日本福祉大学スタディ・ツアー@美浜キャンパス(後半)
2023年12月2日 14時45分美浜キャンパスは海辺近くのため海風が意外と冷たく、思っていたより寒く感じられましたが、大学生や大学の皆さんの案内のもと、スポーツラボSALTOや図書館等の充実した大学ならではの施設を見て周りました。
午前のスケジュール最後は、福祉学部長の保正 友子 先生による模擬講義です。講義のテーマは「対人援助の基礎技術を学ぼう!」、対人援助に必要な基礎的な技術を演習方式で学びました。
講義のはじめのアイスブレイクでは、非言語的と言語的コミュニケーションを使ったワークとして、バースディチェーン(非言語のワーク)とチョイス4(言語的のワーク)を体験しました。
コミュニケーションの定義には様々あるようで、保正先生は、生物学者M.スワンソンによる定義「コミュニケーションとは温かさの伝え合いである」を紹介し、いくら知識や情報が正確に伝達されようが、いくら適切な意見がの交換がされようが、その根底に心と心が触れ合い、温かさが通い合わなければ真のコミュニケーションとは言えないと、お話しいただきました。表面に表れる言葉(木に例えると枝・幹・葉)の奥に隠れている感情や思い・心の動きといった根っこの部分を考えてコミュニケーションをとっていくことが重要だと学びました。
心理学の中にメラビアンの法則と呼ばれるものがあり、人と人がコミュニケーションを図る際、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合であることも、今回講義いただきました。人間の感情は、耳や眼から受ける声や顔の表情による感情表現がほとんど(93%)を占め、(言語情報は低く)非言語劇コミュニケーションのウエイトの高さに驚きました。
講義後は楽しみの学生食堂にてランチです。今日は4種類のランチメニューから選んで、大学生と同じフロアの学食で美味しく昼食をいただきました。
昼食後は大学生との交流会です。大学生2人からキャンパスライフの紹介がありました。
2人とも大学4年生で、卒業研究もほとんど終わり、大学生活も残すところ数ヶ月の2人です。写真2枚目の「ミュラーリアの錯視」を説明している彼は阿南高校の卒業生です。
交流会では何グループかに分かれ、高校生から大学生活、大学の授業についてや、高校生のうちにした方が良いことや先輩方の卒業後の進路・夢について質問し、大学生の皆さんは丁寧に親身になって答えていました。
今日一日、日本福祉大学の入学広報課の方や大学生の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
日本福祉大学ですが、今年2023年学園創立70周年を迎えたそうです。これを機会に、2025年4月には半田キャンパスに「工学部」が誕生、また、大学の柱でもある社会福祉学部はカリキュラムが刷新(2025年4月)され、(美浜から東海へ)キャンパスが移転(2027年)するそうです。
最後は研究本館5階に登り伊勢湾を眺めました。遠方には対岸の三重県が、空にはセントレア空港から離発着した飛行機が見え、日頃のストレスや嫌なことも忘れ、しばし美しい眺めを楽しみました。