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マタタビの実には、ドングリ型とカボチャ型とがあります。写真の実はご覧のとおりドングリ型ですね。カボチャ型の実は、花の開花時期にアブラムシ(マタタビアブラムシ)等が寄生し正常に成長せず「コブ」状になります。それを「むしこぶ」とか「虫癭果(ちゅうえいか)」と呼んでいます。
ドングリ型は生食でき、食べてみるとカキ(柿)のような甘みに加え、中の小さなタネを噛むと爽やかな酸味が広がり、キウイフルーツのようななかなか美味しい実なんです。
それもそのはず、マタタビとキウイは同じマタタビ属マタタビ科の(他にもサルナシも)同じ仲間です。実のサイズ・形状こそ異なりますが、実の味は誰もが知っているキウイフルーツです。(実の断面はまさに🥝)
カボチャ型の実は見た目は悪いのですが、昔から薬用(
漢方の生薬:木天蓼 (もくてんりょう))に利用されてきました。生で食べるよりも乾燥させてすり潰したり、塩漬けにして食べてきたようです。マタタビには疲労回復の効果があり、マタタビ茶やマタタビ酒としても古くから飲用されてます。調べてみると、漢方の木天蓼は疲れや風邪を引いた時の栄養ドリンク等にも入っているようですよ。
ネコがマタタビにじゃれつく行為「ネコにマタタビ」ですが、最近その行動が解明されたようです。岩手大学や名古屋大学などの日英の研究グループがネコの謎の行動に挑み、「蚊を避けるため」という結論を導き出しました。マタタビの成分の中で、蚊の嫌う成分「ネペタラクトール」にネコ科動物が強く(マタタビ)反応を示したそうです。
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岐阜女子大学 文化創造学部の観光専修主催の第14回観光写真コンテストにおいて、本校の3年生 藤本憲伸 君が優秀賞を受賞しましたので、校長室にて表彰を行いました。(10月20日)
優勝賞を頂いた藤本君の写真は、岐阜女子大の文化創造デジタル作品コンクール<観光写真部門> 第14回 観光写真コンテスト 入賞者発表からご覧ください。
『三遠南信道(そらさんぽ)』は三遠南信自動車道天龍峡IC~千代IC間の天竜川に架かる天龍峡大橋の愛称です。
飯田下伊那の方はご存知ですよね。全長は280m、高さは約80mの橋で、車道の下に歩道が設けられており、その歩道を歩いて渡ることができます。眺下に天竜川や川下り、線路を通るJR飯田線が見え、四季折々の景色が楽しめます。
藤本君は天竜川東岸側(竜東)の出身。写真は竜東側の千代の駐車場から撮ったそうです。新緑の中の近代的な巨大構造物と、幻想的な夕日空が美しくとてもいい写真ですね。本当素晴らしい情景です。多くの方がこの写真を見て、飯田市天龍峡へ観光に来てくれたら嬉しいですね。
「そらさんぽ天龍峡」の通行時間は、4月〜9月:6:30〜18:00、10月〜3月:7:30〜16:30となっています。まだ行かれたない方は、是非この紅葉の季節訪れてみてください。
藤本君は校内ではこの1年、生徒会長(この10月で任期終了)も務めました。4月までコロナで制限されていた生徒会活動、コロナの位置付けが5類移行後の制限がほぼなくなった生徒会活動で色々と苦労があったかと思います。特に7月の文化祭は、コロナ禍(1、2年)で以前の文化祭は未経験でしたので、本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
下の写真は牧内が昨年の秋、天龍峡つつじ橋から撮影した天竜川と舟下りです。
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一昨日の10月17日(火)の校長ブログに掲載しましたが、1年生は探究学習の一環として飯田下伊那の各エリア(11班)へフィールドワークに出かけました。その中の「天竜川の歴史」がテーマの班に(少し)参加しましたので様子を紹介します。
テーマ【天竜川の歴史】の班
飯田市川路の天竜川総合学習館「かわらんべ」に行きました。
天竜川総合学習館「かわらんべ」は、防災拠点・川への理解向上のための拠点・地域のコミュニティの目的の施設で、平成14年7月にオープンし、飯田市と国土交通省で共同運営しています。 伊那谷の方言で「カッパ」のこと「かわらんべ」と呼んでおり、学習館の愛称となったそうです。
