とうきょう総文2022に参加して(顧問ブログ)
2022年8月27日 10時24分3年生10人を含む総勢17人で8月1日から行われた全国総合文化祭郷土芸能部門に出場してきました。顧問のしつこい勧誘により、無理やり連れていかれた感を持ちながら出かけて行った人もいたと思います。
会場に着いたものの、大都会の大きな舞台、他県の大人数の生徒たちの迫力。全てに圧倒され、到着したばかりの初日のリハーサルはすべてが全く上手くいかず、焦りや怒りを皆が感じ全国大会とは、このようなものなのだなと思い知らされました。他県の学校は地方大会から勝ち抜いてきて全国大会をつかみ取ってきたのですから、礼儀作法や挨拶も徹底していました。
しかし、落ち込んでばかりではいられません。自然に3年生が中心となり、自ら反省点を出し合い、解決策を見つけ出し、練習を各々はじめました。皆さんと関わり始めて3年目、これほど真剣に意見を出し合う姿は初めて見ました。
直前に都合で参加できなくなったメンバーがいたパートは、本番までの3日間で振りも立ち位置も覚え直さなくてはならず、本当に苦労したと思います。集中力って凄いんだなと本番中、舞台の袖から皆の様子を見ていました。
リハーサルとは全く違う立派な発表となり、終了した後の皆さんのやり切った笑顔はとても素敵でした。東京から戻るバスの中で誰かの「もうちょっと早くから郷土芸能同好会に入っておけば良かったな」という声が聞こえ、心の中でありがとうねと何度もつぶやきました。
今回、自分たちだけでは絶対に全国大会の舞台に立つことはできませんでした。クラウドファンディング等で寄付をしてくださった方々、応援に来てくださった方々。不安を抱えながらもコロナ禍の都会へお子様を4日間も送り出してくださった保護者の皆様。すべての方々に感謝します。
(8月26日(金)3学年通信 郷土芸能同好会顧問寄稿)