阿南高校 R7校長ブログ

1学期終業式 〜未来へ架ける実り大き夏へ!〜

2025年7月25日 14時06分
校長ブログR7

 阿南高校では1学期の終業式を迎えました。生徒の皆さん、本当によく頑張りました!

校長講話では、以下の内容を話しました。

【創造と団結 成長を実感した1学期】
 阿南祭での創造力と団結力は、まさにテーマ「虹~未来への架け橋へ~」の通りでした。仲間と共に汗を流した経験は、きっと大切な財産になったことでしょう。

 今月、北信越の高等学校PTA連合会の研究大会で、バレーボール元日本代表監督・中垣内祐一さんの講演が聴く機会がありました。「結果ではなく過程を大切にすること」、「自分で気づき、考え、行動する力」の大切さを説かれました。悩んだり、うまくいかない時こそ、人は成長している証拠。そのような経験を積み重ね、夏休み、そして夏休み後も。それぞれの目標を持って前向きに過ごしてほしいと思います。

【地域文化を未来へつなぐ阿南高生】
 先日7月13日、大阪・関西万博で「遠山の霜月祭り」「和合の念仏踊り」「大島山の獅子舞」など、南信州の民俗芸能が披露されました。  (遠山出身の)1年・N.Gさん、3年・K.Rさんは保存会の皆さんとともに「遠山の霜月まつり」の舞を披露し、南信州の文化を世界に発信してくれました。本当にお疲れさまでした。

R7万博 (1)  R7万博 (4)

 面を被り赤色の襷をし、走り回って、背中から飛び込むような動きをしています。これを「四面の舞」というそうで、この動きは邪気を払い、場を清める意味があるそうです。そして、祭りの熱気が最高潮に達する瞬間でもあるそうです。

R7万博 (2)  R7万博 (5)

 写真から2人の凛とした姿、そして熱気あふれる会場の様子が伝わってきます。霜月祭りは、無病息災を願って受け継がれてきた祭事。 その舞台に若者が立つ姿は、地域の希望そのものです。  

【地域とともに、文化をつなぐ】
 文化祭の「地域のみんなの本気展」に象徴されるように、本校は地域とともに歩んでいます。郷土芸能同好会では、新野の盆踊りや新野の雪まつりなど、地域の祭りの技を磨き伝承しています。地域と共に歩む阿南高校にとって、郷土芸の同好会や万博で遠山の霜月まつりを披露した二人の姿は、文化を未来へつなぐ素晴らしい手本となると思います。若い皆さんが地域の魅力を発信していく、そんな一歩こそが「未来への架け橋」になると信じています。

【実り多き夏休みへ】
 明日からは夏休みです。特に3年生は進路実現に向けた大切な時期。普段できないことにも挑戦し、高校最後の夏を豊かに過ごしてください。

 飯田下伊那地区はこの時期(7月から秋にかけて)毎週のようにどこかで祭りが開催され花火が上がる、とても珍しい地域です。皆さんの地域にもきっと素敵なお祭りがあるはずです。友達や家族と参加し、ふるさとの温かさを感じてみてください。

 1か月後、一段とたくましくなった皆さんに会えることを楽しみにしています!健康に気をつけて、実りある夏休みを!

【一覧】校長ブログ/阿南🌸blogは下記のボタンより(R5~)