校長ブログR7
昨日(7月5日)、阿南高校の文化祭に合わせ、同窓会の定期総会が開催されました。日頃より、母校である阿南高校、そして在校生である後輩たちのために、多大なるご理解とご支援、ご協力をいただいております同窓会の皆様に、心より感謝申し上げます。
総会では、宮島喜文同窓会長、そして前同窓会長で顧問の宮島久男様よりご挨拶をいただきました。多くの同窓生の皆様にお集まりいただき、母校への深い愛情を感じる機会となりました。

昨年度は、同窓会のご支援により、空き教室(21号教室)にエアコンや机、椅子が整備され、学年集会など様々な教育活動に活用させていただいております。(文化祭では「地域のみなさんの本気展」の展示会場でした。)これら令和6年度の事業報告や会計報告の他、今年度の事業計画や予算案が議題として挙げられ、承認されました。
また、昨年度冬頃からは、阿南高校の魅力向上と地域連携のため、同窓会が中心となり、先進校(兵庫県村岡高校)視察が実施さ、関東支部長の木下長義様を座長にワーキンググループが結成。視察の成果を基に、これからの阿南高校と地域との連携に向けた提言書が作成されました。その提言書が今日の総会で討議され、承認されました。
今年度の事業計画としては、来る8月21日(木)には、阿南町の阿南文化会館にて、村岡高校の今井典夫 先生と、鳥取大学地域学部の筒井一伸 教授を講師にお招きし、「阿南高校と地域の発展を考えるシンポジウム」開催を予定しております。
人口減少と高齢化が加速的に進む中、地域と高校の存続は喫緊の課題です。このシンポジウムが、地域と高校が協働し、教育を通じて地域を元気に、未来を創るための貴重な意見交換の場となることを期待しております。
同窓会の皆様の温かいご支援が、阿南高校の教育活動、阿南町の活性化に繋がっていくことを改めて実感しております。今後も引き続き、母校、後輩の生徒、そして地域のために、変わらぬご尽力とご協力を、心よりお願い申し上げます。
校長ブログR7
7月5日(土)、今日は一般公開が開催されました。生徒たちが日頃の学習やクラブ活動の成果を披露する場です。校内の教室や廊下を彩った展示の様子を写真と共にご紹介します。

4階は1年生のクラスが趣向を凝らした展示をしました。1ーBの教室は、廊下からすでに異様な雰囲気が漂う「お化け屋敷」は新聞紙を大胆に活用した装飾で、中からは悲鳴や怪しげな物音が聞こえ、盛況の様子でした。

その隣の1ーAの教室では、大人から子どもまで楽しめる「縁日」。射的コーナーでは真剣な眼差しで的を狙う子どもたちと、優しく遊び方を説明する生徒たちの姿が印象的で、笑顔で楽しめる空間となっていました。

2年生のクラス展は、秋の修学旅行事前学習の発表です。バルーンで飾り付けられた入り口をくぐると、修学旅行先の広島の平和学習に関する展示が広がり、飛行機や原爆ドームの模型から、広島を訪れる前に平和や歴史を学ぼうとする強い意欲を感じました。秋の修学旅行が、忘れられない旅行となることと思います。


視聴覚室は美術部員と美術選択者による作品ギャラリーです。個性豊かな校章デザインをはじめ、油絵、洗練された包装紙デザイン、鉛筆デッサンなど、多様な作品がずらりと並びました。生徒たちの豊かな発想力と表現力が感じられ、来場者は一つひとつの作品をじっくり鑑賞していました。


日本の伝統文化に親しめる茶華道部のブースでは、畳の上で浴衣姿の生徒たちが、お点前を優雅に披露していました。凛とした静けさの中に、所作の一つひとつが美しく映え、来場者の目を引きつけていました。また、会場には色とりどりの花材を用いた生花の作品が並び、生徒たちの繊細で豊かな感性見ることができました。



