令和6年度1学期始業式 校長講話
皆さん、おはようございます。先月21日終業式で令和5年度が終了し、今日から皆さん一つ学年が上がって、令和6年度がスタートします。春休み中、目立ったケガや事故もなく、こうして今日、予定通り新学期がスタートできることを本当に嬉しく思います。約2週間の春休みでしたが、新学年・新学期の準備はできたでしょうか?
この季節、とても嬉しく華やかな気分になりますね。暖冬と言われたこの冬も、3月に入り寒さが戻り、雪も積もりましたね。そのせいもあって、春の訪れも昨年に比べればだいぶ遅れてましたが、このところの陽気でで、草や木、また動物や昆虫たちも活動を始め、周辺のサクラも満開をを迎えようとしています。
(参考)桜 基本は10種類程度 自生している変種は約100種、園芸用は約200種、今は薄いピンク色の彼岸桜(小彼岸桜、江戸彼岸桜)が満開です。ソメイヨシノは2〜3分咲きですかね。
日々、刻々と季節が進んでいく様が感じられます。
それぞれの木々や草花の花ですが、普段は気にも止めずに見ていますが、植物たちは、夏の暑さや冬の寒さ、また、虫や動物たちにかじられながら、花を咲かせるため日々の目に見えない成長を積み重ね、春、花を咲かせたり芽吹の準備をしてきたのです。
皆さんも同じです。いきなり夢や希望は実現しません。日々の努力や経験が、これからのどこかで花開く元になっていくんです。毎日の積み重ねが明日の自分を形成することを、忘れずに、一日一日を大切に過ごしてください。
今年はオリンピックの年ですね。パリにて7月26日(1学期終業式の日)開催されます。楽しみです。様々なスポーツの世界で、パリ行きのオリンピックの切符を自らの手で手に入れたアスリートがニュースを飾っています。目標に向かって困難を乗り越え、自己ベストを更新するという人間の可能性を信じ、努力してきた結果です。皆さんもこの新学期という自分自身のオリンピックに挑戦することになります。
学習では、更に新しい知識を学び、未知の領域に挑戦します。部活動や生徒会活動では、チームワークと協力を通じて、共に高みを目指します。日常生活では、時間管理や健康維持といった基本的なスキルを磨きます。これらすべてが、皆さんの新学年での舞台での様々なメダルにつながることを期待してます。
学習では、クラブでは、日常生活ではどうだったのかと、昨年度の自分を振り返ってみてください。 うまくいったこと、いかなかったこと、成功したこと、失敗したことを思い起こし、 それぞれの目標に向かって全力を尽くしてください。オリンピック選手のような不屈の精神で、困難に直面したとき、諦めずに立ち向かう勇気を持ち続けてください。
ただ、「何をしたらいいんだろう」「どうすればいいんだろう」なんて思っている人もいるかもしれません。 そんな時、きっと皆さんの周りの友達や家族、そして阿南高校の先生方は、みんなに声をかけてくれることでしょう。 声をかけられたときには自分の思いを伝えてみてください。きっと何かが見えてくるかと思います。
もう一つ楽しみなものがあります。新紙幣の発行開始です。文化祭直前の7月3日だそうです。
・1万円札 実業家で近代日本経済の父 渋沢栄一
・5千円札 日本の女性教育の先駆者 津田梅子
・千円札 細菌学者で伝染病の予防に功績 北里柴三郎
明日は入学式です。49名の入学生を迎えます。 不安でもあった1年前、2年前を思い起こし、是非、新入生の皆さんが早く学校に慣れるよう、先輩として思いやりの心で接してあげてください。何気ない心遣いは、きっと入学生には大きな励ましになると思います。そして、これから始まる阿南での高校生活についていろいろとアドバイスをお願いします。
最後に、新年度・新学期のスタートに立ち、自分を変えていこうとする気持ちを大切にし、 皆さんの輝かしい未来に向けて、一歩一歩確実に歩んでいき事を大きく期待して、始業式の講話とします。
明るく元気に、そして楽しんでいきましょう。