アセビ(馬酔木) 〜庭先にも野山にも〜
2025年4月12日 16時30分先日、会議で行った泰阜役場近く道路脇の山林で、純白でスズランを思わせる可憐な花をたくさん咲かせたアセビを見つけました。
アセビは常緑の低木で大木になることがないため、庭木や公園の植栽として親しまれています。そのため、自然の野山でアセビを見ることがほとんどなく、ちょっとビックリしました。周辺に大小様々のアセビが何本も生えていましたが、もしかしたら人が植えたものが、野生化して増えていったのかもしれません。
「アセビ(馬酔木)」という名前には、古い時代からの自然との関わりがあります。この植物、その葉や茎に毒性があり、牛や馬が誤って食べてしまうと中毒症状を起こし、酔っぱらったような状態になることから、この漢字が当てられたと言われています。人にも有害で、摂取する下痢や嘔吐、腹痛、痙攣、麻痺などさまざまな症状を引き起こす可能性があるそうです。怖いですね。気をつけましょう!
アセビの花は、その小ささゆえに一見目立ちにくいですが、近づいてよく見れば見るほど、その美しさにに心を奪われます。風に揺れる花房が、私たちの目を楽しませてくれます。