始業式講話後、新しくみえたALTのオーロラ先生をお迎えする新任式を行いました。オーロラ先生はアメリカのユタ州出身で、日本語も堪能です。長野とソルトレイク、同じ冬季オリンピック開催地という共通点もあり、生徒たちも親近感を覚えたことでしょう。
また、1学期の終わりにに「介護職員初任者研修」を修了した地域探究コース福祉系の生徒9名に、修了証の授与式を行いました。2年次からの努力が実を結び、地域を支える人材としての一歩を踏み出した生徒たちを心から誇りに思います。
【始業式講話の要約文】
本日、長い夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。始業式では、久しぶりに生徒の皆さんの元気な顔を見ることができ、大変嬉しく思います。
夏休み前の終業式で、私は皆さんへ「未来へ架ける実り大き夏へ」というメッセージを贈りました。この夏、皆さんはどんな「実り」を得たでしょうか?
遠山の霜月まつりを万博で披露してくれた生徒たちの姿は、まさに地域の誇りでした。また、吹奏楽コンクールでの活躍や、日々の部活動、学習などに励む皆さんの姿は、新たな一歩へとつながる貴重な経験となったことでしょう。皆さんの挑戦と成長を心から称えます。
平和のバトンを未来へ繋ぐ責任
今年の夏は、戦後80年、そして広島と長崎に原子爆弾が投下されてから80年という大きな節目を迎えました。
広島平和記念式典で述べられた「想像力のスイッチを入れよう」という言葉は、私たち一人ひとりの心に深く響くものです。遠い国の争いであっても、他者の痛みや立場を思いやる力こそ、平和への第一歩となります。
被爆者の皆さんの高齢化が進む今、皆さんは平和のバトンを直接受け取る最後の世代なのかもしれません。命がけで伝えてくれた平和への願いを、決して風化させてはなりません。その願いは、私たちの日々の小さな気づきや優しい行動にかかっています。
地域とともに歩む阿南高校
夏休み中には、「阿南高校と地域の発展を考えるシンポジウム」を阿南町文化会館で開催しました。200名を超える同窓生や地域の皆様が参加してくださり、阿南高校が地域にとってかけがえのない存在であることを改めて確認する一日となりました。
皆さんの存在は、地域の未来を創る希望です。地域に根差し、ともに歩む阿南高校だからこそできることがあります。これからも、地域の皆様と共に、この学校を、そしてこの地域を、より良い場所にしていきましょう。
2学期は多くの学校行事が予定されています。生活リズムを整え、体調に気をつけながら、それぞれの目標に向かってともに頑張りましょう。皆さんの成長と活躍を心から楽しみにしています。