先年好評でした「地域のみんなの本気展」が今年も開催されました。地域の皆様にご出展いただいた絵画、写真、陶芸、手芸品、書道など、多岐にわたる力作の数々。温かみのある作品や、地域の魅力を再発見できるような写真に、多くの来場者が足を止めていました。

阿南高校のクラブ活動や生徒会の歴史を振り返る展示では、歴代の生徒会誌や文化祭ポスターが並びました。特に印象的だったのは、多くの卒業生の皆様がご自身の高校時代の生徒会誌を手に取り、懐かしそうに読み返す姿です。中には、この場で卒業以来の旧友や先生との再会に、喜びの声を上げている方も見受けられました。
生徒一人ひとりの個性と、仲間との協力、そして地域の皆様との温かい繋がりが、阿南祭の校内展示をより一層輝かせました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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阿南祭初日の校内祭、午後の体育館は、阿南高校伝統のクラスステージ発表「A1グランプリ」で歓声の渦に包まれました!生徒たちの若さ溢れるエネルギーがステージで弾けました。


各クラスがこのA1グランプリのために準備を進めてきたダンスや劇は、創造と個性の宝庫。色鮮やかなTシャツで、ユーモラスな小道具やマスク(お面)なども使って、会場からは歓声と拍手が送られました。どのクラスも、最高のパフォーマンスで全校を魅了しました。


生徒たちは、クラスの仲間と協力して一つのものを創り上げ、ステージから若さ溢れる輝きを全身で表現していました。真剣な眼差しの中にも弾ける笑顔が、大きな感動と活力を与えてくれたと思います。


この「A1グランプリ」を通して、表現することの楽しさ、そして困難を乗り越え、協力することの大切さを改めて学んだこと思います。未来へ向かう生徒たちにとって、かけがえのない「架け橋」となる体験となりました。

明日7月5日(土)はいよいよ一般公開日。保護者の皆様、地域の皆様、同窓生の皆様、多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております!
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7月4日本日、本校の文化祭「第69回阿南祭」が開幕しました!
今年のテーマは「虹〜未来への架け橋へ〜」。午前中に行われた開祭式では、執行部制作のオープニング動画付きの開祭宣言に続き、ステージバックがお披露目となりました。


今年のステージバックは、テーマである「虹」を鮮やかにちぎり絵で描き出し、その上を本校のマスコットキャラクター「ななん」が未来に向かって力強く歩んでいるデザインです!
色とりどりの紙片が貼り合わされ、その温かみのあるちぎり絵の雰囲気と、未来への希望に満ちた「ななん」の姿は、まさにテーマ「虹〜未来への架け橋へ〜」を体現しています。制作にあたった生徒たちの創造性と努力が光る素晴らしい作品となり、素晴らしいステージバックの披露に大いに盛り上がりました。
この後、午前の時間帯は、校内の各教室や展示スペースを鑑賞して巡る「内覧会」が行われました。そして午後は、阿南高校の伝統である各クラスによる趣向を凝らしたステージ発表「A1グランプリ」が開催されます!クラス一丸となって練習を重ねてきた成果が発揮される、熱気あふれる時間となることでしょう。
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昨日の7月2日(水)3、4時間目、本校体育館にて、3年生を対象にスポーツ庁の「令和の日本型学校体育構築支援事業」を活用した特別授業が開催されました。プロのアスリートの方に直接体育授業を行っていただく機会はそうあるものではなく、生徒たちにとって非常に貴重な学びの機会となりました。
講師紹介:坂田 記一 先生
坂田先生は、大学卒業後、アルビレックス新潟、アルビレックス新潟シンガポール、ドイツでプレーされた経験をお持ちの元プロサッカー選手です。ご自身の体を理解してバランスよく操縦すること、身体能力を技術で補うこと、常に頭を使うことを中心に、コーチングにおいては「とにかく楽しむこと」、「他者と比較せずに自己ベストを目指す」ことをポイントとされています。

