職員ブログ「TEAM anan」

高校の教頭と地域の公民館長がともに学ぶ

2023年9月12日 17時23分 [kyoto]
職員ブログ

本日は南信教頭会が飯田市のエスバードで行われました。
後半の講演会では、東北大学准教授の石井山竜平様に
「地域再生を目指す人々の思想と学習
~飯田市公民館と連携した東日本大震災後の復興の学習活動から、高校生たちが学んだこと~」
と題してご講演をいただきました。

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石井山先生は、飯田市公民館が主催する「高校生講座東北スタディツアー」のアドバイザーをされており、ご講演の前座として飯田市公民館 三ツ井主事より高校生講座の説明をしていただき、そのあとご講演となりました。
講演では、東日本大震災という絶望的な経験の中で人は何を学んできたのかを振り返り、震災後には震災以前の社会の性格が浮き彫りになって現れること、今後も起こるであろう自然災害は確かに恐怖であるが、住民が学びあいながら連帯を進め自分たちの地域をより住みよいものに作り変えていく、そんなコミュニティの存在が災害への備えになることなどをお話しいただきました。
教員として地域の住民として、今自分にできることは何かを改めて感じる時間でした。

今回は南信地区の高校の教頭と、飯田市の各地区の公民館の館長が一堂に会して学ぶという非常に珍しい形での講演会となりました。高校生講座を積極的に行って、地域や行政が高校生の成長に深くかかわってくださっている飯田下伊那地域だからこそ、このような会が実現できたと思っています。
高校生講座は阿南高校でも今年参加している生徒が数名います。学校外の学習活動に積極的に参加することで、自分も成長し、学びを深めることができます。多くの生徒の皆さんに参加してほしいと改めて思いました。

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