ハナイカダ(花筏)
2024年4月24日 21時00分一見すると見落としがちで、見た目も「これが花?」「葉っぱに花が咲くの?」と思いますが、ちょっと珍しい植物の「ハナイカダ」です。
葉の中央に小さな花をつける様が、葉の筏(いかだ)に花の船頭が乗っているように見えることから、ハナイカダと呼ばれています。それにしても、風流なネーミングですね。
ハナイカダですが雌雄異株で、オスの木とメスの木があり、受粉すると葉の中央に実をつけ(昨年の5月の写真)、夏から秋には真っ黒に熟した実になります。ふつう、雄株の雄花は複数(3〜5つ)の花が、雌株の雌花は1〜2つの花が咲くそうです。
(昨年5月に撮影した若い実と、6月に撮影した黒く熟した実)
こんな小さな花ですが、ミツがあるのかアリが花に寄ってきています。ハナイカダにとってもありがたい、アリが受粉を手伝ってくれてますね。写真を撮っていると、白黒モノトーンの面白い紋様の昆虫がいました。
(近いうちにブログで紹介します。)