授業の冒頭、約15分間は坂田先生の自己紹介と、ご自身の輝かしい競技経験から得られた知見を活かし、「サッカーを通じて伝えたいこと、目標設定やトライすることの大切さ」についてご講話いただきました。生徒たちは、普段なかなか触れ合うことのできないアスリートの直接的な言葉に真剣に耳を傾け、大きな刺激を受けている様子でした。アスリートと生徒(子ども)たちの交流は、その教育的意義の大きさが確認されており、子供たちの成長を促す上で非常に重要な取り組みです。
講話に続いて残りの約70分間は、坂田先生のご指導のもと、実技として「体つくり運動」を行いました。

本日の実技指導では、単に体を動かすだけでなく、スポーツ学の理論に基づいた体づくりが行われました。具体的には、マーカーを使った体づくりのアップや、大きさ・重さの異なるバレーボールやバスケットボールを使ったトレーニングが行われました。
坂田先生は、自身の体を理解してバランスよく操縦すること、身体能力を技術で補うこと、常に頭を使うことを中心に、生徒たちが「とにかく楽しむこと」、「他者と比較せずに自己ベストを目指す」よう促していました。失敗を恐れずトライし、その後工夫、挑戦、調整することの重要性もコーチングされ、生徒たちは熱心かつ和やかな雰囲気の中で真剣に運動に取り組みました。
競技経験から得られた知見や自身の体験から感じたスポーツの価値を伝えることで、生徒たちが「わかる・できる」を体感し、運動への意欲を喚起できたことと思います。一人ひとりが自己の身体能力と向き合って体力・運動能力の向上を目指す、非常に有意義な時間となりました。

遠路はるばる阿南高校までお越しいただき、本校の生徒たちのために熱心なご指導をしてくださった坂田記一先生に心より感謝申し上げます。今回の特別授業は、生徒たちにとって忘れられない貴重な経験となりました。
校長ブログR7
いよいよ今週末、7月5日(土)午前9時30分より一般公開の阿南高校文化祭「第69回 Anan Festival ~虹~未来への架け橋へ~」に向けて、学校全体が活気に満ちてきました。生徒たちは放課後も残り、それぞれの企画を成功させようと、熱心に準備を進めていました。
放課後の校舎を廻って、生徒たちの活動の様子を拝見しました。

どのクラスからも、真剣に作業に打ち込む姿や、楽しそうに話し合ったりする声が聞こえてきます。床いっぱいに広げた大きな装飾を皆で協力して作り上げたり、クラスメイトと和気あいあいとなってゲームやアトラクションの製作に集中したりと、どこも頑張っている姿が印象的でした。

校舎の外にも、生徒たちの努力の結晶が随所に現れています。「虹」をテーマにした色鮮やかな横断幕や看板が掲げられ、来場される方々を歓迎する準備も着々と進められていました。また、前日(7月4日)の校内祭のA1グランプリ(クラスによるステージ発表)に向けてのダンスの練習を行なっているクラスもあり、生徒たちが一丸となって、この阿南祭を最高のイベントにしようとしている熱意がひしひしと伝わってきます。


「阿南祭」に向けて仲間と協力し合い積み重ねてきた貴重な経験は、生徒たちにとってきっと大きな成長の糧となることでしょう。今年の「阿南祭」は、まさに「虹」のように多様で、輝きに満ちた文化祭となるでしょう。
生徒たちの溢れる情熱が詰まった「第69回 阿南祭」に、ぜひ足をお運びください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
阿南🌸blog
先日、阿南町の国道151号線沿いの通勤途中、ふと目に留まったのは、道端に咲く白い花の群れでした。よく見ると、それは初夏から盛夏にかけて日本各地の山野で見られる「オカトラノオ(丘虎の尾)」です。

その名の由来は、細長く連なる白い小花が、しなやかに垂れた虎の尾のように見えることから来ているそうです。また、「オカ(丘)」は、湿地に咲く近縁種「ヌマトラノオ」と区別するための言葉です。

