夏至の日と夏椿
2023年6月21日 20時25分今日は、1年で最も昼の時間が長くなる夏至の日でしたね。ちなみに、今日の(東京の)日の出は4:25、日の入りは19:00とのことです。そんな夏至の日に、阿南高校の校門入ってのローターリーの植栽に「ナツツバキ」(夏椿)の花が、夏の到来を知らせるが如く美しく咲いています。
ナツツバキですが、ツバキ(椿)に似た花が初夏に咲くことから名付けられましたが、別名として「シャラノキ」(沙羅の木)とも呼ばれています。
似た名前の植物に「サラソウジュ」(沙羅双樹)があります。仏教の聖なる樹として、インドや東南アジアの寺院では沙羅双樹が植えられているそうです。沙羅双樹は南アジア・東南アジア原産のため日本の冬の寒さに耐えられず、日本の寺院では代わって沙羅の木(夏椿)が植えられてきたそうです。
沙羅双樹といえば、古典で習う平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・・」を思い起こしますね。