阿南高校 R7校長ブログ

明日は「民謡邦楽スペシャルライブ」〜 伝統の響き和太鼓「志多ら」&津軽三味線「あべや」〜

2025年6月10日 11時47分
校長ブログR7

 明日(6月11日)、飯田文化会館で恒例の合同芸術鑑賞会が開催されます。今年は、和太鼓「志多ら(しだら)」さんと津軽三味線「あべや」さんによる「民謡邦楽スペシャルライブ」です。阿南高校と阿智高校の皆さんで、素晴らしいひとときを分かち合えることを、心から楽しみにしています。

 明日の事前情報(学習)ということで、ChatGPTに「志多ら」さんと「あべや」さんを調べてもらいました。

◆地域に根ざした「本物」の和太鼓集団「志多ら」

 和太鼓の「志多ら」さんは、私たちの住む長野県南端からほど近い、愛知県奥三河・北設楽郡東栄町を拠点に活動するプロの創作和太鼓集団です。「志多ら」の“したら“は設楽郡の“したら“だったんですね。30年以上の歴史を持ち、廃校を稽古場に共同生活を送りながら、地域の民俗文化に深く根ざした活動を続けていらっしゃいます。

 東栄町は、古くからこの地域に伝わる伝統行事「花祭り」が有名ですが、「志多ら」さんもその奉納に参加するなど、地元の方々と交流し、文化の担い手として認められています。阿南町から東栄町にかけての国道151号線は、「祭り街道」とも呼ばれるほど民俗芸能が色濃く残る地域です。「志多ら」さんの力強い和太鼓の響きは、きっと地域の歴史や人々の想いを肌で感じさせてくれるでしょう。国内はもちろん、世界各国でも公演されている彼らの演奏は、まさに「本物」の迫力です。

◆伝統と革新が融合した津軽三味線「あべや」

 もう一方の演者である津軽三味線と民謡の「あべや」さん。こちらは、兄弟奏者を中心に活動する日本民俗音楽芸能集団です。創設メンバーの阿部金三郎さん・銀三郎さん兄弟は、いずれも全国津軽三味線コンクールでチャンピオンを獲得した実力者です。

 「あべや」さんの魅力は、その演奏技術だけにとどまりません。津軽三味線の豪快な旋律に、懐かしさを誘う民謡の歌声、威厳ある尺八、そして華やかな舞踊を融合させ、舞台に「笑い・感動・躍動」のドラマを届けてくれます。伝統に新たな命を吹き込む彼らのステージは、ただ聴くだけでなく“体感・楽しむ空間”。若々しい感性で邦楽の新しい可能性を切り拓く彼らの演奏は、きっと皆さんの心にも強く響くはずです。

 ますます楽しみになってきましたね。 

 今回の鑑賞会は、和太鼓や津軽三味線という日本の伝統楽器の魅力に触れる貴重な機会です。伝統と革新、そして地域の文化が融合した、まさにスペシャルなライブとなるでしょう。

 飯田文化会館までは電車やバスでの移動となります。今日は朝から雨で、関東甲信もいよいよ梅雨入りし、JR飯田線の遅延・運休が心配ですが、事故なく、無事に会場に到着し、魅力的な伝統芸術に触れ心豊かな一日を過ごせればと、心より願っています。

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