可憐に佇む「ササユリ(笹百合)」の花
2024年6月11日 21時00分淡い清楚な桃色の花が、山間の小径に凛々しく咲いています。「ササユリ(笹百合)」です。葉が細く、笹の葉に似ていることが「ササユリ」の名の由来です。確かに、花がなければササそっくりです。
日本特産のユリで、中部地方から九州にかけて自生しておりますが、関東では見ることができないそうです。ササユリは繁殖力が弱く、成長も遅い(種から開花まで7〜8年)ため、加えて乱獲や乱開発によって自然のササユリの姿を見ることが少なくなってきているユリです。昨日の信濃毎日新聞にも飯田市大瀬木の梅ケ久保公園のササユリが記事になっていましたが、保護しないと見られない貴重な花になっています。
これからも、この清楚で可憐な姿が見られる南信州・阿南の自然を大切に守っていきたいものです。