「福祉の目と心」を携えて 〜介護職員初任者研修修了式〜
2025年7月24日 17時21分明日は1学期終業式。いよいよ待ちに待った夏休みですね。
本日は阿南高校の特色の一つでもある福祉系の学習に取り組む生徒たちの素晴らしいニュースをお届けします。
本日3時間目、本校の福祉系生徒を対象とした「介護職員初任者研修修了式」を執り行いました。
「介護職員初任者研修」は、介護の仕事に就く上で必要となる重要な資格です。今回、晴れて修了証を手にしたのは、9名の3年生の生徒たちです。彼女、彼らは2年生の時からこの研修に取り組み、所定の座学と実技に加え、実際の施設での実習を通して、高齢者や障がいのある方々への理解を深め、実践的なスキルを磨いてきました。
修了式に先立ち、生徒たち一人ひとりから、これまでの福祉実習で得た学びや経験について発表してもらいました。
生徒たちは、デイサービスや訪問介護など、それぞれの実習先での利用者の方々との交流や具体的な介護実践について、自分の言葉で堂々と報告しました。介護の専門知識や技術だけでなく、利用者さんと心を通わせることの大切さや、人の役に立つ喜びを実感したことなど、温かい心が伝わる発表でした。
この研修修了は、将来、地域社会を支える介護のプロフェッショナルとして活躍するための大きな一歩となります。修了した9名の生徒たちの進路は、福祉関係への就職、あるいは他の分野へ進む者、さらには大学(短大)や専門学校でより専門的な資格取得を目指す者など、様々です。しかし、どのような道に進むにしても、この研修を通じて培った「福祉の目」と「福祉の心」を忘れずに、社会の中で人の役に立ち、貢献してくれることを心より願っています。
本校では、福祉分野で活躍できる人材の育成に力を入れています。今回の研修修了は、生徒たちの1年半にわたる努力の結晶であり、心から誇りに思います。
修了した9名の生徒の皆さん、本当におめでとうございます。