阿南高校 校長ブログ(~R4年度)

地域文化コースで、阿南の伝統野菜を守る授業を行いました。

2021年4月22日 12時00分
校長ブログ

地域文化コースの3年生は、昨年は平石農場でひまわり栽培を体験しましたが、今年はさらに阿南の伝統野菜について掘り下げる予定です。

 阿南町和合地区の鈴が沢地籍は町の中心から20km以上離れ、標高900mの山間地です。ここで古くから栽培され続けてきた野菜が「鈴ヶ沢なす」「鈴ヶ沢うり」「鈴ヶ沢南蛮」で、この3種の野菜は長野県の「信州の伝統野菜」に認定されています。信州伝統野菜認定制度は、県内で栽培されている野菜のうち、「来歴」「食文化」「品種特性」の3項目について一定の基準を満たしたものが認定され、現在県下で79種類の野菜が認定されています。

 

 この地域も生活の不便さから年々居住者が減り、栽培家庭が減少しているため鈴ヶ沢の野菜の存続が危ぶまれています。そこで、和合地域で結成された「南信州おひとよし倶楽部」の玉川 翔 さんが、2年前からこの鈴ヶ沢に定住し、地元の方から栽培法を受け継ぎながらこの伝統野菜を守ろうとしています。今回は、現地での農業の体験を通して、玉川さんと共に阿南の伝統野菜について様々な視点から考えてほしいということで平岩先生が企画した授業です。全6回の予定で鈴ヶ沢に通います。

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