校長ブログ
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校長会の会議で丸子修学館高校を訪問しました。野球の強豪校の丸子実業高校から平成19年に校名を変更して総合学科の高校となりました。総合学科とは国語や数学などの普通科の学びと農業、工業などの専門科の学びの両方の性格を持った学科で、必修科目以外は自分の興味・関心・進路の希望などに基づいて、勉強したい科目を選ぶことができます、丸子修学館高校は文化系、理科系、農業・工業系、商業・情報系、家庭・福祉系、被服・芸術系など、6系列14分野もの選択肢の中から選ぶことができます。新しくできた総合学科棟は定員280名の階段教室で一つの学年が全員入る大学のような素晴らしい施設でした。
現在は長野県で総合学科を設置している高校は6校ありますが、今後の高校再編でさらに増える見込みです。高校の選択肢がどんどん広がっています。
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2年地域探究コースの生徒が売木村のシェアハウス兼テレワーク施設「うるぎHalo!岡田屋」を訪ねました。ここは売木村の地域おこし協力隊員の赤土(しゃくど)かよさんが、15年前に廃業した老舗旅館「岡田屋」を改装して6月にオープンした施設です。旅館の趣を残しながら快適にテレワークや移住ができるように改修されています。赤土さんはこの施設が村の内外の交流の懸け橋になるような場になってほしいと言っていました。
県内は多くの地域が空き家問題に苦慮している実情があります。赤土さんの取り組みはそれを解決する一つの試みとして大変興味深いものを感じました。私の妻は売木村の出身で両親は今も売木村に住んでいます。私にとってとても身近で愛着のあるこの村を、「田舎の豊かさを感じながら都会と同じ仕事ができる」場所として多くの人に知ってもらいたいと思いました。
ちなみに私は今日もマイクロの運転手です!!
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9/15(木)、就職試験を明日からに控えた3年生27名の就職激励会を行いました。緊張した面持ちの3年生に向けて、私から激励の言葉を贈りました。「試験で緊張しない人はいません。夏休みから何度も自分の納得のいくまで面接練習をしてきた皆さんです。自分を信じて臨んでほしい。また、自分で選んだ企業です。その会社で働きたい気持ちをしっかりとアピールしてきてください」と励ましました。
最後に私の好きな『日めくり まいにち修造!』から「後ろを見るな!前も見るな!今を見ろ!」と「大丈夫、君は一人じゃない」という言葉を贈りました。
今日から約一週間の間に試験が行われます。皆さんの健闘を心から祈っています。
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情報ビジネスコースの3年生が稲刈り体験をしました。元阿南高の職員の森岡先生の田んぼを借りて5月に植えた苗がたわわに実り今年はなかなかの豊作でした。気温は30℃近くまで上がりましたが少しずつ秋の風を感じながら約2時間汗を流しました。今後は精米され「阿南米」として販売されます。
ちなみに私はいつもマイクロの運転手です。
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9/13(火)、飯田風越高校にて地元選出の県会議員の皆様と下伊那高等学校長会との教育懇談会が行われました。授業の見学や生徒によるの発表では、ICT機器を上手に活用している様子がよくわかるとともにやはり対面でのやり取りの大切さを感じました。
止まらない生徒減の中で、入学者選抜、高校改革、地域人材の育成など、各校の現状や課題をお伝えしながら、飯田下伊那地域の活性化について意見交換をすることができました。
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9月11日(日)、環境整備作業が実施されました。今回は保護者、生徒、教職員、約70名で生徒昇降口、グランドの側溝の掃除を行いました。思いのほか天気が良く、かなり気温が上昇してハードな作業となりました。特にグランドの側溝は長年入り込んだ土砂とそこに生えたガマの根がしっかりと根付いていて除去するのに相当苦しみました。約1時間の作業で土砂が取り除かれ泥水が流れたときは思わず歓声を上げてしまいました。
この校舎が建てられて半世紀に近づいていますが、とてもきれいに利用されています。このようなPTA活動の継続により生徒にとって快適な学習環境を維持していただいています。皆さんお疲れさまでした。
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9/3(土)、御供地区の奉納煙火が3年ぶりに無事行われました。三十数年前を思い出しながら、小さな地区の中でこれだけの催しが脈々と継続していることに喜びと安心の気持ちで見させてもらいました。当時は河原でタイミングを見ながら直に種火を入れて打ち上げていましたが、今はコンピュータ制御で失敗はありません。時々失敗するのがご愛敬で面白かったのですが少し寂しい気もしました。私の花火は5号玉2つでしたが、好きな柳の先割れが入っていてうれしかったです。南宮大橋のライトアップがうまくコラボレーションして幻想的な雰囲気を醸し出していました。住民の皆さんも久しぶりの花火を満喫しているようでした。来年は是非仕掛けや締めの大三国までできることを期待しています。
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昨日をもって郷土芸能同好会のクラウドファンディングが終了しました。目標金額75万円に対して88万6千円と目標を大きく上回りました。また、現金での支援もいただき、全国総文祭への遠征費用約100万円を賄うことができました。残金につきましては、郷土芸能同好会基金として今後の活動費として大切に使わせていただきます。
同窓会、地域の皆様、教職員の皆様をはじめ北は宮城県から南は大分県まで全国の皆様からのご支援と心温まるメッセージをいただき心より感謝いたします。
