「ヤマホトトギス(山杜鵑草)」
2024年7月25日 11時28分白地の花びら(花弁)に紫色の独特な斑紋が、鳥のホトトギス(不如帰)の胸の模様に似ていることから、「ホトトギス(杜鵑草)」と名のついたホトトギスの仲間です。花びらが下にそり返るのが「ヤマホトトギス」だそうですが、似た仲間に「ヤマジノホトトギス」もあり、もしかしたらそちらかもしれません。
次の写真のような、紫色の斑紋が多めのものもありました。
それにしても、このホトトギス(の仲間)の花は、色だけでなく形も複雑ですね。花の中心から太い柱が立ち、その先端にめしべとおしべが放射状に広がっていて、2段重ねの花のようにも見えます。おしべは6本(紫の斑点がないもの)、めしべは3本(花びらと同様、紫の斑点があるもの)です。
今回の花は、先日紹介した「シデシャジン」と同じく、下條村の陽皐(ひさわ)の吉岡城址近くで見つけました。