学年通信「New Frontier」最終号より
2022年3月2日 17時00分 [kyoto]本日は卒業式。最後の学年通信を掲載します。
ご卒業おめでとうございます
(令和4年3月2日(水)第71回卒業式)
3月の声を聴くとなぜかもうすぐ春を感じ、気持ちが明るくなり新しい活動の始まりを予感します。
3年間はあっという間かもしれませんがたくさん学び、たくさん出会い、たくさん遊び成長できた3年間でした。進路活動では就職・進学それぞれの道に挑戦し、新しく目指すものが決定しました。学年集会での自分の進路について全員の前で決意や夢を話すことができ成長を感じるとともに、進路に対する真剣な思いを聞くことができ、感動するばかりでした。自分の決意を忘れずにそして仲間のこれからを想像することは、自らの力となっていくことでしょう。また、コロナ禍で我慢するだけではなく、行事や生徒会、部活動の新しい工夫や考え方が生まれ実行してきました。これら高校生活の活動を自信につなげ新しい挑戦をさらにしていくことを願います。
永えに地域のシンボルたれ
この学校目標は皆さんの心の中に刻まれましたか。阿南高校で過ごした一員としての自信と自覚をもってこれからは行動です。一人ひとり、それそれの人生を歩んでいきます。それぞれの地域で、それぞれの目標をもって前進してください。
私の高校時代の個人目標は「今この瞬間を頑張らずにいつがんばる」でした。その通りにできることもあればできないことも多くありましたが、いつも心の中にあり前に進む力になっていました。就職後は社会人としての楽しさより目の前のことが精一杯で生活していたことを思い出します。社会人となることは仕事と生活の両方があります。楽しみ方も内容も違うので切り替えると意外と両立できます。体力的には厳しいことも多くありました。いろいろな人と出会い、新しい家族ができることで見える世界がどんどん広がりました。世の中はとても広く、広すぎてなかなかやることの終わりが見えてきません。これは楽しみでもあります。働きながら考えたこと「今この瞬間を頑張らずにいつがんばる」+続けること。毎日少しずつでも続けること。好きなことも大変なことも決めたことを続けること。うまくいくことばかりではありませんがそこには必ず「こうすればよかった。もっとやればよかった。失敗だ。どうしてうまくいかない。」など反省することが必ずありました。私にはこれが次への力となり、前に進むことができ現在に至っています。「継続は力なり」を思い描いています。人の一生は短いかもしれませんが、長い道のりでもあり、自分だけでなく周りの人とかかわり、助け合うことで喜びあり、ハラハラドキドキあり、涙あり、楽しさありと思います。さて、皆さんの新しい門出の向こうにどのような世界があり、どのような景色が見えるのかとことん見続けて、家族に、周囲の仲間に伝えることも大切にしてください。夢や目標を。
・・・4月から成人・・・
自立することと重なります。家族の一員、社会の一員として自ら考え行動すること。自分だけの身勝手な行動ではなく、家族とともに、仲間とともに考え自ら行動すること。できることも多くなりますが、相談したり、頼ったりしてみてください。1人ではできなかったことができるようになることも。
・・・最後に・・・
皆さんとの多くの思い出をありがとう。皆さんとの出会いをありがとう。元気なエネルギーをありがとう。皆さんの思いやりをありがとう。そして家族の皆さんへ卒業の思いを言葉で・手紙で伝えよう。食事・睡眠・運動・人とのかかわりを大切に心身ともに健康であることを願い、皆さんの活躍を楽しみにしています。