このクラウドファンディングを通して、全国の皆さんが数百年続くこの地域の郷土芸能の文化、歴史を高校生が守り継承していることに対して共感と応援をしていただいていることを感じました。生徒たちも全国総文祭での他校の生徒たちの熱量やレベルの高さに驚きを感じつつも、大きな舞台での体験はきっとそれぞれの人生に何かをもたらしてくれたと思います。また、これほど多くの皆様が自分たちのために支援していただいていることにたいへん感激していました。クラウドンディングは金銭的なご支援だけでなく、生徒たちの心の成長のための大きなご支援となりました。
これからも阿南高校が続く限り郷土芸能同好会は頑張ります。応援よろしくお願いします。
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いつもお世話になっている御供(おども)地区の花火大会の番組表が届きました。コロナ禍で3年ぶりの実施ということでとても楽しみにしています。今から三十数年前に初任で阿南高校に赴任した頃は御供の青年団に入れてもらい、この時期になると夜な夜な公民館で花火つくりに励みました。実際に打ち上げをさせてもらったり、阿南病院の先生や看護師さんと交流したりと今でもとても楽しかった思い出として記憶に残っています。
今回は定年、還暦を迎えるにあたって、阿南の皆様への感謝の気持ちを込めて5号玉2本の打ち上げ花火を出すことにしました。「祝 還暦 I 💛 ANAN」費用は〇万円かかりましたが言えません。
打ち上げ日時は、9月3日(土)午後7時30分からの予定です。南宮大橋からの眺めが最高です。機会がありましたら是非ご覧ください。
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7月に行われた教職員向けのプログラムに続いて、本日は1年生向けのワークショップを行いました。生徒たちがいじめや暴力について自由に意見を述べ、ロールプレイに参加するなど体験型のプログラムは大変活気にあふれる雰囲気の中で進みました。誰にでも「安心・自信・自由」の権利を持っていること、その権利を侵してはならないこと、その権利を脅かされた時にはどうしたらいいのかをロールプレイなどを通して考えていきます。現実にありがちなリアルな場面設定は生徒とって自分事として響いているようでした。
今年度の取り組みで、保護者、教職員、生徒の3者が体験することでこのプログラムが生きてくると感じました。来年度以降も継続していきたい考と考えています。
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8/25(木)~26(金)にかけて、石川県金沢市で行われた全国高等学校PTA連合大会に、中島会長と松村副会長と一緒に参加してきました。主会場のいしかわ総合スポーツセンターのメインアリーナはゆうに数千人は収容できるほどの巨大な施設でした。我々北信越地区の席は3階の一番後ろで講演者が点に見えました。分科会で印象に残ったのは「学力の経済学」を著した慶應義塾大学教授の中室牧子先生の講演で、「無理をして高いレベルの高校(大学)にはいるより、次のランクの学校でトップにいるほうが学力が向上する」ことを実証したお話しには驚きました。まさに「鶏口牛後」を立証したことになるわけです。翌日の帰りには、有名な近江市場でしっかりと海産物のお土産を買って帰りました。他校のPTA役員さんたちとの交流もでき、意義深い旅でした。
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8/4(木)、全国総文祭の最終日が郷土芸能同好会の発表の日でした。練馬文化センターの大ホールの大きさに圧倒されながらもメンバーはそれぞれの役割を演じ切りました。ビンササラのメンバーが減り、急きょ振りが変更されたり、8/1のリハーサルから4日目にようやく本番と待ちの期間が長いうえ、感染症対策で外出もままならずかなりの疲労もあったと思います。そんな中での発表でしたが、臆することなく全国の舞台で南信州の伝統芸能を堂々と披露することができました。
前の学校の壮大な太鼓の演技の後、一転、静寂の中での盆踊りの唄、雪祭りの笛とビンササラの音は、まさに地元で数百年継承されてきた素朴な祭りの姿を物語っていました。大人数による迫力ある創作太鼓や華やかな踊りがよく目立ちますが、本校の静かで神秘的な舞いはまさに伝統芸能そのものだと改めて郷土芸能部門の原点を見た思いでした。
小さな地域の学校の生徒にとって全国の舞台での経験は、他校の生徒のすごいエネルギーを感じ、多くの高校生との交流の中で自分の周りの世界を大きく広げてくれたのではないかと思います。また、宮島同窓会長、同窓会関東支部の皆様の熱い応援と心温まるご支援を受け、阿南高校が卒業生の皆様からいかに愛されているかを改めて実感しました。
クラウドファンディングについては、現在、達成率104%と目標を上回りました。生徒の思いに共感していただき、また、地域の郷土芸能の火を消さないように高校生たちが頑張っている姿を応援していただき本当に感謝いたします。
これからも阿南高校の生徒は成長し続けます。どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。
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校長室の窓辺には胡蝶蘭の鉢があります。令和元年(2019年)の創立70周年記念で前校長の上原先生が頂いたものです。それが翌年の令和2年(2020年)の夏に2度目の花を咲かせました。その時は2度咲くことに驚きながら、もうこれで最後だと思い、あとは思い出したときにまれに水を与えるぐらいで存在さえ忘れがちでいました。
そして、その2年後の今年、令和4年(2022年)7月、春から茎が伸び始め、蕾が付き、とうとう3度目の花を咲かせ始めたのです。植物の生命力に驚くとともに、阿南高校の生徒、先生方の頑張りを激励してくれているようにも感じました。
令和2年(2020年) 令和4年(2022年)