かわらんべの一室で、国土交通省 天竜川上流河川事務所流域治水課長の竹内昭浩さんに、天竜川の歴史・治水や防災について説明(講義)を受けました。
天竜川は、昔からたびたび大洪水を引き起こし、「暴れ天竜」と呼ばれてきました。現在は多数のダムのおかげで、大きな水害は治まり普段はとてもおだやかです。しかし、大雨が続くと姿は一変、度々洪水が発生し、現在でも「暴れ天竜」の一面をのぞかせます。
昭和36年の“36災”、昭和58年の“58災”には川路駅一帯は洪水で水没しております。58年の水害当時、私(飯田市川路出身)は高校3年生で、今でもその状況をはっきり記憶しております。
36災(1961年)、58災(1983年)、平成18年(2006年)7月には上流の岡谷で降雨災害が発生するなど、約20年周期に天竜川で大きな水害(災害)が起きており、今後も予断できないと竹内さんから説明がありました。生徒は平成生まれ(高1生は2007年4月〜2008年3月)ですので当然当時の水害の恐ろしさや苦難はわかりませんが、地球の温暖化の影響か全世界各地で異常気象による災害が発生しており、発生した際、過去の教訓を生かして減災・防災に役立てていきたいものです。
平成18年当時、私は阿南高校に勤務しており、飯田下伊那地区では大きな災害はなかった思いますが、JR飯田線は1ヶ月近く不通(代替バスを運行)となり、生徒は登校に苦労したことを覚えています。また、被災された岡谷市北部の上の原小学校へ、1日ではありますが復旧作業に参加し、土石流の凄まじさを目の当たりしたことを思いだします。
上の原小学校の体育館(2006年7月29日撮影)
小学校上で土石流に飲み込まれた自動車、ガードレール (2006年7月29日撮影)
南宮大橋からの増水した天竜川(2006年7月19日撮影)
川路かわらんべからの増水した天竜川(2006年7月19日撮影)
写真は当時、牧内が撮影したものです。
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今朝も川路駅に来ています。今日は1年生の進路研修出発のお見送りです。
2年生が研修(修学)旅行に出掛けてますので、1年生は昨日は探究学習で飯田下伊那をフィールドワーク、今日は「進路研修」として愛知県へ大学・企業へ行ってきます。2年生と同じように川路駅からバスに乗って出発しました。
今日の行程は、午前は名城大学の天白キャンパスでキャンパス見学・大学説明会、昼食は名城大の食堂で取る予定です。
名城大というと、2014年に青色LEDの発明により赤﨑勇 教授と天野浩 教授がノーベル物理学賞を、2019年にはリチウムイオン電池の開発により吉野彰終 教授がノーベル化学賞を受賞されました。そのため、名城大学には3名の教授のこれまでの研究活動とノーベル賞受賞の功績を、そして偉業を後世へ伝えていくノーベル賞記念展示室あり、今日のキャンパス見学でも訪れる予定のようです。
午後の企業見学は豊田自動織機の高浜工場です。従業員数2300人を超える大きな工場で、400種以上のバリエーションをもつ産業車両(主にフォークリフト)、物流システム機器を生産・製造しているようです。日々カイゼンに取り組み、トヨタ生産方式、物流方式に基づいて、プレスから溶接、塗装、組立まで一貫した流れで生産しているトヨタグループでもある大企業の豊田自動織機さんを、しっかり眼・耳そして肌で見学してきてください。
帰りは、川路駅へ17時半頃(予定では17:20)到着予定です。
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1年生は探究学習の一環としての校外活動=フィールドワークに出かけてます。
各班の調査テーマごと活動エリアが異なるため、南部5町村のほか飯田市内など、11班に分かれて各箇所をフィールドワークしました。
その中で、短時間でしたが私自身も生徒の様子を見つつ、フィールドワークに参加させていただきました。その様子を紹介します。
テーマ【下伊那の絶滅危惧種】の班
飯田市山本の旧山本中学校の杵原(きねはら)学校に来ています。
学校が絶滅危惧種とどう関係が? って思われた方も多いのでは・・・。
杵原学校には県の絶滅危惧種レッドデータブック(県R.D.B )のⅡ類に登録されている『ハナノキ』が植っています。今日はこの杵原学校卒業で「ハナノキ友の会」代表の所澤あさ子さんにお話しいただきながら3人の生徒が生物の多様性、ハナノキの特徴や分布、ハナノキの保全・保護などを学びました。
みなさんは『ハナノキ』はご存知ですか?
