校長ブログR7
本日、中間考査が終了しました。生徒の皆さん、本当にお疲れ様でした!
これまでの努力は発揮できたでしょうか?
もちろん、結果も大切ですが、それ以上に重要なのは、今回の考査をどう振り返り、次へとどうつなげるかです。できたところは自信にして、うまくいかなかったところは、次の学びのための貴重な経験にしていきましょう。
さて、試験を終えたばかりの3年生は、すぐにそれぞれの進路に向けた進路ガイダンスが行われました。
◆就職希望者向けガイダンス 〜社会への第一歩〜
就職を希望する生徒たちは、就職支援ナビゲーターの須藤晴夫さん(ハローワーク飯田)を講師にお迎えし、高校生の就職状況について深く学びました。「どうして働くのか」「企業が求める人材とは」「今から何をすれば良いのか」といった根本的な問いに向き合う中で、社会に出ることの意味を真剣に考える時間となりました。

さらに、言葉だけで説明するゲームを通してコミュニケーションの重要性を体感しました。面接や志望理由を伝える際に、「伝える力」がいかに大切であるかを実感でき、とても有意義な機会となったようです。生徒たちは真剣な表情で話に耳を傾け、自らの未来を具体的に描き始めていました。

◆進学希望者向けガイダンス 〜夢を叶えるために〜
一方、進学を希望する生徒たちは、進学担当の先生から今後の流れや心構えについて説明を受けました。また、それぞれの志望校について具体的に調べました。
進路決定は、人生における大きな節目です。生徒一人ひとりが自身の目標に向かって、一歩ずつ着実に進めていってほしいと願っています。皆さんのこれからの挑戦を、全職員で、全力で応援していきます!
校長ブログR7
今朝(5月21日)、阿南警察署の職員の方が来校され、登校時間に合わせて校門前で生徒たちに交通安全に関する啓発活動を行いました。今回は、長野県警察が作成したチラシ「ルール守れてる?」を配布です。

このチラシには、近年注目されている「電動キックボード(特定小型原動機付自転車)」の利用ルールや注意点をまとめたものです。

都市部を中心に電動キックボードの利用が増える中、ルール違反や事故の報告も耳にします。だからこそ、交通社会の一員として、安全意識を高めることはとても重要なことと考えます。
電動キックボードを使用する際の主なルール
現在、電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」として法律で定められており、16歳以上であれば運転免許なしで利用が可能です。ただし、以下のような大切なルールがあります
・ ヘルメットの着用:努力義務ですが、安全のためにはぜひ着用しよう
・ 最高速度は時速20km:速度管理をしっかり行い、慎重な運転を心がけよう
・ ナンバープレートの装着と自賠責保険への加入は義務:これらがないと公道走行不可です
・ 夜間はライトを点灯:自分の存在を周囲に知らせることで事故防止
・ 歩行者への思いやりを忘れずに:歩道を走行するときは歩行者優先
本校を含め、多くの高校では現在、電動キックボードに関するルール(校則)はありません。利用する生徒が増えてきたら、みんなが安心して通学できるよう、学校でもルールを検討していく必要があると感じました。今後、学校での利用ルールや駐輪場所、安全講習などを検討していく必要があると考えています。
長野県警察のウェブサイトには、電動キックボードのルールが詳しく載っています。(長野県警察の公式サイト)
これからも警察署の方々や地域の皆さんと協力して、みんなが安全に登下校できる環境を整えていきたいと思います。ご家庭でも、ぜひ交通安全について話題にしてみてください。
校長ブログR7
新年度がスタートして2ヶ月近くが経ち、新しい教科や科目の学びも本格化してきました。そして本日から、1学期の中間テストが始まりました。
特に1年生にとっては高校生活初めての試験です。慣れない環境の中で学習を積み重ね、試験に向けて努力を続けてきたことでしょう。緊張もあると思いますが、これまでの学びを信じ、集中して取り組んでください。
先週のブログでも紹介しましたが、テスト1週間前から、朝10分と放課後20分の時間を活用し、全校でテスト前学習に励んできました。家庭でも多くの生徒が試験勉強を頑張り、昨晩遅くまで学習していた人もいたことでしょう。今朝も校門に立ち挨拶をしていると、登校しながら教科書やノートを開き、最後の確認をしている姿が見られました。試験への意欲と集中力に感心しました。
試験開始前の最後の朝学習の時間では、生徒の皆さんが問題演習や復習に取り組み、最後の準備を進めていました。


