阿南の未来を拓く、探究者たち 〜地域探究Ⅱ 発表会〜
2025年12月26日 14時31分本日の2・3時間目、3年生「地域探究コース」の集大成となる発表会を開催しました。 阿南町をはじめとする南信州の自然や文化をフィールドに、生徒自らが問いを立て、歩き、考え抜いた成果を、代表4名が披露してくれました。本日はゲストとして、地域連携コーディネーターで町議会議員でもある尾崎さん、そして同じく町議の小澤さんにもご参加いただき、地域の先輩としての温かい視点からアドバイスを頂戴しました。(ありがとうございました。)
◆免許を取得し、命の最前線へ 「動物の毛皮、骨格標本を作る」
トップバッターは、この探究のために自ら狩猟免許を取得し、猟友会にも入会したという驚くべき行動力の持ち主です。道路で命を落としたハクビシンの毛皮作りにおける「失敗」も、包み隠さず報告してくれました。
現在は校舎周辺にも現れるイノシシをターゲットに準備を進めているとのこと。「一狩り行こうぜ!」という言葉の裏にある、命への深い敬意を感じました。
◆千年の歴史を次代へつなぐ 「郷土の復興と発展(霜月祭り)」
続く生徒は、自身の住む遠山郷の「霜月祭り」を探究しました。 自ら保存会に所属し、この12月にも実際に出演した彼。神社によるスタイルの違いや、ジブリ映画『千と千隠し』のヒントになったという話しを、実体験に基づき堂々と語りました。
◆描くことで自分を再発見「阿南をテーマに漫画を作ってみた」
「絵を描くこと以外で私に何が残る?」という問いから探究をスタート。本格的な漫画制作のプロセスを解説しながら、自身の就職活動をテーマにした作品などを紹介。
◆ 「田舎で表現力の高い演奏ができるようになるためには?」
最後は、3年間吹奏楽部で活動し、最後は部員一人という環境で音楽に向き合い続けた生徒です。大会での「田舎くさい」という評価を原動力に、県内の入賞数分析や、多くの顧問の先生へのインタビューを敢行。これからも「最高の演奏」を追い求めていってほしいと思います。
発表した4名に共通していたのは、「自分自身の興味や悩みを、自身や地域というフィールドを舞台に、行動で答えを出そうとした」ことです。「地域探究」は、単なる調べ学習ではありません。正解のない問いに向き合い、自ら未来を切り拓く力を育む場です。
指導にあたった先生方、そして温かく見守ってくださる地域の皆さまに、心より感謝申し上げます。
地域連携コーディネーター・尾崎さんによる講評