災害に備え、地域と連携する防災訓練! 〜「自分ごと」として考えよう〜
2025年9月4日 20時27分9月4日、阿南高校では地震災害を想定した防災訓練を実施しました。
午前中のSHRでは、事前学習としてスライドを用い、地震発生直後の行動や揺れがおさまった後の対応について学びました。災害時にどのように行動すべきかを考えながら、命を守る知識を身につけました。
午後には避難訓練を行い、生徒たちは速やかに体育館へ避難。その後、地元の防災士の上野さんをお迎えし、講演をしていただきました。
上野さんは、能登半島地震の被災地で実際に避難所支援に携わられた経験をお持ちで、現地の様子を写真とともに紹介してくださいました。
特に「避難所でのトイレ問題」に焦点が当てられ、吸水性高分子ポリマーを使った簡易トイレの方法を紹介していただきました。
さらに、「避難所トイレに何が欲しいか」というテーマでグループワークを行い、生徒たちが主体的に考える時間も設けられました。
「プライバシーを守るための間仕切りやテント」、「消臭剤や芳香剤、消毒液」、「音姫」や「使用中の看板」など、高校生ならではの視点から様々なアイデアが出されました。
地域との連携を深める訓練に
今回の訓練には、阿南高校のあるの御供地区と中谷地区の区長さん方にもご参加いただきました。これは、災害時に地域の避難場所となる本校と、地域住民の皆さんが顔の見える関係を築くための重要な一歩です。生徒たちが真剣に訓練に取り組む様子をご覧いただき、いざという時に地域全体で協力するための第一歩を踏み出せました。
今日の訓練を通して、生徒たちは災害への備えについて具体的なイメージを持つことができたはずです。防災を「自分ごと」として捉え、災害時に自分たちにできることを考える貴重な機会となりました。今回の学びを活かし、もしもの時に備える心を忘れずにいきたいですね。