令和5年度校長ブログ

阿南の夏の植物「ウバユリ」

2023年8月3日 14時33分
校長ブログ
鬼渡沢川周辺のやや薄暗い湿った樹木の下に、ユリの仲間の「ウバユリ」が咲き始めました。以前紹介した「ヤマユリ」のような華やかさはほとんどなく、大型の百合ですが、花は半開き状態、色も緑がかって目立ちにくいため、目を留める人も少ない花かと思います。
IMG_1314
姥(乳母)とは子守役の年老いた女性のことで、昔は歳をとれば歯がない方が多かったことから、花が咲く頃に葉がない姿が、葉(歯)がないユリということで、ウバユリ(姥百合)と名がついたそうです。。実際には写真のように葉っぱはありますので、花のつく茎(柄の部分)が長く、その部分に葉(歯)がないためかなと思います。
 IMG_1319  IMG_1318
ウバユリの亜種(変種)に「オオウバユリ」がありますので、多分こちらの写真(1、3枚目)は「オオウバユリ」だと思われます。オオウバユリはウバユリより更に大型で、花の数もかなり多いのが特徴です。
ちなみに、最後の写真のオオウバユリ左の白い花を咲かしている植物は「ヤブミョウガ」で、ミョウガと呼ばれてますがミョウガではなく、ツユクサ科の植物です。葉が薬味によく使うミョウガ(茗荷)によく似ているためその名がついています。