センニンソウに似た花「ボタンヅル(牡丹蔓)」 ー葉に注目ー
2025年8月29日 11時11分今朝の通勤途中、大下条のR151号線を外れ、学校に向かう道すがら、ふと道路脇に目をやると、白い小さな花が目に留まりました。遠目には、昨日このブログで紹介したセンニンソウ(仙人草)にそっくりですが、近づいてみると、そこには違う表情がありました。
花はセンニンソウよりやや小ぶりで、直径は2cmほど。何より印象的なのは、やわらかくふわっと広がる雄しべの姿です。センニンソウ(仙人草)のような甘い香りはほとんどありません。そして、一番の違いは葉の形。ギザギザ(鋸歯)とした3つの小葉が特徴的です。
「ボタンヅル(牡丹蔓)」です。
ボタンヅルという名前は、葉の形がボタン(牡丹)に似ているツル性植物であることに由来します。学名は Clematis apiifolia。この「Clematis」という属名から、園芸植物として愛されるクレマチスやカザグルマ(風車)の仲間であることがわかります。
見た目は繊細で可憐ですが、これも毒(プロとアネモニン)を持つ植物で、センニンソウと同じく皮膚に触れるとかぶれや水ぶくれを起こします。草刈りや扱いの際にはご注意を。
秋が深まる頃には、ボタンヅルの花も白い綿毛の種子となり、風に揺れる姿を見せてくれるでしょう。
今週初め(8月25日)に始業式を迎え、2学期がスタートしました。生徒たちの新しい歩みとともに、自然風景も少しずつ秋へと向かっています。来週はもう9月。足元の生物たちにも目を向け、季節の移り変わりを感じながら、まだまだ続きそうな残暑を過ごせればと思います。