里山の春を彩る「ミツバツツジ」
2024年4月16日 19時56分ツツジの中でも開花も早く、サクラが満開から終わる頃の4月中旬、里山の春を彩ります。名前の由来ともなっていますが、枝先に3枚ずつ葉がつく、鮮やかな赤みを帯びた紫色の花が咲くツツジの仲間です。
山地や丘陵のやせた尾根や岩場で自生しているものを時々見かけます。写真のミツバツツジも、自宅(飯田市川路)から阿南までの通勤路のR151号線沿いで見かけたもののです。また、この時季、園芸種としてのミツバツツジも、庭木としてところどころでよく見かけます。
ミツバツツジ類には多くの種類(類縁種や雑種)があるそうで、庭木でよく見るミツバツツジは微妙に花の色が異なっていたり、花の着き具合も自生のものに比べとても花つきがよく豪華なものもありますね。おしべの数も異なるそうです。(自生している本種は5本です。)
ミツバツツジは飯田市の市花となっており、昭和52年の市制40周年記念に制定されたそうです。確かに、天竜峡の川岸の岩場で咲くミツバツツジが、この時季とてもきれいです。