阿南高校 校長ブログ

けもかわプロジェクト

2021年12月16日 07時51分
校長ブログ

 3年探究美術では、泰阜村在住の井野さんを講師に、シカ皮を用いた制作を行っています。井野さんは地域おこし協力隊として泰阜村に移住し、シカの猟で余った皮を利用する「けもかわプロジェクト」を立ち上げ現在は個人事業として活動しています。捕獲した動物をすべて利用する発想でシカの皮に注目して様々な革製品を作っています。今回は財布や名刺入れなどの小物を生徒が自分で選んで制作しています。昨年は参観だけでしたので今回は私も一緒に参加させてもらいました。「皮を裁断してファスナーをつけて穴をあけて縫う」だけですが、これがなかなか大変な作業で3時間の授業でようやく不細工ながらも小銭入れが完成しました。久しぶりの奥様へのクリスマスプレゼントにしたいと思います。
 長野県の野生鳥獣による県の農林業被害額は年間7億4千万円(R元年)、そのうち3分の1はシカによる被害です。被害を減少させるためには一定数の捕獲が必要です。捕獲後はジビエとして利用されることも多くなりましたが、多くは埋めているという実情を何とかしようと、村では食肉施設をつくり、井野さんが皮の活用を考えたということでした。
 井野さんはシカの解体も銃猟もする女猟師でもあります。「獣の命を暮らしの中で生かしたい」という思いでスタートしたこのプロジェクトに、本校生徒が様々な形で関われることを期待します。

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