ご覧の通り、ハナノキはとても大きな樹木です。樹高30mにもなる樹木です。春の芽吹きの頃は赤い花を咲かせ、秋には真っ赤に紅葉し、遠方からもよく目立つ木ですが、近年の土地開発よってハナノキの生育に適した湧水湿地が消失し、かなり個体数を減らし絶滅危惧種となっています。ハナノキは日本固有種で恵那山を中心として半径50km内に分布していましたが、現在、胸高直径5cm以上のハナノキが100個体を越える集団は長野県飯田市と岐阜県中津川市の2カ所のみであり、50個体に満たない集団が多いそうです。(独立行政法人森林総合研究所HP参照)
写真のハナノキですが、少し紅葉が始まっていました。秋の深まりとともに、葉が赤く色づいていくのがとても楽しみです。
今日の山本のほか、阿智、新野にも貴重なハナノキの生育地が残っているそうで、地域や行政が連携して理解・協力(努力)しながら、伊那谷の自然をいつまでも大切にしていきたいものですね。
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2年生の皆さんですが、朝霧の中の早朝、各地よりバスに乗車して一旦川路駅に集まり、みんな揃って川路駅より広島に向かって出発しました。
今日の旅程は、前回のブログにも書きましたが、名古屋までバスで行き、名古屋から広島までは新幹線で移動。昼食は広島市内のホテルでランチ。午後は広島平和記念公園にて平和学習(原爆ドーム見学、原爆死没者追悼記祈念館の慰霊碑にて平和セレモニー・献花、平和記念資料館にて被爆体験者の講話)を行います。泊まりは昼食のホテルの予定です。広島とくれば“お好み焼き”、夕食は駅前広場のお店に行って、本場広島のお好み焼きを食べるようです。とても楽しみですね。
明日は新幹線で広島駅から新神戸駅に移動し、「人と防災未来センター」などで震災学習を予定してます。午後は神戸・ハーバーランドを各班ごとで散策。夕食と泊まりは京都となるため、夕方バスにて京都に移動。夕食会場は京の雰囲気溢れた味どころにて“牛すき焼き”だそうです。リッチな夕食ですね。
最終日ですが、朝食を食べたら昼過ぎ(14:30)まで京都市内の班別行動(研修)となります。14:30に決められたバス乗車所に集合して帰路につきます。
川路駅到着の予定は19時頃の予定です。
すばらしい旅となることを祈っています🙏 みんな楽しく行ってらっしゃい!
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2年生は来週の17日(火)〜19日(木)、山陽・関西方面に研修旅行(修学旅行)に行ってきます。この学年は、中学3年生の時はコロナ禍、泊まりで京都などの修学旅行はほとんどできなかったため、この研修旅行が初めての泊まりでの旅行となる生徒も多いと思います。不安もありますが、仲間と一緒に広島・神戸・京都の歴史や自然、風土、文化などを直接眼や肌で感じ取ってきてください。
初日は朝、川路駅をバスで出発し、三遠南信道・中央道・名古屋高速を通って名古屋駅に行き、名古屋からは新幹線で広島に向かいます。広島では原爆ドームや平和記念資料館にて平和学習を行う予定です。新幹線への乗車(時間)のことも考慮し、荷物は写真の通り今朝送りました。
安全に楽しい旅行が過ごせますよう、そして素晴らしい思い出が作れますよう、心から応援しています!
