自然の涼風を感じる「イワタバコ(岩煙草)」
2024年7月11日 21時21分大下条から新野の向かう途中の国道から、ちょっと沢沿いに入った湿った日の当たらない岩場にタバコのような形の葉の植物が、この季節(7月上旬)、星型で紫色した小さな花を咲かせています。「イワタバコ(岩煙草)」です。
写真からもお分かりのように、茎がほとんどなく、岩場の根本から1〜2、3枚の大きな葉を広げ、その葉から細長い花茎(かけい:葉を付けず花だけをつける茎)が伸び、うつむいた数個の花を付ける、とても風変わりな山野草です。
花をつけないとこんな感じで、岩から葉がへばりつくように生えて見えます。
NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公で、「日本植物学の父」とも呼ばれた牧野富太郎 博士が、この「イワタバコ」を愛したと言われてます。
今日は朝から雨が降り、その雨の雫が葉や花から滴り、涼しげで美しい雰囲気を醸し出しています。