阿南の夏の植物「ノリウツギ」
2023年8月8日 15時02分通勤途中の国道151号線、阿南町富草の古城あたりで、爽やかな白い花の咲いている中低木の植物(3〜5mぐらいあります)が見えるので、帰りに立ち寄ってみました。
アジサイによく似た(野生の)「ノリウツギ」です。
花の縁を飾っている装飾花も見られ、アジサイにとてもよく似た花ですが、花全体の形状は円錐形で、横から見ると三角の形をしており「ピラミッドアジサイ」なんて呼ばれることもあるそうです。アジサイもウツギも同じアジサイ科の仲間で、装飾花と両性花が咲いています。(8/1校長ブログ「タマアジサイ」)
ノリウツギ(糊空木)の「糊」とつく意味は、和紙を漉く(すく)時に使う糊として、この木の皮を煮立ててとったことから、名前がついたそうです。そのため別名として「糊の木」とも呼ばれたそうです。「空木」はわかりますよね。(5/1校長ブログ「ウツギ」)
牛乳パックをリサイクルして、手漉きハガキを作った経験はありますか?その時、糊としてよく洗濯糊を使いますが、昔の人は、何から何まで自然を利用していたんですね。
このノリウツギを改良した園芸種は、花の少ない夏に咲く大きく華やかな花木として、よく庭でも見かけます。