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先週末の10月7日8日の土日、飯田市の県営飯田球場にて、弓道の高体連新人戦南信大会が開催されました。私は両日とも大会長として会場にて競技を見させていただきました。
初日の7日は女子の個人戦と団体戦、2日目の8日は気温も低い雨の中、男子の個人戦と団体戦が行われました。阿南高校からは、男子個人戦と団体戦に出場しました。
結果は団体戦で14位に入り、今月の28日塩尻で行われる新人戦県大会に出場が決まりました。選手の皆さん、また顧問の丹下先生、県大会出場おめでとうございました。
日数はあまりない中ですが、県大会に向けうまく出来なかったことを少しでも修正して、大きな成果を上げられるよう頑張ってください。またいい報告を期待しております。
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今日、2〜4限の介護福祉演習(3年地域探究コース福祉系選択者)時に、阿南町内ある救護施設「阿南富草寮」へ福祉実習に行ってきました。
救護施設とは、生活保護法第38条の規定に基づく施設で、“身体上または精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とした福祉施設“です。(全国救護施設協議会HPより)
今日はその富草寮に実際に出向き、施設設備の見学をさせていただき、救護施設の法的位置付けや運営方針、富草寮の事業内容などの説明(講義)を施設長の金田(昌)さんや所長(兼 サービス管理責任者)の金田(道)さんからお聴きしました。
生徒は当然初めてでしたが、自分自身も12年前阿南高校で勤務してましたが、今日が初めての訪問でした。身体や精神の障害、なんらかの生きづらさなどを抱えた方々が、現在この富草寮に100数名利用しているそうです。寮職員のみなさんは、利用者一人ひとりのその人らしい豊かな生活の実現に向けて支援、取り組みを行っており、その一端を垣間見ました。短時間でしたが利用者と会話する時間もとっていただき、中には利用者から綺麗なぬりえをいただいた生徒もいました。
施設長の金田(昌)さんや所長の金田(道)さんとも阿南高校のOBで、お二人以外にも阿南高校出身の寮職員の方もいらっしゃるそうです。12年前勤務していた当時阿南高校生でした塩沢君もその1人、今は立派な介護職員として勤務しておりました。せっかくなので、今の福祉系の生徒に一言挨拶(後輩へ応援メッセージ)してもらいました。
富草寮での実習後、もう一つの事業、居宅生活訓練事業用住宅の泉荘(グループホーム)も見学させていただき帰校しました。
(居宅生活訓練事業用住宅とは、施設に入所している利用者のうち、施設でなく居宅での生活が出来そうな方に、地域生活に近い環境で生活訓練を行う訓練用の住居のこと。普通のアパートみたいなものや、一軒家を改装したものもあるそうです。)
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昨年の11月に阿南高校のある阿南町北條地区で、(食料品などを販売している)唯一のお店「お酒と本屋」さんが閉店され、買い物に大変不便を感じていましたが、同施設を町と村(泰阜村)で整備され、買物弱者解消対策商業施設『なんぐうMART』となって本日オープンしました。
朝8時30分からのオープニングセレモニー「テープカット」
セレモニーであいさつされる阿南町勝野町長と指定管理者の杉本さん(阿南ショッピングセンター協業組合 代表理事)
以前の「お酒と本屋」さんですが、全日食チェーン店だったため、阿南高校生からは全日食の頭文字Zから通称“Z(ゼット)“と呼ばれてました。高校生の間では「帰り、Zに寄ってく?」なんて利用させていただいてました。(12年前、阿南高校に赴任していた頃もそうでした。)
セレモニーのあいさつで勝野町長がおっしゃってましたが、この事業に当たっては、以前の「お酒と本屋」さんを営んでいただいていた南嶋謙三様に施設と敷地の協力を、整備に必要な財源(の一部)は関東ふるさと阿南会の副会長である宮島昭夫様からの基金を活用させていただいたそうです。
天竜川を挟んで東岸側の泰阜村温田と西岸側の阿南町北條御供は、古くから景勝地「南宮峡」と呼ばれ、そこに掛かる橋は南宮大橋といます。お店のロゴマークには天竜川と南宮大橋が描かれており、お店の名はその南宮から名付けられています。
阿南高校生の多くは毎朝JR温田駅から南宮大橋を渡って、「なんぐうMART」の脇を通り、高校に通ってますので、きっと「なんぐうMART」にお世話になることでしょう。阿南町や泰阜村、そして地元の方はじめ多くの関係者の皆さんに心から感謝申し上げるとともに、今後も「なんぐうMART」が末長く地域のみなさんや阿南高校生に愛され、必要とされる商業施設でありますことを切に願っております。