試験は評価の場であると同時に、学びを深める貴重な機会です。結果に一喜一憂せず、この経験を次につなげていきましょう。試験は明日、明後日と続きます。
皆さんの努力が良い成果につながることを願い、心から応援しています。
校長ブログR7
来週20日から、1学期中間考査が始まります。
テスト1週間前の今日から、朝10分・放課後20分間の「テスト前学習」に全校で取り組んでいます。今朝も、静寂の教室の中、生徒たちはそれぞれの課題に真剣に向き合っていました。机に向かい、教科書・ノート・プリントを熱心に見返す姿からは、真剣な意識が伝わってきます。

1年生にとっては、入学後初めての定期考査です。中学校までとは異なる科目や内容に戸惑いや不安もあるかもしれませんが、高校生としての新たな一歩を踏み出し、一生懸命に準備を進めています。
2年生は、各自が選択したコースや講座ごとに考査を受けることになり、初めて学ぶ教科・科目も加わります。新しい分野へ積極的に挑戦し、自分の可能性を広げてほしいと思います。

そして3年生にとっては進路実現に向けた重要な考査となります。将来の目標達成に向けて、一人ひとりが強い目的意識を持ち、最後まで諦めず、自分の力を信じて取り組んでほしいと思います。
このテスト前学習の時間を最大限に活用し、計画的に準備を進めてください。努力は必ず力になりますので、焦らず着実に取り組んでいきましょう。 日頃の学習の成果が十分に発揮されることを願っています。
阿南🌸blog
雨上がりの朝、通勤途中のR151号線沿いの道路脇(阿南町西條 井戸入沢付近)で、雨露をまとい、淡く透明感のある小さな花が、枝からいくつも鈴のように垂れ下がっている樹木を見かけました。車を停め近づいてよく見ると、ツリバナ(吊り花)です。

ツリバナはニシキギ科の落葉小高木で、5月から6月にかけて、5枚の花びらを持つ小さな花を下向きに咲かせ、中央の可愛らしい五角形の部分が特徴的です。真ん中に雌しべが、そして、その雌しべを囲むように、五つの雄しべが規則正しく配置されています。繊細ながらも存在感のある花です。

春の控えめな花とは対照的に、秋には赤い実が垂れ下がります。この赤い実、紅葉した葉とのコントラストでひときわ目を引きますが、実は注意が必要です。ツリバナの果実には有毒性があり、誤って口にすると中毒症状を引き起こす可能性がありますのでご注意を。

校長ブログR7
本日放課後、南信総体に出場する選手の壮行会が行われました。ステージに勢揃いした選手たちの堂々とした姿に、会場全体から大きな拍手が送られました。

阿南高校の、そして、各部の代表として出場する選手たちは、日々仲間と励まし合い、互いを信じ、共に汗を流し、練習に取り組み技術を磨いてきました。壮行会では、生徒会からの力強い激励の言葉や、在校生からの熱いエールが送られました。

左から、男子バスケ、卓球、弓道、陸上、空手部の選手たち

南信総体という舞台で、皆さんが培ってきた力、仲間との絆を存分に発揮してくれることを願っています。阿南高校の代表として、自信と誇りを持って、それぞれの競技を楽しんでください。
皆さんの健闘を心より応援しています!頑張れ、阿南高校!
阿南🌸blog
ゴールデンウィークも終わり、阿南町では少しずつ夏の気配を感じるようになってきました。そんな5月8日、阿南高校の近くで、鮮やかな紅色の花を咲かせる樹木が目に留まりました。

ウツギの仲間のようですが、普段見かける白い花とは違い、しっかりとした紅色がとても印象的です。

花の色や形、葉の様子を図鑑やネットで調べてみると、どうやらタニウツギ(谷空木)かヤブウツギ(薮空木)のどちらかのようです。タニウツギは花色がやや淡く、日本海側に多く自生しているのが特徴。一方、ヤブウツギは花色が濃く、山梨県以西の太平洋側に多いとのこと。今回見つけた花は、鮮やかな紅色ですので、ヤブウツギの可能性が高そうです。ただ、葉にはうっすらと毛が見られ、もしかしたらタニウツギかもしれません。どちらであれ、ラッパ状の花が枝先に集まって咲き、一つ一つは可愛らしい姿ですが、ひときわ鮮やかで存在感があり、力強い美しさを感じます。

