🌸阿南花blog
今日は朝から隣村の泰阜中の進路講話に行ってきました。道中の道路脇の土手や泰阜中前のロータリーの花壇にヤマユリが咲き、周辺に百合の甘い芳香が漂わせています。先日も阿南高校敷地内に咲いたヤマユリを紹介しましたが、このヤマユリの群落、本当に見事です。
そんな中、オレンジ色の百合の「オニユリ(鬼百合)」が負けじと咲いていました。
とても目立つオレンジ色の花びらが、大きく外側にそり返り、下向きに咲く姿が、赤鬼を連想させることから名付けられました。ヤマユリと比べると、ヤマユリほど大型で花付きもそれほどでないためインパクトは強く感じませんが、他の花に比べれば十分豪華な花姿です。
一部の地域では、オニユリが咲くと豊作となると信じられ、昔より農家の間で大切にされてきたそうです。そういえば、庭先ではヤマユリよりもオニユリの方を良く見かけます。そのせいかもしれません。また、鬼を連想させる花姿より、オニユリを家に飾ると悪霊を追い払うとも言われてきたそうです。
オニユリに似た花に「コオニユリ」がありますが、違いは、一回り小さく、葉の付け根に黒っぽい“むかご”を作らないそうです。写真の花の葉の付け根(写真を拡大して見てください。)には黒っぽい“むかご”が見えますので、こちらは「オニユリ」ですね。
茶碗蒸しによく入っているホクホクした食感の“ユリネ(百合根)”は、オニユリやコオニユリの球根(=鱗茎)です。庭先でオニユリを見かけるのは、このためかな?
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過日紹介した「イワタバコ」の群落に混じって、葉や花も大型の「ギボウシ(擬宝珠)」が咲いてました。こちらも強い日差しが苦手で、沢沿いの半日影を好むようです。
花茎を高く伸ばし、薄青色のラッパ状の花が、下から徐々に咲いていく、庭先でもよく見かける植物です。庭先の方はこちらよりかなり大型で、また、葉に白っぽい斑が入ったものもあり等、亜種や変種も多いようです。
花の蕾(つぼみ)が、橋の欄干や神社・寺院の階段の手すりの上にある、玉ねぎのような形の装飾物=擬宝珠(ぎぼうじゅ)に似ていることからこの名がついたそうです。
校長ブログR6
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「阿南祭」初日は校内祭です。
今年は朝から雨。梅雨空で比較的涼しい中でのクラスステージ発表(阿南高校では「A−1グランプリ」と呼んでます)でしたが、生徒のみなさんのパフォーマンスはパワフルで、熱気に溢れています。その一端を写真でお伝えします。
それぞれのカラーでクラスステージを彩り、全校のみなさんを明るく元気に、そして、はじける笑顔でいっぱいです。
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今日の午後、売木中学校へ進路講話に行ってきました。
阿南高校からは国道151号経由で約20kmあります。標高差もかなりあり、阿南高校340m、売木中823mですので500m近くになります。今日は雨模様のため気温も低く、売木では日中でも21℃でした。
先日の「ユウスゲ」紹介ブログで、新野大村湖のニッコウキスゲを見てきたいと書きましたが、ご覧のとおり、もう時期を過ぎていました。
霧ヶ峰や車山のニッコウキスゲの花の見頃は、確かこの時期(7月上旬)でしたので、新野も似た頃と勝手に勘違いしておりました。大村湖のほとりの丘には、このような看板が建てられており、新野の阿南第二中学校の生徒さんが手入れしているようです。ちなみに新野では見頃は6月上から中旬だそうです。
一方、今日訪れた売木中学校ですが、こちらも生徒さんが村の代表的な草花「ササユリ」を保護されているようで、校長室には環境大臣賞受賞の賞状が飾られてました。また、先月(6月12日)の信濃毎日新聞に売木中の取り組み“7年後の成長楽しみに 売木村でササユリの保護活動“が掲載されてます。
両校とも生徒数がかなり少なくなってきておる中、美しいふるさとの自然を愛しみ、豊かな自然を繋いでいく活動を続けていることは、大変頭が下がる思いです。
【おまけ】新野の道の駅前に。待望のコンビニ「ローソン」がオープン