追伸
信濃毎日新聞デジタルにも今日の「なんぐうMART」オープンの様子が掲載されています。
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本日、下伊那南部地区議員会を代表して、南部5町村(売木村、下條村、阿南町、泰阜村、天龍村)の議長さん方が来校され、串原会長(下條村議会議長)様より「阿南高等学校の存続について」の提言書を拝受いたしました。
少子化に歯止めがかからない大変厳しい中ではありますが、地域の皆様方にご支援をいただきながら、阿南高校の更なる魅力向上に向け、全力で取り組んでまいりたいと思います。
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5月の終わり(30日)に田植えをした田んぼに、今日、2年生の地域探究コースの皆さんは稲刈りに行ってきました。(田植え:5月30日校長ブログ)
今回も稲刈りの手ほどきを指導くださったのは、本校PTA会長の佐々木さん方、一般社団法人信州あなん(通称「信州アトム」)の皆さんです。(いつもありがとうございます。)
手順を説明していただき、早速“稲刈り”を始めました。
土手には初秋の花「ツルボ」
刈っているとイナゴやカマキリなどの虫たちや、カエルやカナヘビといった小動物が現れ、苦手な生徒たちは大騒ぎしながらの稲刈りでした。
刈り終わると稲架掛け(はざかけ)です。
カラッとした秋の日差しに2週間程度天日干しをして乾燥させることで、お米の中のアミノ酸や糖の含有量が増し、美味しいお米となります。
生徒の皆さんのほとんどがお米づくりは初めてだったと思います。農家さんの苦労のほんのわずかですが体験をし、農業への理解や食べ物への感謝の気持ちが増したのではないかと思います。
みなさん 稲刈り、お疲れ様でした。
校長ブログ
やや暑めの9月最終日、阿南町の町民体育館の駐車場で開催されました「阿南町大商工業祭」のイベントに、阿南高校より3つの部活(同好会)が参加し、日頃の活動の成果を披露してきました。コロナで3年ぶりの開催でしたが、午前は町民体育館で「老人福祉祭り」や「消防団防災フェス」なども行われ、屋台も出てとても賑わいました。
郷土芸能同好会による“新野の雪祭り“
軽やかなパフォーマンスを披露するダンス部
吹奏楽部(一部ダンス部とのコラボ)の演奏に会場も手拍子
明日から10月、4月から半年過ぎました。(今年度)後半も明るく元気に、何事にも積極的にチャレンジしていきましょう。
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以前紹介した
「ツリフネソウ(釣船草)」の仲間で、ご覧の通り、黄色の花が咲くため「キツリフネ(黄釣船)」と名がついてます。ツリフネソウと似たようなやや湿った沢沿いなど好み、今回も半日影の湿った沢沿い近くで見つけました。ただ、ツリフネソウは群生であちらこちらで見られますが、キツリフネはあまり群生は見られません。
花の後方の距(きょ)と呼ばれる部分もツリフネソウと異なり、ツリフネソウの距はクルクルっと丸まっているのに対し、キツリフネは丸まっていません。他に、葉の形状にも違いが見られます。(ツリフネソウの葉の先端はとんがっているのに対し、キツリフネの葉は丸型です。)
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黄色のサルビアみたいな花ですね。
それもそのはず、キバナアサギリの学名は Salvia nipponica と属名はアキギリ属=サルビア(Salvia)なんです。種名はニッポニカ(nipponica)ですので、学名から見れば「日本のサルビア」です。
ちょっと難しい話になってしまいますが、生物学において世界共通で生物には学名がついていて、種名と属名で表しています。この表し方を二名法と呼び、生物の分類学では超有名なリンネによって提唱・体系化されました。Homo sapiens (ホモ サピエンス)なんか聞いたことがあるのではないでしょうか。 Homo sapiens とは我々ヒトのことですよね。
さて、話はキバナアキギリに戻します。
この花ですが、国道151号沿いのホームセンターから入って阿南第一中学校へ行く途中の道の林縁で見つけました。葉っぱが桐に似て秋に淡い黄色の花が咲くことから「キバナアキギリ」と名が付きました。
花の先から紫色した細い角(ひも?)見たいのが伸びてますね。そちらはめしべの一部です。写真を撮っていると、ハナバチが蜜を吸いに寄ってきてました。ご覧の通りハチは頭を突っ込んで蜜を吸っています。潜った時に背中に花粉が付着し、確実に細く伸びためしべに受粉するようなっているそうで、なかなか植物たちも子孫を残すために考えてますね。