職員ブログ「TEAM anan」

3年福祉コース 校外研修

2022年12月5日 12時02分 [Natu]
職員ブログ

12月1日に3年福祉コースで校外研修を行いました。
福祉に係る様々な産業に触れる機会として実施しています。
今回は、愛知県の松本義肢製作所・愛知県赤十字血液センター/東海北陸ブロック血液センターを訪問しました。

松本義肢製作所では、事故や病気によって四肢を失った方への義肢や機能訓練のための装具を中心に制作されています。また、車いすやヘッドギアなども制作しています。
義肢装具士という資格を持った方から見た身体障がいがある方が置かれている生活の実態についてもお話をいただき、有意義な時間となりました。
義指(指のみの義肢)の制作過程では、指の表情(色やしわ)を反対の指で忠実に再現していると聞き、技術の発展を感じました。
生徒は他にもスポーツ用の義肢を見たり、疑似体験できる義足・多様な車いすを体験して、新鮮な感覚を得ていました。

   

血液センターでは、普段ショッピングセンターで見かける献血車両も含め献血の概要について説明を受けました。
献血は16歳から行える方法もありますが、多くが18歳以上からで、18歳=成人と同時に献血というボランティア方法についても話を聞きました。現在の医療では安全な血液は作ることが難しく、日持ちがしない現状を聞き、改めて献血の重要性を感じました。
センターの見学では、実際の血液や輸血できるように製剤する過程を見させていただきました。
不思議な気持ちになると同時に人の生命・生活につながる大切な事業だと実感できました。

福祉の学習は人の生活を支えるための知識・技術を学校で学ぶのはもちろん、現場を通じて実態を知る実習や研修も取り入れています。

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