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大下条から新野の向かう途中の国道から、ちょっと沢沿いに入った湿った日の当たらない岩場にタバコのような形の葉の植物が、この季節(7月上旬)、星型で紫色した小さな花を咲かせています。「イワタバコ(岩煙草)」です。
写真からもお分かりのように、茎がほとんどなく、岩場の根本から1〜2、3枚の大きな葉を広げ、その葉から細長い花茎(かけい:葉を付けず花だけをつける茎)が伸び、うつむいた数個の花を付ける、とても風変わりな山野草です。
花をつけないとこんな感じで、岩から葉がへばりつくように生えて見えます。
NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公で、「日本植物学の父」とも呼ばれた牧野富太郎 博士が、この「イワタバコ」を愛したと言われてます。
今日は朝から雨が降り、その雨の雫が葉や花から滴り、涼しげで美しい雰囲気を醸し出しています。
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現在、明日からの文化祭(明日は校内祭、一般公開はあさって7/13(土))に向けて、最終準備を行なっています。徐々に文化祭の雰囲気が現れてきました。
今日は午前中と午後2時まで、全校でそれぞれの担当で装飾や展示など準備を行い、午後2時半から前夜祭となります。前夜祭では“ステージバックの披露”“執行制作による動画上映”“各クラス、クラブ等による一般公開の紹介”“イントロクイズ”等々となっております。そして、前夜祭最後には楽しみの花火が待っています。
あさっての一般公開では、今年はPTAや同窓会の皆さん、また、地元地域の方々による『地域のみんなの本気展』(教室棟2F21号教室)を企画しました。多くの作品等が集まってきており、こちらも展示奮闘中です。
いよいよ始まる「阿南祭」、生徒をはじめ来校される皆さんにとっても楽しく、思い出深いものとなるよう、そして、笑顔で成功することを願っております。
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夕方、学校からの帰り道、レモンイエローの可憐な花が咲いてました。「ユウスゲ(夕萱)」です。夏の夕方に開花し、翌朝にはしぼんでしまう、一日だけの儚い花です。別名で「キスゲ(黄萱)」とも言います。
似たような花に「ニッコウキスゲ」や「ノカンゾウ」「ヤブカンゾウ」もありますが、こちらは日中に咲く花です。「ニッコウキスゲ」は高原の湿原に自生し、日光の尾瀬沼や長野の霧ヶ峰や車山などが有名ですね。飯田下伊那で唯一ニッコウキスゲが見られるのは阿南町新野の大村湖です。今週、そちらの方に行く用事があるので、見てこようと思います。一方、「ノカンゾウ」や「ヤブカンゾウ」は川原の土手や田んぼの畔などでよく見かけ、鮮やかなオレンジの花を咲かせるとても身近な植物です。
今回見つけた「ユウスゲ」は、道路の法面で咲いてましたので、もしかしたら誰かが植えたのかもしれません。
こちらはどこでも見かける「ヤブカンゾウ(藪萱草)」です。
ノカンゾウの花びらは6枚で、ヤブカンゾウは写真のように八重咲きで花びらが何枚もあります。ノカンゾウもヤブカンゾウも若葉・つぼみは食用でき、酢味噌あえが美味しいようですよ。
【おまけ】
今年もゴージャスな「ヤマユリ」の大輪が咲きはじめました。(阿南高校の敷地内)昨年の校長ブログ「ヤマユリ」で取り上げてますので、良かったらご覧ください。
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来週の12日(金)、13日(土)に開催される文化祭まであと1週間となりました。ここのところ毎朝和太鼓の練習の音が聞こえています。クラブや委員会・生徒会、またクラスも授業の合間を縫って準備に力が入ってきました。
少し前に今年の第68回「阿南祭」ポスター(2年生宮澤さん)は紹介しましたが、リーフレット用のものがこちらになります。3年生の後藤さんの作品です。