ウツギ(の仲間)といえば、白い花を咲かせるイメージが強く、今まであまり意識していなかったため、今回のヤブウツギ(?)の美しさに新鮮な驚きを感じました。
校長ブログR7
新緑がまぶしい5月、鯉のぼりが優雅に空を泳ぐ季節となりました。

阿南高校では今日から連休を挟んで9日まで、「読書週間」が始まりました。今年の「こどもの読書週間」(第67回)の標語は「あいことばは ヒ・ラ・ケ・ホ・ン!」。全国的にも5月1日から14日までが「こどもの読書週間」とされています。

本校では、読書週間中の朝、授業前の10分間を「朝読書」の時間として全校生徒が静かに本と向き合っています。今朝も教室には本をめくる音だけが響き、生徒たちは思い思いの本に没頭していました。

どの生徒も集中し、落ち着いた雰囲気の中で読書を楽しんでいる姿がとても印象的でした。
また、今年も恒例の先生方からの「おすすめ本」紹介コーナーが図書館に設けられました。生徒たちは先生の紹介文を参考に、新たな本との出会いを楽しんでいるようです。普段は手に取らないジャンルにもチャレンジするきっかけとなればと願っています。

動画やネット記事もいいですが、ペーパーの本を通して自分の知識や世界を広げ、想像力や表現力を育んでほしいと願っています。
阿南🌸blog
イカリソウを見かけた山間で、もう一つ目を引く植物に出会いました。濃緑の葉の上に、小花がまとまって咲く花「ミヤマシキミ(深山樒)」です。

ミヤマシキミという名は、その葉の形が「シキミ(樒)」に似ていることから名付けられたと言います。そのシキミ、自分は知らない花で、あまりピンときませんでした。独特な香りを持ち、仏事にも使われる植物だそうです。しかし、似ているのは葉だけで、シキミはモクレン科に属し、ミカン科のミヤマシキミとは全く異なるそうです。

ミヤマシキミは、山地の林床に自生する常緑低木樹です。一年を通して美しい光沢のある濃緑の葉を保ち、秋から冬にかけて枝先に現れる赤い蕾をつけるようです。赤い蕾は春の開花まで半年近くもその姿を楽しむことができるそうです。春、蕾はご覧のように白い小花の集合体をつくり、ほのかに香りを漂わせます。
秋になると赤い実をつけるようですが、この果実には毒性があり、注意が必要とのこと。
阿南🌸blog
阿南町大下条の静かな森の中で、ひっそりと咲く『イカリソウ』と出会いました。柔らかな木漏れ日の中、周囲の緑に溶け込むかのように、透き通るような純白の花が静かに咲いていました。

花びらはご覧の通り独特な形状で、その形が船の錨(いかり)に似ていることからイカリソウ(錨草または碇草)と呼ばれています。まるで折り紙細工のように繊細で複雑な形をしています。自然って不思議ですごいですね。

葉もまた印象的です。可愛らしいハート型をしており、その縁には細く鋭い棘のような毛が生えています。このユニークな葉の形と質感も、イカリソウの魅力の一つですね。

この可憐な姿からは想像できませんが、このイカリソウは薬草としても利用されてきました。強壮作用や滋養強壮の効果があるそうです。美しさの中に力強い生命力を秘めているのですね。
阿南の豊かな自然の中で、ひっそりと咲く白い妖精=イカリソウ。出会えればきっと、皆さんもその神秘的な魅力に心惹かれることでしょう。

校長ブログR7
本日(4月24日)6限のLHRの時間、令和7年度第1回生徒総会が体育館にて行われました。今年度の生徒会が掲げるテーマは「アンサンブル〜心を一つにさらなる輝きを〜」です。

テーマには、生徒一人ひとりの個性を尊重しながらも、心を一つにして、それぞれの輝きをさらに高め合っていきたいという生徒会の強い思いが込められています。
生徒会本部役員から、今年度の活動計画や予算案,会員の皆さんへのお願い(要望)などについて、丁寧に説明がありました。

今年度も、生徒への情報共有にはGoogle Classroomを活用しています。2,3年生はタブレットを通して資料を確認し、自分のペースで内容を理解してました。一方1年生は,まだタブレット(iPad)が届いていないため,真剣な表情でスクリーンの資料に注目していました。
続いて、文化祭実行委員長から今年度の文化祭についての説明が行われました。