この植物は地下茎を伸ばして広がるため、群生して咲く姿が特徴的です。実際に目にした場所でも、白い花穂が一方向に傾きながら、まるで白波のように連なっていました。

そして、特に印象的だったのは夜に見たオカトラノオの姿です。深い闇の中に浮かび上がる白い花穂は、昼とは異なる神秘的な表情を帯びていました。暗闇の静けさに包まれた道端で咲くその姿は、草むらの中の小さな明かりのようでもあり、立ち止まって見入ってしまうほどの美しさがありました。

朝の清々しさと、夜の幻想。その両方の時間帯で異なる魅力を見せてくれるオカトラノオは、まさに阿南の美しい自然の象徴の一つです。
何気ない、日常の中にある自然の変化に目を向けることで、感性や探究心を育んでいってほしいと思います。
校長ブログR7
本日、学校長として名古屋栄の東京第一ホテルで開催されました「阿南高校中京支部同窓会総会」に宮島同窓会長(泰阜)、生嶋副同窓会長(大下条)、木下副同窓会長(飯田)とご一緒い出席してまいりました。一昨年、昨年、そして今年もこのように温かいお集まりにお招きいただき、心より感謝申し上げます。今年度も総勢33名の同窓生の皆様にお集まりいただき、会場は終始、笑顔と活気に満ち溢れていました。

総会は、南信濃南和田ご出身の中島様の司会進行のもと、和やかに始まりました。まず、中京支部長の金山様(飯田市千代)より温かいご挨拶を頂戴し、日頃の支部活動への感謝と、同窓生の皆様の変わらぬご支援への御礼が述べられました。続いて、遠路はるばるお越しくださった関西支部長の熊谷様からも心温まるお言葉をいただき、全国に広がる阿南高校の絆を感じさせてくれる貴重な瞬間となりました。

そして、開催後まもなくして、今年も嬉しいサプライズがありました!
お仕事の関係で名古屋にいらっしゃっていた、阿南高校がお世話になっている、そして同窓生の皆様にはすっかりお馴染みのOBでタレント俳優の峰竜太(下條)さんが、多忙な合間を縫って駆けつけてくださいました。峰さんの登場に、会場からは大きな拍手と歓声があがり、一気に華やかな雰囲気に包まれました。

マイクを手に、同窓生の皆様へ向けて熱いメッセージを送ってくださり、その飾らないお人柄とユーモアあふれるトークで、会場は笑顔に包まれました。峰さんの軽快なトークを交えながら、阿南高校での輝かしい思い出話に花が咲き、参加者一同、当時の青春時代を懐かしむひとときとなりました。故郷や母校への深い思いや、高校卒業後、夢を抱いて上京し、数々の苦労を重ねながらもタレントとして活躍されるまでの道のりについても語ってくださりました。

会場では、旧知の仲間との再会を喜び合う声や、卒業年度は様々ですが、年を超えて阿南高校の思い出を語り合う姿が数多く見られました。皆様の表情からは、在学当時の思い出が蘇り、かけがえのない青春を共に過ごした仲間への深い絆と、母校阿南高校への変わらぬ愛情がひしひしと伝わってまいりました。
そして会の最後には、参加者全員で阿南高校の校歌(🎵峰より峰に・・・)、また、ボート部OG・OBの皆様がボート部の応援歌を斉唱いたしました。共に歌い、阿南高校の絆・一体感を再確認しました。

私自身も、学校長として、皆様の温かいお心遣いと、母校を思う熱い気持ちに触れることができ、大変光栄に思いました。同窓生の皆様の社会でのご活躍は、在校生にとっても大きな励みとなっております。
今回の同窓会を通じて、改めて阿南高校の歴史と伝統を支え、未来へと繋ぐ同窓会の皆様の存在の大きさを実感いたしました。中京支部同窓会の益々の発展を心よりお祈り申し上げるとともに、来年度もまた、この素晴らしい場所で皆様と再会できることを心から楽しみに、閉会となりました。
今後も同窓生の皆様との連携を深め、阿南高校がさらに魅力ある学校となるよう、教職員一同、尽力してまいります。ご参加くださった同窓生の皆様、そして総会を企画・運営してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
阿南🌸blog
先日、通気途中の阿南町大下條の道路脇の山際に、柔らかな白いふさを揺らす可憐な花を見つけました。

