今朝も校門に立ちながら、生徒の皆さんの「あけましておめでとうございます」や「おはようございます」という声と、久しぶりの笑顔に触れ、学校にまた温かな空気はもちろん、活気も戻ってきたことをうれしく感じました。
皆さん、新年あけましておめでとうございます。 そして、今日から三学期が始まります。
今朝、校門に立って皆さんを迎えながら、一人ひとりの声や笑顔、友達と交わす何気ない会話に、また学校に活気が戻ってきたなと、心が温かくなりました。冬休みは、どんな時間を過ごせたでしょうか。
今年の年末年始は曜日の並びがよく、家族や友人とゆっくり過ごせた人も多かったのではないかと思います。私自身も、家族と過ごす穏やかな時間がありましたし、1月3日には飯田下伊那の「40年度生まれの同窓会」に参加してきました。270名近い還暦仲間が集まり、中にはこの日のためにわざわざ帰郷した人もいました。中学校や高校を卒業して以来、何十年ぶりに再会した友人もいて、懐かしさと嬉しさが入り混じった、本当に温かい時間でした。 人とのつながりが持つ力を、改めて感じた年明けでした。
さて、今年は「午(うま)年」です。
昔から馬は、人の暮らしを支え、力強さやスピードの象徴とされてきました。今日は、この「馬」にまつわる話を通して、皆さんに新しい年のメッセージを送りたいと思います。
まず、「馬」という漢字をよく見ると、しっかりと地面を蹴って走る姿が描かれています。たてがみをなびかせ、風を切って進む馬の姿には、「跳躍」「飛躍」という力強いイメージがあります。
高校生活も同じです。 日々の授業、部活動、家庭での取り組み こうした一つひとつが、皆さんにとっての「地面」です。そこをしっかり蹴ることで、初めて高く跳ぶことができます。 今年は、皆さん一人ひとりが次の学年、あるいは新しい進路に向けて、大きく跳躍する一年にしてほしいと思います。
次に、「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」という中国の故事成語です。
ある老人の馬が逃げてしまい、村人は気の毒がりました。しかしその馬は別の馬を連れて帰り、さらにその出来事が思いがけない幸運につながっていく——そんな話です。
人生には、予想もしない出来事が起こります。 進路、試験、部活動、友人関係……ときにはうまくいかないこともあるでしょう。でも、その出来事が後になって「実は大切な転機だった」と気づくことがあります。 だからこそ、結果に一喜一憂しすぎず、馬のように前へ進み続けるしなやかな強さ、そして、困難やストレスに直面した際のしなやかさ、立ち直り回復する力を育ててほしいと思います。
もう一つ紹介したいのが「駿馬(しゅんめ)」という言葉です。 駿馬とは、優れた力を持つ名馬のことです。 皆さんも同じです。自分ではまだ気づいていないだけで、心の中に眠っている力や可能性が必ずあります。 三学期は、その力を自分で見つけ、磨き始めるのにぴったりの時期です。
三年生は、それぞれの進路へと駆け出す準備を整える時期。 二年生・一年生は、この一年の学びや経験を踏まえて、次のステージへ跳び立つ助走の時期です。どうか、馬のようにしっかりと地を蹴り、まっすぐに、そして軽やかに走り抜けてください。 周りの仲間や先生方、家族の支えを受けながら、自分の力を信じて前へ進んでほしいと思います。
この午年 2026年が、皆さんにとって 「躍動」と「飛躍」に満ちた一年となることを、心から願っています。