初ホトトギス
2023年5月19日 17時40分「目には青葉 山ほととぎす 初鰹(がつお)」江戸時代の俳人、山口素堂の俳句です。初夏の爽やかな青葉(若葉)が目に映り、山からはホトトギスの鳴き声が聞こえ、初物のカツオが食べれれる素晴らしい季節をあらわした俳句ですね。17日、18日と全国高等学長協会の総会・研究協議会で大宮に行ってまして、今日、3日ぶりに阿南高校へ出勤したのですが、車から降りたとたん“トッキョ キョカキョク(特許許可局)”と、ホトトギスの鳴き声が聞こえてきました。自分にとっては今年初めての“初鳴き”でした。
人によっては“テッペンカケタカ(天辺翔たか)”とも聞こえますよね。このように鳥(生物)の鳴き声を分かりやすいように人の言葉や文字に置き換えたものを「聞きなし」といいます。ニワトリの“コケコッコー”とかウグイスの“ホーホケキョ”、カッコウの“カッコー”などがそれです。
ホトトギスという鳥は、全長30cm近くある大きめの渡り鳥で、夏を告げる鳥です。姿形は「托卵」で有名なカッコウとよく似ています。「托卵」とは他の種の鳥(主にウグイスだそうです)の巣に卵を産みヒナを育ててもらう、一つの戦略ですが、ちょっとやな(ひどい)習性のことです。
さすがにホトトギスの写真は撮れませんでしたので、サントリーの『日本の鳥百科』をご覧ください。https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1490.html
この後の写真は冒頭に書きました全国高等学長協会の総会・研究協議会の模様です。総会(1枚目)の後、各ブロックからのレポート発表(二日間で4本)と文科省からの行政説明、初日午後には東京大学教授 横張 真 氏「新しい時代の都市・地域計画」の講演がありました。(2枚目写真)
昨日一昨日は全国各地で夏を思わせるような暑い日でしたが、今日は一転して雨模様。みなさん気温差が激しいですので体調には十分お気をつけください。