特に鮮やかな色合いで目立つ花ではないけれど、その細身で優しい佇まいに惹かれ、思わずカメラを向けました。調べてみると、どうやら「ヤマブキショウマ」か「トリアシショウマ」のどちらかのようです。どちらも似たような白い穂状の花を咲かせるため、見分けるのが難しいのですが観察を重ねてみました。
この植物は、草丈が1メートルに満たない、とても控えめな姿をしています。そして、よく見ると、一つの小さな花の中におしべとめしべが両方ある「両性花」のようです。さらに、葉の縁にはギザギザ(鋸歯)があるものの、ヤマブキショウマのように鋭くはなく、葉の先端がすらりと伸びているのが特徴的です。

これらの様子から、この花は「ヤマブキショウマ」ではなく、「トリアシショウマ」の仲間の植物ではないかと思われます。(ちょっと自信はないです。)
ところで、「ヤマブキショウマ」や今回の「トリアシショウマ」のように、名前の最後に「ショウマ」とつく植物がいくつかありますね。実は以前、このブログでも「ショウマ」の仲間である「サラシナショウマ」を紹介しました。
「ショウマ(升麻)」という言葉は、もともと漢方薬に使われる植物の名前に由来し、根茎の様子や、細長く伸びる白い穂状の花の形が似ている植物によくつけられているそうです。ぜひ、以前のブログもご覧ください!▶ サラシナショウマのブログ記事はこちら
どこにでもあるような花、と最初は思いましたが、細部を観察することで、その魅力や特徴を発見できました。
皆さん、普段通る道端にも、きっと素敵な発見が隠れていると思いますよ。
校長ブログR7
本日より始まった1学期の期末テスト。これが終わると、いよいよ本校生徒会最大のイベント「阿南祭」が7月5日(土)に開催(一般公開)されます。
今年のテーマは「虹 ~未来への架け橋へ~」

ポスターには、希望に満ちた空に手を伸ばす少女の姿が描かれています。まさに、生徒一人ひとりが思い描く未来へ歩み出そうとする姿です。
文化祭の準備は、生徒会を中心に、クラスや部活動ごとにすでに始まっていますが、ここ1週間は期末テスト期間と重なり、思うように時間が取れなかった部分もあるかもしれません。テスト明けから本番までは10日余りという限られた短い期間ですが、この時間を最大限に活かし、熱意と想像をもって準備に取り組んでください。
阿南祭は、生徒たちの発表の場であると同時に、地域の方々と交流する大切な機会でもあります。昨年初めて開催された地域の皆様による作品展「地域のみんなの本気展」は、大変好評をいただきました。今年も絵画・写真・工芸・書など、幅広いジャンルの作品をご出展いただく予定です。地域の創造力が集まる展示空間ですので、多くの方にご覧いただければ幸いです。
また、当日は(北條会館にて)同窓会総会も開催されます。多くの卒業生が母校に集い、生徒たちの活動や展示を見ていただける機会ともなっています。クラス展示(お化け屋敷、縁日企画、修学旅行展など)、文化部・同好会(美術部、茶華道部、吹奏楽部、ダンス、郷土芸能、軽音楽部のほか、音楽選択者による和太鼓)の発表など、多彩な催しが予定されています。こちらも是非ご覧ください。
残り少ない準備期間ですが、知恵を出し合って仲間と協力し、時には壁にぶつかりながらも、文化祭という一つの目標に向かって進むことが、何より大切な経験となるはずです。
第69回「阿南祭」の開催を心より楽しみにしています。
校長ブログR7
本日6月19日(木)、いよいよ1学期の期末テストが始まりました。生徒たちにとっては、これまでの学習の成果を試す大切な3日間(土日を挟んで)となります。
生徒の中には、8時半の始業に合わせて始まる全校朝学習(テスト前学習)を待たずに、いつもより1本早い列車で登校し、教室で参考書やノートを広げ、(クラスメイトと一緒に)最終確認に集中している姿も見られました。期末テストにかける強い意気込みがひしひしと伝わってきます。(写真は8時半からの全校一斉の朝学習の様子)

