令和5年度校長ブログ

飯田コアカレッジ模擬授業&信州大学出前授業

2023年11月24日 15時12分
校長ブログ

11月22日(水)、2学期期末考査最終日のテスト終了後、2年生の進学希望者(25名)対象に、(高校卒業後の)上級学校の先生にご来校いただき、模擬授業・出前授業が行われました。

飯田コアカレッジからは、校長の牧島 晃 先生とITスペシャリスト学科の渡辺優希 先生に、信州大学からは、信州大学の理学博士 伊藤 冬樹 教授に理科化学を講義していただきました。写真は、後者の理科化学の出前授業です。

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授業のテーマは「結晶化」です。身近な結晶というと食塩(主成分はNaCl(塩化ナトリウム))を思い起こしますね。無秩序な(イオンの)集合体の食塩水から、秩序ある原子の並びの結晶(個体)に変わる瞬間を捉えた写真・映像を紹介していただきました。研究は、東京大学の研究グループによるもので、なんでも世界初だそうです。(もっと詳しく知りたい方は、東大のホームページをご覧ください。)
生徒からも、「おぉ〜」と感嘆の声が上がっていました。
特殊な顕微鏡(2枚目の右上)とノイズを除去するためのソフトなどを駆使して、原子レベル(ナノの世界)で、結晶のできる瞬間を解明(映像化)したそうです。
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さすがに原子レベル(ナノの世界)の観察は高校ではできないので、伊藤先生は見てよくわかる「試験管内で雪を降らせる実験」=塩化アンモニウム(NH4Cl)の再結晶化を実演し見せていただきました。それがこちらです。
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本物の雪ではないです。試験管内で白い結晶(=塩化アンモニウム)が生まれ、静かに沈んでいくのが雪のように見えるため、このように呼ばれています。
生徒は食い入るように眺めていました。

試験管内で雪を降らせる実験の動画(13秒)

mp4ファイルはこちら

飯田コアカレッジの牧島校長先生、渡辺先生、信州大学 教授の伊藤先生、今日は生徒のために模擬授業(出前授業)、ありがとうございました。