2024年度2学期終業式
2024年12月27日 13時26分今年度一年を振り返ると、全校133名でスタートし、3年生のみなさんを先頭に、学習、クラブ活動に励み、多くの成果をあげてくれました。クラブでは少人数ではありますが、地区大会や発表会で活躍し、県大会などの上位の大会や発表会に出場しました。特に夏に岐阜県土岐市で開催された「清流の国ぎふ総文2024」に郷土芸能同好会が出場し、全国にも「阿南高校」をしっかりアピールできたと思います。また、日頃の生徒会活動でも昨年度に引き続き、校門前の挨拶運動や学校前道路の美化活動など、地域貢献など数多く取り組み、地元のみなさんからも感謝のお言葉をいただいています。夏の阿南祭では、一人ひとりの個性を大切にしながら、仲間と協力し共に「阿南祭」を作り上げることができました。坂巻会長から新体制の森本新生徒会長にバトンタッチされ、令和7年度生徒会活動の検討が始まっています。
1、2年生の皆さん、これらを継続しながらも、皆さんのそれぞれのCOLORに磨きをかけ、新しい取り組みに挑戦し、新しい阿南高校の伝統の礎をつくっていってください。
世の中に目を向けると、今年の元旦に発生した能登半島地震に9月には豪雨災害などと、予測不可能な自然災害が起きています。政界では、衆議院選で与党自民党が過半数割れし野党が躍進、アメリカ大統領選ではトランプ氏の返り咲き、大きく揺れています。ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ・ガザ地区での武力衝突も続いたままで、円安の影響もありエネルギーや食料の価格高騰など、私たちの生活にも大きな影響が生じています。日本を含め世界は大きな転換期を迎えようとしています。
これらの出来事を通じて、皆さんに考えて欲しいことがあります。
それは「変化や困難に対応する力」と「他者への思いやり」です。
特に自然災害では自助(自分自身を守り)、共助(周囲の人々と協力する)の力が求められますし、また、大リーグで活躍した大谷選手やこの夏のパリオリンピックやパラリンピックで活躍した選手のように、自分に向き合い、目標達成(困難を乗り越える)のため、努力と挑戦を続ける事が大切だと感じたのではないでしょうか。
他者を思いやり、変化や困難に柔軟に対応していって欲しいと思います。
来年も素晴らしい一年になりますよう願って、終業式の講話とします。