9時、1時間目のテストが静かに始まりました。特に3年生にとっては、この1学期までの成績が進路に大きく影響するため、表情はまさに真剣そのもので、問題用紙と真正面から向き合う姿は、まさに真剣勝負といった様子でした。

今朝、いつものように校門に立って生徒たちの登校を見守っていると、「今日からテストか…」という、いつもと違った不安と緊張感をまとった生徒も散見されました。ここ数日、日本列島は猛暑に見舞われており、急激な真夏のような天候が体にも負担をかけ、暑さ疲れも影響しているかもしれません。それでも、目の前のテストにひたむきに頑張ろうとしている姿に、心を動かされる思いです。

昇降口には、教頭先生から生徒たちへのエールとして、「大切な定期考査、最後まで手を抜かず、怠らず、そして諦めないように」という力強いメッセージが掲示されており、生徒たちの背中を力強く押してくれています。
これまでの努力の成果を存分に発揮できるよう、心から応援しています。
今日も35℃を越える予報です。体調管理にはくれぐれも気を付けて、最後まで諦めずに、皆さんベストを尽くしてください!
校長ブログR7
本日、阿南高校前の道路脇の花壇にマリーゴールドを植えました。
ご協力いただいたのは、地元で長年大変お世話になっている、御供地区「結の会」の方々と、本校の生徒会役員を中心とした生徒たち。有志の生徒も加わり、地域の方との交流の場ともなりました。

この取り組みは、「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」として10年以上継続している地域美化活動の一環です。6月10日に実施予定でしたが、関東甲信地方の梅雨入りと重なり、雨で延期に。昨日までは梅雨空でしたが、今日は貴重な梅雨の晴れ間となり、放課後に実施することができました。

地域の方と一緒になって土に触れ、苗を植え、水を注ぎながら交わされる言葉や笑顔は、とてもあたたかく、やさしい時間となりました。
花壇のマリーゴールドが、これからの季節、地域の皆さんや登下校の生徒たちにやさしい彩りを届けます。みなさん、ありがとうございました。

