阿南の四季の植物『マタタビ』
2023年6月9日 10時34分飯田方面から阿南高校へ向かう国道151号線沿い、この時期一際目を引く植物があります。白い葉のつる性の植物「マタタビ」です。今ちょうど花の咲く時期(6月から7月)で、マタタビは葉を白くさせ、遠くからもとてもよく目立ちます。
肝心の花ですが、葉の裏側に隠れて咲き、一見分かりずらいです。そのためか、葉が白くなるのは花に訪れる虫たちの目印となっているのではないかとも言われています。この写真は学校の職員駐車場脇のやぶに垂れ下がった「マタタビ」の花で、真下にまわって撮影しました。
マタタビには雄花だけをつける雄株と両性花を付ける株があるそうで、この写真の花は中央に白いめしべ、そのまわりに黄色い黄色いおしべが見られますので両性花ですね。やや大きめですが梅の花にも似ているため、夏梅(ナツウメ)ともよばれているそうです。マタタビは実もつけ、その実の果実酒がまたたび酒となります。
「猫にマタタビ」という諺(ことわざ)も有名ですね。大好物の例えとして使われます。ネコ科の動物はマタタビの匂いを嗅いだり食べたりすると、体を擦り寄せゴロゴロと転げ回ったりするそうです。