元プロサッカー選手 坂田記一先生による特別授業!
2025年7月3日 20時45分昨日の7月2日(水)3、4時間目、本校体育館にて、3年生を対象にスポーツ庁の「令和の日本型学校体育構築支援事業」を活用した特別授業が開催されました。プロのアスリートの方に直接体育授業を行っていただく機会はそうあるものではなく、生徒たちにとって非常に貴重な学びの機会となりました。
講師紹介:坂田 記一 先生
坂田先生は、大学卒業後、アルビレックス新潟、アルビレックス新潟シンガポール、ドイツでプレーされた経験をお持ちの元プロサッカー選手です。ご自身の体を理解してバランスよく操縦すること、身体能力を技術で補うこと、常に頭を使うことを中心に、コーチングにおいては「とにかく楽しむこと」、「他者と比較せずに自己ベストを目指す」ことをポイントとされています。
授業の冒頭、約15分間は坂田先生の自己紹介と、ご自身の輝かしい競技経験から得られた知見を活かし、「サッカーを通じて伝えたいこと、目標設定やトライすることの大切さ」についてご講話いただきました。生徒たちは、普段なかなか触れ合うことのできないアスリートの直接的な言葉に真剣に耳を傾け、大きな刺激を受けている様子でした。アスリートと生徒(子ども)たちの交流は、その教育的意義の大きさが確認されており、子供たちの成長を促す上で非常に重要な取り組みです。
講話に続いて残りの約70分間は、坂田先生のご指導のもと、実技として「体つくり運動」を行いました。
本日の実技指導では、単に体を動かすだけでなく、スポーツ学の理論に基づいた体づくりが行われました。具体的には、マーカーを使った体づくりのアップや、大きさ・重さの異なるバレーボールやバスケットボールを使ったトレーニングが行われました。
坂田先生は、自身の体を理解してバランスよく操縦すること、身体能力を技術で補うこと、常に頭を使うことを中心に、生徒たちが「とにかく楽しむこと」、「他者と比較せずに自己ベストを目指す」よう促していました。失敗を恐れずトライし、その後工夫、挑戦、調整することの重要性もコーチングされ、生徒たちは熱心かつ和やかな雰囲気の中で真剣に運動に取り組みました。
競技経験から得られた知見や自身の体験から感じたスポーツの価値を伝えることで、生徒たちが「わかる・できる」を体感し、運動への意欲を喚起できたことと思います。一人ひとりが自己の身体能力と向き合って体力・運動能力の向上を目指す、非常に有意義な時間となりました。
遠路はるばる阿南高校までお越しいただき、本校の生徒たちのために熱心なご指導をしてくださった坂田記一先生に心より感謝申し上げます。今回の特別授業は、生徒たちにとって忘れられない貴重な経験となりました。