昨年度1月にキッセイ文化ホールで行われた佐久平総合高校の江原先生講演の「ばえる教室展示」から学んだアイデアを取り入れることを提案。小規模な学校でもできる、来校者に楽しんでもらえ魅力ある文化祭を目指すためのお願いです。
(※ 生徒への説明では、江原先生講演のスライドの一部を使わさせていただきました。)
自分たちの学校生活に関わる大切な事柄について、真剣に考え、議論する姿は、まさに「アンサンブル」の第一歩を感じました。
生徒総会後には、全校生徒で「校歌・応援練習」を行いました。

今後の生徒会活動、そして生徒たちのさらなる成長が楽しみです。
校長ブログR7
今朝の通勤途中に少し寄り道をして、阿南町平石農場の菜の花畑を訪れてきました。

今月20日の信濃毎日新聞の中南信の面で紹介されていたのをきっかけに、現地の景色を直接見たくなり足を運びました。
平石農場と阿南高校との関わりは深く、以前より2年生の学校設定科目の「地域探究Ⅰ」の授業で何度か農場を訪れ、ヒマワリの種まきや種の収穫、種からヒマワリ油を絞る工程“搾油“などの体験学習を行ってきました。昨年9月には地元の富草小学校の生徒さんと一緒にヒマワリの種を収穫しました。(2024.9.20金 南信州新聞記事)そんな貴重な体験を通じて、地域の農業や環境を学んでいます。

さて、菜の花畑ですが、満開の時期をやや過ぎているものの、1.3haの広大な畑に咲き誇る菜の花の景色は圧巻です。ハチが飛び回り、鮮やかな黄色と、菜の花特有の香りは、生命力の力強さをを感じさせてくれます。ちなみのこの菜の花は、6月に植えるヒマワリの肥料として栽培されているそうです。
平石農場の菜の花畑は、5月11日(日)まで一般開放されているそうです。春の阿南町ならではの素晴らしい風景(自然)を、ぜひ足を運んで実際に感じ、楽しんでみてください。
校長ブログR7
本日は朝から雨ですが、草木が芽吹きはじめ、日に日に鮮やかな季節となってきました。阿南高校にも、希望に満ちた新しい新入生40名が加わって、早や2週間とチョットが経ちました。新入生の皆さんの表情も明るく生き生きとしてきたように感じます。最初は少し緊張した面持ちだった皆さんも、新しい友人との会話が弾み、笑顔で楽しそうにコミュニケーションを取る姿を見かけるようになり、大変微笑ましく感じています。
授業の方も新しい教科や科目が始まり、本格的な学びがスタートしています。真剣に授業に取り組む姿は、頼もしい限りです。授業を通じて、皆さんの好奇心を刺激し、新たな発見や学びへと繋げてください。
さて、阿南高校では、今年度よりこの大切な時期に、ホームルーム担任の先生方による面談週間を設けました。通常50分の授業時間を5分短縮し45分授業とし、その時間を面談に充てました。短い時間ではありますが、学習面での取り組みや、学校生活を送る上での悩みや不安、また、楽しんでいることなどを気軽に話してください。クラブ活動のこと、友達関係のこと、また、少し先の将来のことなど、どんなことでも結構です。
担任の先生との対話を通して、より充実した高校生活を送るためのヒントや、これからの目標を明確にする良い機会となることを願っています。

ユズリハ(譲葉)の芽吹き
阿南🌸blog
ちょっと前には、鮮やかな透明感のある紫色のミツバツツジが咲いていたのですが、今回(阿南町大下条で見つけた)のは多分「ヤマツツジ」かと思われる野生のツツジです。同じツツジ科の仲間でありながら、花の色合いや葉の大きさなど違いがあり、それぞれに個性が感じられます。「ヤマツツジ」は鮮やかな朱色の花を咲かせ、南信州(飯田市や阿南町など)でもよく見られ、春の山々を彩る風物詩となっています。

この時期、山野の至る所で見かける小ぶりな葉との鮮やかな朱色の花弁は、力強い生命力や安心感を感じます。

ツツジという名前は、古くから「つつしむ」という意味を含み、控えめながらも華やかな美しさを持つことから付けられたと言われています。また、漢字では「躑躅」と書き、「躑」の字には「足踏みする、ためらう」といった意味が、「躅」の字にも「ふむ、たちどまる」といった意味があるそうです。つまり、花の美しさに足を止めて見入ってしまう様子を表しているという説だそうです。(美ヶ原や高ボッチなどで有名なレンゲツツジなどには毒性があることから、動物たちが足踏みするといった説もあるそうです。)
皆さんも是非、春の暖かな光の中、周辺を散策しながら季節の移ろいを感じましょう!
