阿南高校 校長ブログ

阿南は本当に「稲作発祥の地」なのか?(3)

2021年8月17日 12時55分
校長ブログ

 稲作の始まりを弥生時代の土器から探ってみようと思った私は、天龍村平岡にあった「満島南遺跡」を調べようと思いました。
 稲作は大陸から九州関西地方を経て全国に伝わったと考えられています。そうなると長野県に入ってきた一つのルートとして考えられるのが東海から天竜川をさかのぼっていったルートです。多くの文献でもこのルートを唱えています。
 そうなると県内の天竜川沿いで最も南は天龍村です。前回お話ししたようにここも広い意味で阿南地域となります。そしてここに縄文時代から弥生時代中期にかけて栄えた集落の跡、「満島南遺跡」があることを知ったのです。文献にはこの遺跡から稲作文化の始まった弥生時代初期に特徴的な「条痕文(じょうこんもん)土器」ががたくさん出ていることが記されていました。
 この遺跡はもともと遠山景政さんという方の畑から土器がたくさんの出てその存在が分かったというので、私は早速、遠山さんに連絡を取ってみることにしました。

阿南高等学校協力会総会が開かれました

2021年8月11日 07時46分
校長ブログ

 8/10(火)、阿南町役場にて南高等学校協力会総会が開催されました。この会は下伊那南部5町村の町村長、議会議員、同窓会、学校で運営し、本校の教育振興、育成発展のために組織された会です。阿南高校のために物心両面から支援していただいています。協議の中で、学力向上支援策の一つとして、学習塾構想について話し合われました。進学希望者の学習環境の確保という意味では放課後の公設学習塾は大変ありがたく、生徒の進路実現の大きな支援になると思います。資金や設置場所など課題は山積みですが何とか前進することを願っています。
   

阿南は本当に「稲作発祥の地」なのか?(2)

2021年8月4日 08時39分
校長ブログ

  阿南が稲作発祥地なのかを調べるためには様々な文献にあたる必要があります。こんな時に力になってくれるのが図書館司書の先生です。本校の知久先生に全県的に文献の収集をおこなっていただいたら、こんなにも資料が集まりました(写真)。これを全部読み込むのは不可能ですが、知久先生が大事なポイントに付箋をしてくれたのでとても助かっています。
 ところで、「阿南」という地名ですが、実は、校章が作られた昭和25年当時は阿南町は存在しておらず、いくつもの村(大下條村、富草村、和合村など)に分かれていました。したがって当時の「阿南」とは阿南町のことではなく、下伊那南部地域全体を指していることが分かったのです。
 稲作の発祥というと弥生時代です。下伊那南部地域で弥生時代の初期の遺跡から稲作の跡が発見されれば直接の証拠となります。文献を検討してみると、稲作の直接証拠は「水田の跡」「木製農具」「もみ」「もみの跡(圧痕)」が見つかることですが、この地域では飯田市の石行遺跡で「イネのもみの圧痕」が見つかったぐらいで、時代を比較することができません。そこで、弥生時代初期の「土器」が出土する下伊那南部の遺跡を探してみることにしました。
 すると、天龍村平岡に「満島南遺跡」という縄文時代後期~弥生時代中期に栄えたと思われる遺跡の存在を知りました。・・・つづく
   

阿南は本当に「稲作発祥の地」なのか?(1)

2021年7月30日 13時40分
校長ブログ

 阿南高校の校章は3つの稲穂が組み合わさって「協力」「安定」「平和」を表しています。阿南高校五十年史には校章の由来について「信州における稲作発祥の地・阿南にふさわしく稲を図案化したもの・・・」と記されています。
 私はこの山深い阿南が稲作の発祥地であることに疑問を持ちました。そこで様々な文献を調べてみると、阿南町史に大下條平久地区に湧水を用いた古代水田の名残があったという資料を見つけました。早速平久地区へ行ってみましたが、山間の水田は区画整理され古代の面影は残っていませんでした。近くで農作業をしているご夫婦にお聞きしたところ、この辺りには川はなく、山の湧水をためた堤(つつみ)から1年中水を引いているので水が不足することなく、また三紀層の肥沃な土壌で良い米がとれるとのことでした。
 なるほど、山でも稲作はできるのだと思いましたが、発祥なのかはわかりません。
この夏はそこを追求してみたいと思います。・・・と終業式でお話ししました。
 

環境整備作業ありがとうございました

2021年7月17日 09時55分
校長ブログ

 本日は2年ぶりにPTA環境整備作業が行われました。例年、この時期に保護者の皆様と生徒が一緒になって学校の環境をより良くするために集まります。
 今回は教室、廊下の壁のペンキ塗りと生徒昇降口周辺の清掃を中心に行いました。梅雨明けの猛暑の中をみんなで協力し合い美しい校舎によみがえりました。
 この校舎ができて40年以上たちますが、古くはなったものの、当時とほとんど変わらずきれいな状態が保たれています。
 これも保護者・生徒の皆さんによる毎年の環境整備作業のおかげも多分にあると思います。皆さんお疲れさまでした。
 

草取りに汗を流しました

2021年7月15日 15時03分
校長ブログ

 6月に平石農場でまいたヒマワリの種が成長してきたということで、雑草取りに行ってきました。昨年は豪雨によって種が流されてしまいましたが、今年は無事にすくすくと成長していました。ヒマワリと同じくらいまで伸びた雑草を丁寧に取り除いていきます。葉の形や生え方をしっかりと見分けられないとヒマワリを抜いてしまうので注意が必要です。こうして手間暇かけたヒマワリは、1カ月後のお盆の頃には大輪を咲かせてくれそうです。
 夏休み中、こちらにお寄りの際には是非お寄りください。
 

阿南祭が始まりました

2021年7月9日 11時25分
校長ブログ

 いよいよ第65回阿南祭が始まりました。午前中の体育祭は残念ながら雨天によりできませんでしたが、午後の校内祭は予定通り行います。明日は一般公開です。1・2のクラス展、3年の購買の他、茶華道部、美術部の展示、郷土芸能同好会、吹奏楽部、ダンス同好会、軽音楽部の発表も楽しみです。来校者制限がありますが、奮ってご来校ください。
 今年は新企画として、職員のとっておきを持ち寄る職員展を行います。棚田教頭先生は自分の結婚式のために制作したパーティドレスを展示します。私の「大日如来坐像」は車の助手席に乗せて連れてきました。紙なのでシートベルトなしです。交通違反にはなりません。ほんの一部を紹介します。
  

大学訪問

2021年7月7日 17時31分
校長ブログ

 5日(月)、勝野阿南町長、勝又教育長、宮島同窓会長と私で愛知県の愛知東邦大学と修文大学を訪問してきました。愛知東邦大学は経営学部に地域ビジネス科があり、本校の教育目標に近い取り組みをしています。修文大学は看護学部など医療系を中心とした大学です。
 今回は阿南町と2つの大学とが連携協定を結ぶための打ち合わせを行いました。この協定が結ばれると、町長さんにも本校の進路に関わっていただき、生徒の皆さんの進路実現がより進むことが期待されます。
 

 


令和3年度校長ブログはこちら
7555