2025年度2学期終業式
2025年12月26日 16時12分皆さん、こんにちは。
今日で、密度の濃かった2学期が締めくくりを迎えます。まずは、この長い学期を走り抜けた皆さんに、心から「お疲れ様」と伝えたいと思います。
今学期、地域の伝統文化を支える一員として活躍してくれたことを、とても誇りに思います。
1学期の終業式では、7月の大阪・関西万博で、本校の生徒が「遠山郷の霜月まつり」を堂々と披露したことを紹介しましたね。そして今月(12月)からは、本物の霜月まつりが始まっています。南信州の木沢神社、熊野神社の霜月まつりに、同じ生徒が地元の皆さんとともに出演したと聞いています。
11月1日の郷土芸能鑑賞会では、下條歌舞伎の舞台にも、本校生が大人の方々と肩を並べて出演しました。普段なかなか見ることのない歌舞伎を、間近に鑑賞する機会にもなりました。
学校の垣根を越えて協力し、南信州の文化を次の世代へつなぐ姿に、皆さんの成長を感じました。地域の伝統をつないでくれたことに、大きな拍手を送りたいと思います。
スポーツの世界でも、嬉しい知らせがありました。大リーグでは大谷選手、山本選手の活躍が日本中の注目を集め、私たちに元気と感動を届けてくれました。
そして先週の全国高校駅伝では、長野東高校女子チームが、公立校として史上初の2連覇を達成しました。監督の横打先生は、かつて阿南高校で私と共に生徒を支えた仲間です。「挑戦」と「感謝」を大切にする姿勢が、今も受け継がれていることを誇りに思います。
そして阿南高校でも、大切な「襷」が渡されています。旧生徒会長の西本さん、3年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
新生徒会長の齋藤さんを中心とした新体制は、すでに次の阿南高校をどうつくるか、話し合いを進めています。伝統を大切にしながら、新しい挑戦を期待しています。
ここで、皆さんに一つだけお願いがあります。
毎日多くの生徒が利用しているJR飯田線・温田駅の木造駅舎が、老朽化と耐震のため、近いうちに建て替えられる方針です。昭和10年から地域を見守ってきた駅舎が姿を変える前に、阿南高校生として何かできることはないか、少しだけ心に留めておいてほしいと思います。
駅舎の清掃、ゴミ拾い、写真に残す、歴史を調べる、探究につなげる。皆さんの小さな行動が、地域の記憶を未来へつなぐ力になります。
世界ではAIなどの技術が進化していますが、霜月まつりの空気や、駅伝の襷に込められた想いを感じ取るのは、皆さん自身の「心」です。実体験から学ぶ力を、これからも大切にしてください。
明日から冬休みです。3年生、進路に挑む人も、新しい準備を始める人も、それぞれの冬を大切に過ごしてください。また、1月28日の学習成果発表会に向けて、皆さんの探究成果を楽しみにしています。1・2年生は、今年度のまとめと来年度の進級準備を進めてください。阿南高校の次の一年をつくるのは、皆さん一人ひとりです。
年が明けると干支は「午(うま)」です。馬のように力強く前へ進む3学期になることを願っています。
寒さが厳しくなります。どうか健康に気をつけて過ごしてください。1月6日の朝校門で、そして始業式で、皆さんの元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。