16日の講演会ではどんな話が聞けるのだろうととても楽しみに していました。
松島先生(阿南高校卒→麗澤大学教授)からアフ ガニスタンの復興事業に挑戦したことや、イラクに派遣されたと きの話など貴重なお話をたくさんしていただきましたが、その中 でも「日本にいるだけでは分からない、外から見た日本が見えて くる」という言葉を聞いて思い出したことがあります。 私も短い期間ですが、オーストラリアとカナダで生活をしたこ とがあります。例えば、日本は電車が 5 分遅れると放送がかかっ たり、ネットに情報が掲載されたりとても時間に正確な国です。一方オーストラリアはというと、平気で 1 時間遅れてバスが来た り、カンガルーとバスが衝突し運休になったりと時間にルーズで す。日本では授業中に手を挙げて発言する人は少ないですが、カ ナダの大学では、授業中に発言をしないと欠席扱いをされました。 日本で当たり前だと思って生活していたことが、全然通用しない と気付いた時はとても衝撃でした。 そして、「日本人でよかった」と思うこともたくさんありまし た。
カナダのキャッスルガーという田舎町で生活していた時のこ とです。 Where are you from❓ と聞かれ、 I’mfromJapan❕ と答え ると多くの学生が” I love Japan❕ ”と満面の笑みで話しかけてく れるのです。台風の被害によく合うフィリピン出身の学生は、日 本の支援は本当にありがたいと感謝をしてくれたり、日本人はま じめだから信用できるよ!とまだカナダに来て 1 日目の私に声を かけてくれたり。日本にいるときは私たち日本人が世界からどんなふうに思われているかなんて全く分かりませんでし たが、一歩外に出るとこんなにもわかることがたくさ んあるんだと感じました。
最後に松島さんから、「グローバルに通用する人に なってください」と言っていただきましたね。グロー バルは英語で書くと” global “、「世界的な」という意 味を持つ言葉です。英語を勉強しろということではなくて、いろ んな考え方を持つ人々を受け入れてほしい、人の意見も聞きなが ら自分の意見もしっかり主張してほしいということを伝えてくれ たのだと思います。
学校生活を送る中でも意識できるといいです ね。
(翌日の学年通信より)