小さいけれど心のこもった卒業式でした
2022年3月3日 09時03分 3月2日は阿南高校3年生の最後のハレの日でした。感染症対策のため、在校生の不参加、保護者の限定、式の時間短縮など様々な制限の中での式ではありましたが、厳粛の中にも温かい雰囲気で行われました。
私は式辞で昨年の東京パラリンピックの選手たちについて触れ、レジリエンス=折れない心についての話をしました。ここにいる卒業生全員がパラアスリートたちのようにコロナ禍でも数々の障害に負けることなく自分の生きる道を開拓してきたことを称え、これからも自信をもって生き抜いてほしいと激励しました。
卒業生代表の答辞は、自分を成長させてくれた阿南高校での学び、仲間や家族、先生方への感謝の気持ちにあふれていました。隣で教頭先生が鼻をすすり始めたので心配になりました。その隣の事務長さんは初めての高校の卒業式で涙腺崩壊寸前だったそうです。
阿南高校は小さい学校だけど一人一人を大事に育て、最後は自分に自信をもって生きる生徒の育成を目指しています。そんな阿南高校を感謝の気持ちで巣立ってくれることほどうれしいことはありません。教員をやっていてよかったと思う瞬間です。