白いブラシのような「サラシナショウマ(晒菜升麻)」
2024年10月21日 19時15分阿南町大下條の町道沿いの暗くて湿気のある路肩で、とてもインパクトのある白いブラシのような花を見つけました。「サラシナショウマ(晒菜升麻)」です。
小さな花が密集しており、この写真の花も20cmは超え、大きいものだと30cmぐらいになるそうで、かなり大型で存在感のある花です。パッと見、理科室にある(白い)試験管ブラシみたいです。
この「サラシナショウマ(晒菜升麻)」、春はこの若芽を茹でて山菜として食べることができるそうです。しかし、苦味がありその苦味を消すため水にさらしたことから「晒し菜」。そして、この植物の根が解熱やむくみを抑える生薬「しょうま(升麻)」として利用されてきたことから「サラシナショウマ(晒菜升麻)」と名がついたそうです。
美しい花(を鑑賞する)だけでなく、葉は山菜として、根は漢方薬としても大活躍の植物なんですね。