阿南高校 R6校長ブログ

「ナンテンハギ(南天萩)」

2024年6月9日 10時23分
🌸阿南花blog

 御供商店街通り路肩脇で見つけました。

 葉の形がナンテン(南天)に、花がハギ(萩)に似ていることから「ナンテンハギ」と呼ばれています。ナンテンとは科が異なり、花の形状からもお分かりのように、こちらは「マメ科」(ハギもマメ科)です。なかなか美しい青紫色の花です。

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 葉の形はナンテンに似ていますが、葉は2枚ずつ付いているため別名「フタバハギ(二葉萩)」とも呼ばれています。秋の七草で有名な萩(代表的なものはヤマハギ)の葉はふつう3子葉で、今回のナンテンハギはソラマメの仲間のようです。

・2子葉のナンテンハギ と 赤い実のなるナンテン(とのその花)
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 春の若い芽はアズキナ(小豆菜)と呼ばれ、おひたしや天ぷらにして食べられるそうです。山菜としても親しまれているようですね。

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 咲き終わった花からエンドウのような実が付き始めています。

 花もよく似たヨツバハギと呼ばれる植物もあり、名前のとおり小葉が4枚です。こちらはかなり個体数を減らしており、地域によってはレッドデータブックに記載され絶滅が危惧されています。昨年何箇所かで(多分ヨツバハギを)見かけたので、花が咲く夏から秋、もし見つけることができたら紹介したいと思います。