戦し、クラスマッチの素晴らしい締めくくりとなりました。
◆ 生徒会の力と次回への期待
今回のクラスマッチは、生徒会長・体育委員長をはじめとする3年生の生徒会役員が主導して企画・運営を担ってくれました。全校生徒にとってとても思い出深い一日となったと思います。つい先週、生徒会役員選挙を終え、新会長も決定したばかり。次回11月下旬の秋季クラスマッチ②は、新体制のもとで行われる最初の大きな行事となります。伝統を受け継ぎつつ、新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。
最後に 生徒の皆さんが規律を守り、準備から片付けまで協力してくれたおかげで、大きな怪我もなく無事に全日程を終了できました。この経験が、今後の学校生活への活力となることを願っています。
校長ブログR7
本日9月25日、1年生を対象としたCAP研修がスタートしました。
この研修は、いじめや暴力から自分と仲間を守るための大切な人権プログラムです。 特定非営利活動法人子ども・人権・エンパワメント CAPながのの方にお越しいただき、生徒たちは熱心に研修を行いました。

ロールプレイングやグループワークを通じ、自分の気持ちや意見を尊重する体験を重ねました。これにより、自己肯定感の向上や、他者との健全な関係を築くための力を育んでいきます。 また、劇を通しながら、身体的、言葉によるものなど様々な形の暴力やいじめについて知り、それに対し「いやだ」と明確に伝えることを学びました。

残りの研修プログラムは明日(9月26日)行われます。このCAP研修を通して、生徒たちが、より安全で安心できる学校生活を送るための力を身につけてくれることを期待しています。
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先日(9月21日(日))、阿南高校野球部OBの方々が、野球部グラウンド(川田グランド)の草刈りにご協力くださいました。朝方までの雨も上がり、朝から晴天に恵まれる中、本当にありがとうございました。

連日の猛暑が少し和らいできたとはいえ、日中の気温が上がる中での作業は、大変だったと思います。OBの方々が、汗を流しながら、丁寧にグラウンドを整備してくださり、心から感謝いたします。

阿南高校に野球部が誕生したのは昭和57年(1982年)で、当初は軟式野球同好会でした。練習の場は天竜川の河原であったそうです。現在の野球部グラウンドの川田グランドは、昭和62年(1987年)3月20日、多くの関係者のご協力とご尽力によって完成しました。そして、念願の専用グラウンドができたことで、その年の夏、軟式野球部は硬式野球部に移行されました。(「長野県阿南高等学校五十年史」より)
以降、この川田グラウンドで多くの野球部員が汗を流し、感動を分かち合ってきました。しかし、少子化に伴う生徒数の減少により、現在、野球部は休部状態が続いています。そんな中、母校の野球部のためにと、休日を返上してご奉仕くださったOBの皆様の温かいお気持ちは、頭が下がる思いです。 グラウンドをきれいな状態に保ってくださったOBの方々の想いが、いつの日か再び、この川田グラウンドで白球を追う生徒たちの姿が見られることを切に願っています。
本当にありがとうございました。今後とも、阿南高校へのご支援、よろしくお願いいたします。
校長ブログR7
9月も中旬も過ぎましたが、連日日中は35℃近まで上がり残暑が厳しいですが、虫の音や植物等から少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
この時期、生徒たちはそれぞれに様々な「挑戦」に真剣に取り組んでいます。
本日9月17日から、2学期の中間考査が始まりました。 試験初日の教室では、真剣な眼差しで問題用紙に向かう生徒たちの姿が見られました。昇降口の黒板には「用意周到」という力強い言葉が掲げられています。「しっかり準備してテストに臨もう!」という伊藤教頭先生からのメッセージは、日々努力を重ねてきた生徒たちの胸に深く響いたことでしょう。中間考査は、自分の成長を確かめる大切な機会です。これまで培ってきた力を信じ、最後まで諦めずに頑張ってほしいと願っています。

中間考査と並行して、阿南高校ではもう一つ大切な動きが始まっています。来年度の生徒会役員選挙の公示が行われ、いよいよ選挙戦が本格化していきます。10月2日には立会演説会と投票が予定されています。未来の阿南高校を担う1・2年生の中から、学校のために自ら行動しようとする頼もしい立候補者が誕生することでしょう。

新しい風を吹き込み、阿南高校をさらに魅力的な学校にしてくれるリーダーたちの活躍を楽しみにしています。
先週9月13日(土)には、80名を超える生徒、PTAの保護者の皆様、地域の方々、同窓会の皆様、そして教職員が一体となり、校舎の環境整備作業として壁塗りを行いました。あいにく私は弓道の南信新人体育大会のため参加できませんでしたが、見違えるほど美しくなったろうかの壁を目にして、心より感謝いたします。雨も降り蒸し暑い中でのご協力、本当にありがとうございました。皆様のお力添えにより、校舎はより明るく、学びやすい環境へと生まれ変わりました。

そして、先週9月12日には、3年生の就職希望者を対象とした就職試験激励会を行われました。早い生徒はすでに昨日から試験に臨んでいます。生徒たちは皆、真剣な表情で話を聞き、未来を切り開くための準備を重ねてきました。これまで積み重ねてきた努力は、きっと実を結ぶと強く願っています。

こうした様々な出来事を通して、生徒たちが日々成長し、多くの人々に支えられていることを改めて実感します。3年生はそれぞれの進路実現に向けて、1、2年生は学習やクラブ、生徒会等々と、これからも、生徒一人ひとりの挑戦を全力で応援していきます。