今年のテーマは「COLOR~自分の色に染めて~」です。このテーマは、生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、仲間と協力し共に一つの作品(目標)を作り上げることを意味しています。生徒のみなさん、個性やアイデアを発揮して、文化祭をカラフルに彩ってください。一丸となって準備したこの文化祭が、来校される方々にとっても楽しく、思い出深い一日となることを、そして笑顔で成功することを心から願っています。
12日は校内祭になりますので、一般公開は13日(土)の9寺半〜14時半です。来校者の駐車場は、阿南病院北側となりますのでご利用ください。
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本日午後の(まつり芸能集団)『田楽座』の飯田公演(会場:鼎文化会館)にて、本校の郷土芸能同好会がオープニングに出演しました。
郷土芸能同好会は8月に岐阜で開催される全国総合文化祭にむけて稽古を重ねております。その一つに、以前(6月6日)に伊那市の田楽座さんへ行き稽古(指導)を受けてきました。(職員ブログ「TEAM anan」参照)その際、田楽座さんからオープニングのお話があり、今回オープニング出演となりました。(田楽座さん、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。)
はじめに新野の盆踊りです。
そして、新野の雪まつりの舞です。
公演終わって、会場のみなさんにごあいさつ。
大きなステージで、多くのみなさんの前で披露するのは今日が初めてでしたので、とても緊張したのではないでしょうか?ひいき目かもしれませんが、落ち着いて堂々とした発表でした。今日の経験を自信にして、総文祭まで約1ヶ月、さらに稽古を積んで素晴らしい発表を期待しています。
郷土芸能同好会は、8月に岐阜県で開催される「清流の国ぎふ総文祭2024」の芸能部門(会場:土岐市文化プラザ)に出場します。阿南高校の発表は8月3日(土)の17:01〜17:14です。保護者のみなさん、地域のみなさん、そして同窓会のみなさん、応援よろしく願いいたします。総文祭の他にも、7月13日の「阿南祭」でも学校の体育館で発表します。是非お越しいただいてご覧いただけたらと思います。
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午前天龍中学校へ、午後は遠山中学校へ3年生向けに進路講話に行ってきました。
天龍中学校ですが、今年の新年度4月より校舎の老朽化や生徒数の減少などに伴い、小学校の校舎に移転されました。昨年度までの校舎は、天竜川がすぐ横に流れる平岡の中でも標高が低いところにありましたが、移転先の校舎は標高差もかるく100mぐらいありそうなかなり登ったところにあり、平岡の家並みが一望できます。
校舎に入ると大谷翔平選手が贈ったグローブが置いてあり、話題となったグローブを初めて見ることができました。
午後は遠山中へ移動し、同じように3年生に向けて、前半は中学校と高校の違いや高校生活への心構え、そして後半は阿南高校の特色等について話をしてきました。
お昼を挟み、遠山中での進路講話まで時間が少しあったので、学校までの途中、何箇所か立ち寄ってみました。(かぐらの湯(現在休館中)、道の駅の看板、月の島橋、龍淵寺(りゅうえんじ))
中学生のみなさん、今週末の土日あたりから7月にかけて各高校で「文化祭」が開催されます。また、7月中旬から8月の頭にかけては各校で「体験入学」が行われます。
知らないものは、選択できない。 人生は選択肢の連続です。
実体験を通して、高校の雰囲気を感じ取り、進路選択の一助にしてください。そして、是非阿南高校にもお越しください。
阿南高校の文化祭(一般公開)は7月13日(土)です。体験入学は7月31日(水)です。
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昨日の6月22日(日)、阿南高校同窓会「中京支部総会」と懇親会が、名古屋栄の「東京第一ホテル錦」にて開催されました。昨年(コロナウイルスが第5類へ移行され) 4年ぶりの開催に引き続き、今年度も同ホテルにて行われ、阿南からは牧内の他、宮島同窓会長、松澤副会長、木下副会長(S53年卒)の4名で出席させていただきました。また、関西支部長の佐々木孔基様もご参加いただきました。