校長ブログR7
明日(6月11日)、飯田文化会館で恒例の合同芸術鑑賞会が開催されます。今年は、和太鼓「志多ら(しだら)」さんと津軽三味線「あべや」さんによる「民謡邦楽スペシャルライブ」です。阿南高校と阿智高校の皆さんで、素晴らしいひとときを分かち合えることを、心から楽しみにしています。
明日の事前情報(学習)ということで、ChatGPTに「志多ら」さんと「あべや」さんを調べてもらいました。
◆地域に根ざした「本物」の和太鼓集団「志多ら」
和太鼓の「志多ら」さんは、私たちの住む長野県南端からほど近い、愛知県奥三河・北設楽郡東栄町を拠点に活動するプロの創作和太鼓集団です。(「志多ら」の“したら“は設楽郡の“したら“だったんですね。)30年以上の歴史を持ち、廃校を稽古場に共同生活を送りながら、地域の民俗文化に深く根ざした活動を続けていらっしゃいます。
東栄町は、古くからこの地域に伝わる伝統行事「花祭り」が有名ですが、「志多ら」さんもその奉納に参加するなど、地元の方々と交流し、文化の担い手として認められています。阿南町から東栄町にかけての国道151号線は、「祭り街道」とも呼ばれるほど民俗芸能が色濃く残る地域です。「志多ら」さんの力強い和太鼓の響きは、きっと地域の歴史や人々の想いを肌で感じさせてくれるでしょう。国内はもちろん、世界各国でも公演されている彼らの演奏は、まさに「本物」の迫力です。
◆伝統と革新が融合した津軽三味線「あべや」
もう一方の演者である津軽三味線と民謡の「あべや」さん。こちらは、兄弟奏者を中心に活動する日本民俗音楽芸能集団です。創設メンバーの阿部金三郎さん・銀三郎さん兄弟は、いずれも全国津軽三味線コンクールでチャンピオンを獲得した実力者です。
「あべや」さんの魅力は、その演奏技術だけにとどまりません。津軽三味線の豪快な旋律に、懐かしさを誘う民謡の歌声、威厳ある尺八、そして華やかな舞踊を融合させ、舞台に「笑い・感動・躍動」のドラマを届けてくれます。伝統に新たな命を吹き込む彼らのステージは、ただ聴くだけでなく“体感・楽しむ空間”。若々しい感性で邦楽の新しい可能性を切り拓く彼らの演奏は、きっと皆さんの心にも強く響くはずです。
ますます楽しみになってきましたね。
今回の鑑賞会は、和太鼓や津軽三味線という日本の伝統楽器の魅力に触れる貴重な機会です。伝統と革新、そして地域の文化が融合した、まさにスペシャルなライブとなるでしょう。
飯田文化会館までは電車やバスでの移動となります。今日は朝から雨で、関東甲信もいよいよ梅雨入りし、JR飯田線の遅延・運休が心配ですが、事故なく、無事に会場に到着し、魅力的な伝統芸術に触れ心豊かな一日を過ごせればと、心より願っています。
校長ブログR7
今日、阿南高校では春季クラスマッチが開催されています。
天候にも恵まれ、絶好のスポーツ日和。朝の爽やかな空気の中、生徒たちはそれぞれの競技に臨みました。競技種目は男子バレーボール、女子バレーボール、男子ソフトボールの3種目。全校生徒122名が、学年を越えて熱い戦いを繰り広げています。

特に1年生にとっては高校生活初めてのクラスマッチ。仲間とともに挑戦するこの機会は、きっと忘れられない一日になることでしょう。クラスによってはおそろいのクラスTシャツを着て、優勝を目指しながらも、互いに励まし合い、応援し合う姿が印象的でした。試合の合間には、仲間同士で作戦を練る姿や、プレーを称え合う様子も見られ、スポーツを通じて一層深まる絆が感じられました。

私は出張のため途中で学校を離れることになりましたが、それまでの間、各会場を回って生徒たちの様子を見学し、熱い声援を送ってきました。ルールやマナーを守りながら、仲間を信じ、精一杯のプレーを見せています。午後の競技も、引き続き安全に気をつけながら、最後まで全力で楽しんでください!
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5月22日、まだ固く閉じた蕾を阿南町大下条で見つけました。

5月24日には、こんなかんじに小さなつぼみがたくさん並び、少しずつふくらんでいく様子から、「アジサイ(紫陽花)」の仲間かなと思い、どんな花が咲くのか楽しみになりました。

5月もお終わりに近い27日、ついに小さな花が姿を見せ始めました。よく見ると、まるで星のようなかたちをしていて、白や淡い青、うっすらと紫がかった色合いが、なんともやさしい雰囲気です。

まさに紫陽花です。調べてみると、この花、どうやら「コアジサイ」と思われます。そのまま「小さな紫陽花」って感じですね。
アジサイの仲間ではありますが、庭先のアジサイや野生のアジサイのような大きな飾り花(装飾花)がなく、全部が小さな花です。

6月に入り(6月2日)、その場所に訪れると、ついに満開。丸くふんわりとまとまった満開の花は、どこか空を見上げたときの雲や星を思わせます。大きな花ではないけれど、静かに咲く姿に思わず見とれてしまいました。控えめで繊細な花ですが、一つひとつの花がまさに星のようなかたちをしていています。まるで夜空の星の集まりのようです。
季節の移ろいとともに変化する姿は、自然の息づかいを感じさせてくれます。ふと足を止め、自然に目を向けると、新たな発見があるかもしれません。忙しい日々の中でも、自然が届けてくれる穏やかな時間を大切にしたいですね。