お茶の花
2023年11月15日 20時28分皆さんはお茶の花をご存じでしょうか?
秋も深まるこの季節、白く可愛らしい花が、やや控えめにうつむき加減で咲いています。
お茶は「チャ」とか「チャノキ」と呼ばれ、ツバキ科の仲間で、ご覧のとおり、サイズこそだいぶ小さめ(約3cm)ですがツバキ(椿)やサザンカの花によく似た花が咲きます。開花時期は結構長く、飯田下伊那では10月から12月まで見ることができます。
お茶を栽培している茶畑では、茶葉に栄養が十分行き渡るように、花は摘み取ってしまうそうです。昔より温暖な飯田下伊那では自家消費用にお茶を栽培もしてましたが、庭の垣根としてもお茶が植っており、晩秋、垣根の茶(チャ)の白い花が咲いているところが随所で見られます。
阿南高校周辺でもお茶を栽培している農家さんもいらっしゃますが、さらに南でも茶畑が見られます。天龍村の中井侍銘茶や遠山郷南信濃の赤石銘茶が有名です。(2023年6月23日校長ブログ「進路講話に行って来ました。」参照)
ところで、地図記号で使われているお茶畑の印、ご存じでしょうか?
「∴」がお茶畑を表します。・が三つの由来は、お茶の実なんです。お茶の実を割ると三つ種入っている姿を形どったと言われてます。