金山 明弘 中京支部長(S41年卒、千代出身)の他、29名の同窓会員の皆さんがお集まりいただき、支部総会を行いました。総会後は懇親会に移り、昨年出席された方も、また、今年初めて出席された方も、懐かしい高校時代の話に花を咲かせ、素敵なひと時が始まりました。
サプライズにタレントの峰竜太さんが駆けつけて来てくださいました。
ご存知の方も多いと思いますが、峰竜太さんは、下條村出身で阿南高校の卒業生(S45年卒)です。俳優(石原プロモーションに所属され『大都会』や『西部警察』などの出演)の他、バラエティ番組の『アッコにおまかせ!』にも毎週出演されていますね。長年にわたり日本のエンターテインメント業界で幅広く活躍しており、明るい人柄と多才な才能で多くの人々に愛されています。そんな峰さんが名古屋でこの後仕事が入っていたため、中京支部の同窓会にサプライズでお顔を出していただきました。
峰さんの登場で、会も更に盛り上がり、阿南の地で青春を共に過ごした学生時代の楽しい記憶が蘇り、時間を忘れて語り合うことができました。
同窓会の皆様、日頃よりご支援、そして応援いただきありがとうございます。心より感謝申し上げます。本日参加された中京支部の皆さんをはじめ、阿南高校の同窓生の皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げますとともに、ますますのご発展をお祈りいたします。
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今週のはじめ6月17日(月)、アフガニスタンで女性の人権向上や教育充実に取り組んでいるシャミームさんが本校3年生に向けて「アフガンのいま、女性と子どもたち、そして私たち」を語っていただきました。
シャミームさんはアフガニスタンの首都カブールで、RAWA(アフガニスタン女性革命協会)に所属し活動されている28歳の方です。RAWAを支援する日本の市民団体が企画され、阿南高校をはじめ全国9カ所(広島・京都・大阪・名古屋・室蘭・札幌・東京)で講演が予定されています。なぜ大都市ばかりの中、阿南町なのかですが、日本の市民団体立ち上げに関わってきた尾崎さん(阿南高近くに在住)の紹介で今回実現されました。
講演ではタリバン再支配後(2021年8月~)、いまのアフガンの様子を写真などを交えて紹介し、アフガンで生きる女性の苦悩をお聞きしました。
生徒からは
・アフガンでは男女の差別がひどくびっくりした。タリバンがなんで女性たちの行動を制限しているのわからない。
・人間、性別や年齢、国籍などに関係なく、平等に扱ってもらえる世界になったらいいなと思った。
・自分の身も危険なのに、たくさんの人々にアフガンのいまを伝えたり(講演)、(アフガンの)女性に教育を受けられるような活動をしているシャミームさんはとてもすごい人だなと尊敬しました。
などの感想がありました。
今日(6月19日)の信濃毎日新聞(飯田伊那 地域面)に講演の様子が掲載されてます。そちらも是非ご覧ください。
信濃毎日新聞デジタル版はこちらを「アフガンで生きる女性の苦悩 伝えたい」 現地の女子学校で指導の28歳、阿南高で講演
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飯田下伊那の美術家でつくられてている南信美術会主催の「第80回南信美術展」が、先週の6月9日から本日まで、飯田駅前の丘の上結いスクエア3階で開催されました。
阿南高校関係では、同会員でもある本校芸術科(美術)の小林 智美先生の『白銀』と、生徒の吉村 優那さんの『金魚は茜空』が出展・展示されてました。
ジュニア部門の“ジュニア大賞”には、大空を優雅に泳ぐ迫力のある金魚を描いた吉村さんの作品が選ばれていました。(大賞受賞、おめでとうございます。)
この南信美術会(旧飯田美術協会)は昭和21年に発足し、78年の歴史ある会になります。(発足当初は年2回開催していたこともあって、今回の美術展は第80回となるようです。)2年後の再来年、発足80周年記念展が盛大に開催されるそうです。来年、再来年に向けて、多くの個性ある作品が制作・出展され鑑賞できることを楽しみにしております。